テラーノベル
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少女は生まれた頃から気配を消すのがうまかった。
よく人に近づいては驚かせていた。
そんな彼女を親は面白い子だと好んだ。
小学校に上がってから足音も消せるようになった
生徒A
生徒B
だが、次第に周りはそれを気味悪がった。
生徒A
生徒B
ちらちらとこちらを嫌そうな目で見つめてくる。
その時は少し傷ついたが、まだ自分の強みだと言える気力は残っていた
中学に上がった。
だが身長は小学生のそれだった
それを彼女はコンプレックスに思った。
周りの身長は大きく、よく間違われた
そしてそのまま中学を卒業した。
高校になってもあまり身長は変わらなかった
大人になっても彼女は差別された
男性A
男性A
彼女は静かな怒りを覚えた
なぜ自分はこんなにも身長が伸びないのだろうか。
なぜ身長だけでこれだけに差別されるのだろうか
そんな疑問が日々脳内に漂った
ある時彼女は思った。
この世に「生まれ変わる」と言う概念が存在するとしたら?
もしそんな概念が存在するのなら、彼女は「生まれ変わる」方を選択するだろう
そんな願望を抱いた彼女は__
自殺をしてしまった
ただ自身の身長のためにこの世を去った彼女
生まれ変わりは本当に存在するのだろうか
その真偽は誰にもわからない
もしそんな概念が存在するのなら
もっと大人相応の身長で、自分らしく生きていることを願う
コメント
2件
桜夢さんだー!辛いな…