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アン

……っ痛!

アン

雑に扱うな!

エドガー

黙れ、ここに入ってろ

エドガーによって狭い牢屋に投げ入れられる

アン

エドガーさん、ほんとに覚えてないんですか!?

エドガー

……何がだ?

アン

ウッドさんや私たちの思い出とか──

そして扉は固く閉じられた

アン

エドガーさん……

アン

もう……それにアットを1人にしてしまった

アン

ごめんねアット、私がこんなので…

アン、大丈夫?!

アン

その声はセレナ?(つ﹏<。)

そうだよ、今どこにいるか分かる?

アン

ここは……イェソドの牢屋だよ

アン

真っ暗で何も見えない…

イェソド…わたしはマルクトにいるの、分けられたね…

アン

そうなんだ…あ、でもエドガーさんもイェソドにいるわよ!

わたしだけぼっち!?

とまぁそれは置いといて、ウッドとアットの反応がしないの

アン

そ、そんな……

けどね、ワンチャンの可能性だけどダアトに行けたのかなって

エドガーさんが2人を封鎖の壁を乗り越えてティファレトとケテルのパスにたまたま吹き飛ばしたの

アン

洗脳されてもエドガーさんらしいのは変わってないわね…

うん、だからきっと今頃デウス様に出会ってると思う!

アン

そう祈っておきましょ……

アット

うわぁぁああああああああ!!

アット

落ちたらひとたまりもないんだぁあ

ウッド

いや、永遠に落下とかではないらしいぞ

ウッド

落下地点が見えてきた!

ウッドはアットを掴んだまま見えてきた地面に着地する

アット

どひゃー?!

アット

あ、ありがとうウッドさぁん…

ウッド

気にするな、それよりここは…?

アット

この場所の心当たりがあるよぉ

ウッド

ん、なんだ…?

アット

まず僕たちがあの時にいた場所はケテルとティファレトのパスだったんだよぉ

ウッド

なんでそんなことが言えるんだ?

アット

ビナーとコクマーを繋ぐパスはケテルとティファレトを繋ぐパスの真上にあるんですよぉ

アット

マーガレットさんが言ってたじゃないですか、ビナーとコクマーを繋ぐパスは危ないって

アット

そして、僕たちが落下する時に上からいくつもの土や石などが落ちてきたんですよぉ

ウッド

……てことはさっきまでいたところははビナー、ケテル、コクマー、ティファレトのちょうど真ん中か!

アット

そう、そしてここは情報の通りだとダアトだってことが分かるよぉ

ウッド

よっ!名探偵!

アット

<(*¯꒳¯*)>エッヘン!

ウッド

……ならここにデウス様がいるんだな

ウッド

探しに行こうか

アット

行こいこー!

2人はダアトを歩く、雲の上を歩いているようだった

しばらく歩いたところ

アット

……ん、なんか聞こえるよぉ!

アット

ハープかなぁ?

ウッド

この先に誰かいるのか…?

アット

一応構えておくよぉ

ハープの音色が奏でられる先、美しい神様がいた

アット

〈スクリーム〉!

ウッド

バカ!やめろ!

ウッド

怒りを買ったらどうすんだよ!?

アット

冗談ですよぉウッドさん

アット

僕ちゃんと分かってるからぁ

デウス

そうですわよ、もう、ノリが分かってないのですから…

ウッド

んな事──って

いつの間に!?

デウス

あら、さっきまでここに居ましたわよ

気付かぬうちにデウスがそこにいた

アット

ちょ…うぇええ!?

アット

本物のデウス様!?

デウス

そうよ、正真正銘セフィロトの神デウスですわ

ウッド

自分で言うのかそれ…

デウス

にしてもよくここがダアトだとお分かりで

ウッド

まぁ……ほぼ全ての国を回ってきたからな

デウス

スカアハにダアトの存在を教えてもらい、ゲルーゴンに場所を教えてもらったのね

アット

えっ……どうしてそれをぉ!?

ウッド

それ以外もあるぞ

デウス

えぇ分かってますわ、あなた方がここまで来るのにどんだけ苦労したのかも全てですわ

デウス

ささ、せっかくいらっしゃたのですからどうぞこちらへ

アット

……でも僕たちゆっくりしている暇ないんですよぉ

ウッド

ああ、今セフィロトが──

デウス

崩壊されようとしている、そしてあなた方はそれを止めるためにわたくしに力を求めてきた…でしょ?

ウッド

……ああそうだ

デウス

ご安心くださいませ、ここにお客さんがいらっしゃる時は全ての時間が止まっていますので

アット

さすがデウス様……

デウスはソファーに促し、2人はそれにしたがって座る

デウス

わたくしは全知全能、ですから今の状況も全て分かってますわ

ウッド

それが一番ありがてえ……

デウス

そうですね…本来わたくしはここから出る訳には行かないのですが

デウス

今回は特別に表へ行きましょうか

アット

やったよウッドさん!これで変わるかもですよぉ!

ウッド

ああ、デウス様ありがとうございます!

デウス

良いのよ、わたくしが創り上げた世界が崩壊の危機なんですから

デウスはウッドの方を見て話を続ける

デウス

にしても"王子"、だいぶ姿が変わりましたね

ウッド

……え?

アット

王子……?

デウス

なにか間違ったことでも?

アット

デウス様、勘違いしてない?

ウッド

俺様は王子ではない、現実からやって来た者だ

デウス

……なるほど((ボソッ…

デウス

ごめんなさいね、昔いたネツァクの王子に似ていまして…

ウッド

そんなに似てんの俺!?

デウス

そうですわよ、誰もが認める最強でセレナに恋していたとか

ウッド

へ、王子もそうだったのか?!

アット

両思いだったんだぁ

デウス

けど最近はウッド……さんが気になっているそうですわよ

ウッド

……はぁ!?

アット

やっぱり!僕前々からそんな気がしてたんだぁ

アット

いつか告白されるよウッドさぁん

ウッド

告白ねぇ……

デウス

痛そうな目ですわね…

アット

うん、怪物にやられたのぉ

アット

僕の目を見えるようにしてほしいんだけでできるのぉ?

デウス

できますわよ

デウスがアットの目を軽く触れる

すると徐々に光がそこに執着していく

デウス

……これで見えるようになったわ

ウッド

どうだアット?

アット

アット

すごい、これが君たちが見ていた景色なのぉ!?

アット

とても……綺麗

アットは初めて見る景色に感動し涙を流す

ウッド

っおい…大丈夫か?

アット

大丈夫よぉ(。•́ωก̀。)…グス

アット

ありがとうデウス様!

デウス

いえいえ、治って良かったですわ

ウッド

さてデウス様、これからの動きについて一緒に考えてくれませんか?

デウス

ええもちろん

デウス

囚われいるのがアンとセレナ

デウス

そしてムネーモシュネーによって洗脳されているのがエドガーですね

ウッド

ああそうだ、今から俺たちはみんなを助けに行く!

アット

デウス様、みんながどこにいるのか分かるのぉ?

デウス

ええ、イェソドにアンとエドガー、マルクトにセレナがおられますわ

アット

うわぁ…別々に分かれてるぅ

ウッド

ホドとネツァクからマルクトへ行けるが封鎖されてるから…

ウッド

結局はイェソドからマルクトって感じだな

アット

3人で突っ込むのぉ?

デウス

わたくしにかかれば〈アイン〉で無条件に死に至らしめますわ

アット

こ、怖ぁ……

デウス

悪はもちろん"今は"容赦しませんわよ

ウッド

……ああ!

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