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蓮華

(ここは....)

The,男の子って感じの部屋だった

嗅いだことのない落ち着く匂い

何故か湧く安心感

ベットから降り部屋を探索する

ハンガーに掛けられた1つの黒いジャケットが目に入った

蓮華

.......黒石....天音...

タグに書かれていたこの部屋の主と思われる名前

長い間使われていたのだろう 所々色あせていたり汚れが着いていたがシワひとつなく持ち主に大事にされていることがわかる

蓮華

...こいつ、さっきの...

写真立てには5人の男女

そのうちの1人、真ん中にいるのは先程俺と戦った白髪の少女だった

写真に獣人の少年を見つける きっと彼が"黒石天音"なのだろう

ガチャ

天音

あ....

蓮華

っ...!

扉から離れ、腰のベルトに手を伸ばす

そこにあるはずの護身用銃はなかった

蓮華

(..........抜かれたか)

天音

えっと....大丈夫?

天音

その....店長に思いっきり、蹴られたんだよね?

ここに運ばれる前の光景がフラッシュバックする

蓮華

(そうじゃん...俺よく考えたらあいつに股間蹴られて気絶したんじゃん)

天音

.....痛いよね、あれは

蓮華

あぁ...

男どうしだ

玉を蹴られる痛みは嫌という程わかる

天音

もしかしなくともさっき探してたのってさ......これだよね?

手の中に収まるのは俺の腰にあったはずの護身用の銃

やはり抜かれていたようで、黒石天音はその銃のリボルバーに指をかけクルクルと回していた

天音

別に今取り返してもいいよ?

天音

まぁ、その場合体術戦になるけど

蓮華

(体術...ね)

残念だか体術戦であまりいい思い出はない

さっきの光景を思い出したなら尚更だ

天音

ってぇ!

黒石天音の声に意識が浮上する

頭を抑えてうずくまる彼の後ろには、桃色の髪を2つ括りにした少女が立っていた

何馬鹿なこと言ってんのよ

んな事したら店長が怒るでしょ!

天音

にしてもいきなりゲンコツはないじゃん!

店長は大切なお客様としてこの子を扱えって言ってたでしょ

それ破ろうとしたのあんたでしょうが!

"店長"という単語が気になるがどうやら俺の事を取って食おうという気は無いらしい

ひとまず安心だ

天音

....店長なら許してくれるもん

ハイハイそうですねー...と

言い合いが終わりこちらを向く少女

....そんな身構えなくてもいいよw

自分でも気付かぬうちに体に力が入っていた

蓮華

(....ちょい恥ずいな...)

まな

私桐谷まな

まな

多分同い年、よろしくー

結構さっぱりした性格の少女のようだ

天音

ほら2人とも!早く移動するよ!

まな

誰のせいでこうなってるとおもうんだ!

....大丈夫か?これ...

案内されたのはリビング

一応警戒はしたが盗聴器や隠しカメラ類は無いようだった

ん、起きたのー?

先程の少女だ

どっか痛いところなーい?

蓮華

....(コクン

相手の心理を読むためなるべく黙っておこう

促され、手前の1人がけソファに座る

桐谷まなは少女の隣に 黒石天音は少女の隣の1人がけソファに腰掛けた

....自己紹介まだだよね?

レイア

私、レイア

少女"レイア"はそう名乗った 改めて見るとやはり綺麗な少女だ

レイア

ちなみに、みんなが店長って言うのは私の事ね

蓮華

......

レイア

今から沈黙は"肯定"、または"理解した"として受け入れるからそのつもりで

レイア

.....これに見覚えは無い?

彼岸花の掘られた首掛けのペンダント

見覚えのある無いの話では無い

だってこれは...

蓮華

親父...

レイア

やっぱりね

蓮華

....それがなんだってんだよ

レイア

私たちの目的はこのペンダントの持ち主を殺すこと

別に何も不思議なことは無い

母も兄も妹も親兄弟も

全てを殺してまで自分の目的を達成しようとするクソ親父を殺すことは俺の目標だから

蓮華

理由...聞いていいか...?

まな

殺す理由?

完全な興味本位だ

これを聞くくらい別にいいだろう

レイア

お父さんを殺されたのよ

レイア

男手1つで育ててくれた、大好きなお父さんをね

動機は俺と似ていた

蓮華

(...こいつらは息子である俺を殺す事を出汁にしてクソ親父を呼び出そうとしてるのか...?)

レイア

ねぇ、蓮くん

いつの間にか"蓮くん"という愛称を作ったのかは聞かないでおこう

レイア

私たちはマフィアだよね?

レイア

そのマフィア同士の勝負にきみは負けたよね?

嫌な予感がする

ガシッ

天音

ダメだよ〜逃げちゃ

立ち上がろうとした時いつの間にか来ていたのか"黒石天音"が俺の肩を後ろから掴んでいた

レイア

負けた人は勝った人の組、またはグループに入る

レイア

つまり君は今この時を持って仲間になったって訳だよね〜

ゆっくりと近ずいてくる

逃げたい....過去1すんごい逃げたい...

レイア

ようこそ、我が『フリージア』へ

レイア

これからよろしくね、蓮くん

蓮華

......改めて思いだすと、あの勧誘法やべぇよな...

あの後の事、俺は軽く記憶が無い

覚えているのは、とにかく忙しかった事だ

世界一強いと噂され、謎だらけのグループ『フリージア』に飛び入りしたんだから

無名だった俺は瞬く間に狙われる人間になった

しかも、フリージアは表では町一番の花屋だ

仕事を覚えるのにも苦労した

蓮華

はぁ.....

思い出すと未だに心にある思いが出てくる

蓮華

やっぱ俺...あいつら苦手だわ...

レイア以外のメンバー 美緒、天音、琥珀、まな

この4人はクソ親父を殺す、その思いがはっきりと突き刺すように感じる瞬間が多い

でも、レイアは違う

あいつはそこが見えない

感情も表情もほかのメンバーと比べて遥かに豊かだ

でも見えない

感情の底が見えることが無い

俺は元々人付き合いがあまり得意じゃない

だからメンバー...特に店長は苦手

俺がメンバーとしてフリージアにいる事はクソ親父を殺した時に終わる

もしその時が来たのなら俺はフリージアを抜ける時になるだろう

その時が来たら___

ガチャ

レイア

蓮くん、ご飯だよ!

蓮華

....わかった

いつ終わりが来るのか分からない

もし願いが叶うのならば

この心地よい空間にずっと浸っていたい

世界一素敵なお花屋さん

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コメント

1

ユーザー

驚愕だな…今回も神作品 有難う_(..)_

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