〇〇
だざいさーん!
太宰
ん?
太宰
あー君か
〇〇
置いていかないでくださいよ!!
太宰
ごめんごめん
片目に包帯を巻き、黒のスーツにジャケットを羽織る最年少幹部
太宰
今日は君と任務が同じか
〇〇
はい。宜しくお願いします!
太宰
じゃー今日はいい日だ!
〇〇
ん?何故です?
太宰
決まってるだろ〜今日はあの小さいのと任務が同じではないからだよ〜
〇〇
中也さんですか?
太宰
そうさ
太宰
中也って、僕の作戦は聞かないで、正面突破大好きだからね〜
太宰
弾丸の雨でいつかは死んじゃうよ〜
〇〇
太宰さんは自殺願望しているのでは?
〇〇
死んでは嫌なのですか?
太宰
嫌というわけじゃない
太宰
けど、最近死ねない理由ができた
〇〇
?
柔らかいほほ笑みを浮かべる
太宰
大切な人ができたんだ
〇〇
大切な人…
太宰
あぁ、
太宰
小さいくせに、よく食べるし、よく騒ぐし、よく口喧嘩もする…
〇〇
はい
太宰
そんなやつだけど
太宰
本当は部下思いで、誰よりも相手の行動を見ている。そして、あの異能力者。あれは強すぎだ
太宰
私にとって大切な人なんだよ
〇〇
…
太宰
あ、
〇〇
いいお話を聞かせてもらいました。
太宰
え、あ、
〇〇
大切な人…ちゃんと守れるといいですね
太宰
あ、ありがとう…
少し照れくさそうにしている太宰さん。 きっと大切な人は…
〇〇
ふふっ
太宰
な、なんだい?
〇〇
いえ、
太宰
?
太宰
まぁいい。任務の時間だ