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俺を見ろ #2

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俺を見ろ #2

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2019年07月14日

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次の日。

朝、俺は孝矢と登校して来なかった。

坂上 一真

(なんでこんなにもやもやしてんだ...)

吉川 麻百合

おはよーっ!

木ノ下 孝矢

おはよ

麻百合と孝矢が挨拶を交わす声が聞こえた。

俺は無意識に耳をふさいだ。

麻百合と孝矢が一緒にいるのが、たまらなく嫌なのだ。

吉川 麻百合

おはよ、一真君!

坂上 一真

......

吉川 麻百合

え、無視?

坂上 一真

え?

耳をふさいでいたから気がつかなかった。

麻百合が、俺に挨拶をしていたのだ。

吉川 麻百合

おはよ、一真君

坂上 一真

え?あぁ...

吉川 麻百合

あ、一真って呼んでいい?

坂上 一真

え?

吉川 麻百合

一真って呼ぶね!

坂上 一真

は...?

いま話しただけでも、彼女は随分強引なのが分かった。

吉川 麻百合

ね、ずっと気になってたこと聞いてもいい?

坂上 一真

は?気になってたこと?

吉川 麻百合

一真って、孝矢のこと好きだよね?

フリーズした。

おれが、こうやをすき?

吉川 麻百合

あ、友達としてじゃないよ、
恋愛的に。
likeじゃなくてloveの方ね

ますます意味が分からなくなった。

吉川 麻百合

一真は、孝矢に恋してる...よね?

孝矢に恋?

そんな馬鹿な。

坂上 一真

いや、

吉川 麻百合

見てれば分かるよ~

一真、分かりやすいもん、と麻百合は言った。

そんなはずない。

孝矢に恋なんて、してるわけない。

でも。

今の自分の気持ちに名前を付けるなら、

この言葉がぴったりだなんて思っている自分がいる。

吉川 麻百合

ふふ、やっぱり自覚なかったんだ

そう言って、麻百合は自分の席へと戻っていった。

自覚した。

俺は、孝矢が好きだ。

*続く*

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コメント

1

ユーザー

おぅ、そっち系か笑笑 面白くなりそうですね!!

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