テラーノベル
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ぬし
元貴
ぬし
元貴
涼架
ーーピロン
静かな部屋に、スマホの通知音だけが響いた
元貴
ベッドの上で横になったまま、元貴は眉をひそめる
画面を見る前から、それが何の通知か分かっていた
元貴
手を伸ばそうとして、止める
元貴
スマホは伏せられたまま、また小さく震えた
ピロン
元貴
元貴は布団を強く握りしめ、顔を埋める
元貴
声はかすれて、ほとんど音にならない
元貴
息を吸うのも苦しくて、胸を押さえる
元貴
部屋は昼なのに暗く、時間の感覚も曖昧だった
別の日
滉斗
涼架
滉斗
涼架
若井はスマホを机に置き、髪をかきあげた
滉斗
涼架
滉斗
りょうちゃんは少し黙ってから、低い声で言った
涼架
滉斗
涼架
滉斗
2人は迷わなかった
元貴の家の前
滉斗
涼架
滉斗
インターホンを押しても反応はない
涼架
滉斗
滉斗
涼架
部屋を見渡すが、どこにも姿がない
滉斗
涼架
扉に手をかける
その瞬間
元貴
中から、かすれた叫び声がした
滉斗
涼架
扉が開くと、そこには服に囲まれてしゃがみ込む元貴がいた
元貴
反射的に、元貴は腕を抱え込むようにして袖を引く
滉斗
涼架
元貴
立ち上がろうとしてよろけ、服を掴んで暴れる
元貴
滉斗
涼架
元貴
若井は一瞬、元貴の袖の奥に見えた白い布の端に目を留め、言葉を飲み込んだ
滉斗
涼架
元貴
滉斗
涼架
元貴
滉斗
涼架
元貴の唇が震え、視線が落ちる
元貴
涼架
元貴は何も答えられず、ただ首を振った
若井がそっと近づき、元貴を抱きしめた
元貴
りょうちゃんも反対側から支える
涼架
元貴
滉斗
元貴
声が崩れ、元貴はとうとう泣き出した
元貴
言葉にならず、
涼架
その一言で、元貴は声を上げて泣いた
元貴
滉斗
涼架
元貴は袖を握りしめたまま、何度も、何度も泣いた
部屋の隅で、スマホが静かに光る
ーーー未読の通知
でも、今は、誰かの腕の中だった
ぬし
ぬし
元貴
元貴
ぬし
ぬし
コメント
2件
ありがとです(((o(*゚▽゚*)o)))