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紫倉 紫
81
ラムネ
25
莉央
湊は、スマホの画面を見たまま黙っていた。
莉央
湊
莉央
湊
その答えを聞いた瞬間、胸の奥がズキッと痛んだ。
どうして?
ただの友達なのに。
ただのメッセージなのに。
どうして、こんなに嫌なんだろう。
莉央
湊は驚いたように俺を見た。
湊
莉央
湊
莉央
湊
しばらく、雨の音だけが聞こえた。
莉央
湊
莉央
湊
その言葉を聞いて、胸が苦しくなった。
莉央
湊は黙った。
その沈黙が、答えのように思えた。
莉央
湊
莉央
私は傘から出た。
雨が制服を濡らしていく。
それでも、湊の隣にいるよりはましだった。
湊
呼ばれた。
でも、振り返れなかった。
今振り返ったら。
きっと、泣いてしまうから。
次の日。
湊は学校に来なかった。
莉央
朝から、何度もスマホを見た。
でも、湊からの連絡はない。
昼休みになっても。
放課後になっても。
湊はいなかった。
私は気づけば、駅前に来ていた。
湊がいつも帰る道。
いつも一緒に歩いた道。
そこに、湊がいた。
莉央
湊が振り返った。
湊
莉央
湊
莉央
湊
莉央
言葉が詰まった。
莉央
湊は黙って俺を見た。
莉央
湊
莉央
湊
莉央
ずっと、分からなかった。
湊が隣にいることが当たり前だった。
湊が私を見ていることが当たり前だった。
だから、失いそうになって初めて気づいた。
莉央
湊
莉央は、湊の目を見た。
莉央
時間が止まった。
湊
莉央
湊は何も言わなかった。
莉央
莉央
莉央
湊の目が、少しだけ揺れた。
湊
莉央
湊
莉央
その言葉を聞いた瞬間。
湊は、下を向いた。
そして、小さく笑った。
湊
莉央
湊
俺は、ずっと莉央の後ろを歩いていた。
莉央が振り返ることなんてないと思っていた。
俺の気持ちに気づくことなんてないと思っていた。
だから、諦めようとした。
離れようとした。
でも。
莉央は振り返った。
そして今。
莉央は俺の隣を歩いている。
莉央
湊
莉央
湊
莉央
湊
莉央
湊
莉央
湊
莉央は頬を膨らませた。
その顔を見て、俺は笑った。
莉央
湊
莉央
湊
莉央
莉央は、俺の手をそっと握った。
莉央
胸の奥が、熱くなった。
湊
莉央
湊
俺たちは、並んで歩いた。
今までずっと、俺は莉央の背中を見ていた。
振り返ってくれる日を、待っていた。
でも、もう待たなくていい。
君はもう、俺の隣にいる。
そして俺は、これからもずっと。
君の隣を歩いていく。
――君が振り返るまで。
コメント
1件
第5話、読み終えたよ〜🌸💕 莉央の「嫌だった」って気持ち、すごく伝わってきて胸がぎゅってなったよ😭 雨の中で一人で帰るシーン、切なすぎて泣きそうだった… でも最後の「隣にいて」で全部報われた気がする! 湊の「ずるいな」もエモすぎて何度も見返した🫶 かんゆさん、最高のキュンと切なさをありがとうございます✨ 続きも楽しみにしてるよ〜!!