歩美
…まあいいや、
歩美
すぐにちーちゃんが手に入っても面白くないし。
菜月
…。
菜月
千秋くんを、
菜月
モノみたいに言わないで…。
歩美
…だって、
歩美
ちーちゃんは歩美のだもん。
菜月
…!
菜月
自分勝手な感情だけで、
菜月
千秋くんを振り回そうとするのはやめてください!
歩美
…。
歩美
じゃあ菜月先生は、
歩美
ちーちゃんの人生を背負うほどの余裕、
歩美
ある?
菜月
…え、
歩美
10もあるんだよ?
歩美
年の差。
菜月
年の差とか、
菜月
社会が許さないとしても、
菜月
私は千秋くんのことが好きです、
菜月
その気持ちだけは誰にも負けません。
歩美
…。
歩美
…ちーちゃんはね、
歩美
アメリカの大学に行くつもりなんてないんだよ。
菜月
…え?
歩美
それって、
歩美
自分の人生を捨ててまで菜月先生を選んだってことだよね。
歩美
…好きなんだとしたら、
歩美
別れるのが1番だと思うんだけど。
菜月
…っ、
菜月
(この子の、)
菜月
(言う通りだ…、)
歩美
…歩美は何年も何年も待ったのに、
歩美
一時的な感情だけで、
歩美
ちーちゃんを振り回すのはやめてくれますか?
歩美
菜月先生。
歩美
これはぜーんぶ、
歩美
ちーちゃんのためなんだよ。
菜月
…?
パリンッ(花瓶を割る)
菜月
…!
菜月
いきなりなにを…!?
ガララッ
千秋
菜月…!
菜月
千秋くん…!
歩美
…ぅ、
千秋
歩美?
千秋
血が…っ、
菜月
すぐに応急処置を…!
歩美
触らないでっ!
菜月
え…?
千秋
何か…、
千秋
あったのか?
歩美
…菜月先生に、
歩美
「ちーちゃんと別れて」って言ったら、
歩美
突然怒鳴られて、
歩美
それで…っ、
歩美
いきなり花瓶を…。
菜月
…っ!
菜月
そんなの嘘よ!
千秋
…歩美、
千秋
嘘…なのか?
歩美
…歩美は、
歩美
2人に幸せになって欲しいと思ってるだけなんだよ?
歩美
…自分で怪我してまで、
歩美
嘘つくわけないじゃん…。
菜月
…!
歩美
…ちーちゃんは、
歩美
信じてくれないの?
千秋
…。
菜月
…とりあえず、
菜月
怪我の手当てするから…っ、
千秋
…ごめん菜月、
千秋
歩美が落ち着くまで出てって。
菜月
…え、
千秋
手当ては俺がするから。
菜月
…でも!
千秋
…。
菜月
…千秋くんは…、
菜月
私のこと、
菜月
信じてくれないんだね。
千秋
…。
千秋
ごめん。
菜月
わかった…、
菜月
…私は職員室に居るから、
菜月
何かあったら呼んでね、
菜月
じゃあ…。
ガララッ(保健室から飛び出す
菜月
(なんで、)
菜月
(なんでよ…。)
菜月
(私のこと好きだって、)
菜月
(私の全部を受け止めてくれるって、)
菜月
(言ったのは千秋くんの方じゃん…。)
菜月
…嘘つき。
#27もお楽しみに






