ドット・バレット
…ただいま
ランス・クラウン
あぁ、遅かったな
ドット・バレット
ちょっと話が長くなっちまってな
ランス・クラウン
…そうか、ドット、俺に何か隠し事してないか?
ドット・バレット
ッ…して…ない…気のせいじゃねえか…?
やべえ…バレたか…?
ランス・クラウン
…そうか
ドット・バレット
おう…
セーフ…か…?一応本人にはバレないようにしたほうが良い…よな…?
ドット・バレット
じゃあ俺風呂入ってくるわ
ランス・クラウン
あぁ
ガチャッ(お風呂に行った音)
ランス・クラウン
…やっぱりあいつ何か隠しているな
ドット・バレット
ランスにバレてねえ…よな…?
ドット・バレット
はぁ…なんで俺あいつの愛の重さや色々なこと知ってるのにあいつのこと信じきれないんだろ…
ドット・バレット
やっぱ昔のことが原因か?
俺は昔自戒人(イーラ・クロイツ)だからって沢山嫌なことを言われたり、やられたりされてきた
その都度に姉ちゃんに助けてもらってたな…
俺はそんな弱い自分が大嫌いだった、だから強くなろうと思った
けど結局今も昔のことにとらわれてるんだな…
ドット・バレット
俺情けねえな…ポロポロッ
ドット・バレット
ランスのこと信じたいのに…信じきれない…本当にこんな自分大嫌いだ…
俺が自戒人(イーラ・クロイツ)じゃなかったらもっと沢山の友達ができたのかな、もっと普通に暮らせたのかな…
ドット・バレット
いや…今の俺がいるからマッシュや、フィン、レモンちゃん…そしてランスや沢山の人と出会えたんだ…こんなことを考えるのはやめよ…
ドット・バレット
そろそろ出るか…
ランス・クラウン
出たか
ドット・バレット
…おう
ランス・クラウン
じゃあ早く寝るぞ、明日も学校なんだから
ドット・バレット
てめえにそんなこと言われなくても分かってるわ!!
ランス・クラウン
夜なんだから静かにしろ
ドット・バレット
あ゛ぁ?先に喧嘩売ってきたのはスカシピアスじゃねえか
ランス・クラウン
売ってない、とりあえず寝るぞ
ドット・バレット
分かってるわ!!
ボフッ(ベッドに寝っ転がった音)
ちゃんといつも通りにできてただろうか…いや、きっと大丈夫だ…
ランス・クラウン
…おやすみ
ドット・バレット
ッ…!おう、おやすみ
あぁ…、あれ(ランスくんが女の子と仲良いこと)が気のせいだったら良いんだけどな…
ずっとこの時間が続けば良いのに…
続きは4話目に書きます!