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第5話 - #5○○の情緒

207

2021年10月28日

#SixTONES

はーちゃん

○○

ごちそうさまでしたー

大我

ごちそうさまー

ジェシー

美味しかった〜！

ジェシー

俺皿洗う〜

○○

ありがと〜

○○

大我〜、ギター弾こ〜

大我

お、いいね

ジェシー

○○の歌聴きながら皿洗うなんて最高じゃん！

○○

私ね〜、好きな歌あるの

大我

なに〜？

○○

ちょっと聴いててー

京・ジェ

はーい

○○

〜♪

○○

ただ無邪気に

○○

笑いながら抱きついてくるあなたは

○○

毎日私の帰りを待っててくれた

京・ジェ

…！？

○○

堪えきれず泣き崩れた

○○

あなたをぎゅっと抱き寄せて

○○

一生守っていくとここに誓った

○○

〜♪

パチパチパチ！

ジェシー

すごいじゃん！大我の言う通り、めっちゃ透き通る声！

大我

でしょ！ちなみになんだけど、これはなんて言う歌？

○○

ぷろぽーずっていう曲だよ！

大我

いい曲！

ジェシー

いやぁ、これはあいつらも惚れるね

○○

そんなことないよ！

ジェシー

いーや、間違いない！HAHAHA！

大我

もう一曲歌って！

ジェシー

ENCORE！

○○

えぇ〜。ん〜、暇だしいいよ！

京・ジェ

いぇーい！

○○

何歌おうかな〜

○○

なんかある？歌って欲しい曲

大我

何にする？ジェシー

ジェシー

そうだな〜。やっぱ○○の好きな歌でいいんじゃない？

大我

だね。○○がさっきと同じように1番好きな曲！

○○

音楽聴く時、必ず聞くやつでもいい？

大我

それ聴きたい！

ジェシー

いいじゃん！それ聴かせて！

○○

いいよ〜

○○

〜♪

○○

誰もが立ち止まり見失ってしまうよ

京・ジェ

(これって…)

○○

めぐりめぐる季節の途中で

○○

何色の明日を描きますか

○○

強く強く信じ合えたなら

○○

何色の未来が待っていますか

パチパチパチ！

ジェシー

まさか嵐さんの曲なんてね

大我

びっくりした！え、よく聴いてるの？

○○

うん。あ〜でも、本家知らないんだよね

ジェシー

え？だって今…

○○

インスタで、みんながカバーしてる奴を見つけて、聴いたらすごくいい曲で。みんなが歌ってるのを聴いて覚えたから。そこからよく聴いてるんだ

大我

なるほどねぇ

ジェシー

いいじゃん！

ーガチャー

樹

ただいま〜

北斗

ただいま

慎太郎

ただいま〜

優吾

ただいまー

○○

あ、おかえり〜

京・ジェ

おかえり〜

大我

って、もうそんな時間？

樹

もう、夜だべ？

○○

え！？嘘！？

北斗

なんで嘘つくんだよ笑

樹

3人で何してたの？

○○

3人で、弾き語りし合った！

優吾

え！？

北斗

○○弾き語りできるの！？

○○

うん！

大我

今日みんなに披露するんだよねー！

○○

大我が勝手に決めたんじゃん！笑

ジェシー

○○も、乗り気だったじゃん！myギター取りに行って、大我に調弦までしてもらってさ！

○○

そうだけどさー？

樹

ちょ、ちょっと待って。取りに行ったって、どこに？

○○

家だけど？

北斗

1人で？

○○

え？うん。あ、慎太郎に連絡したよ？ね！

慎太郎

うん！来た。ジェシーに○○の住所教えて向かわせた〜

北斗

家の前の白い車は？

○○

パパの！それに乗って帰ってきた！

優吾

誰と誰が？

○○

私とジェシー。もち、私が運転して！

5人

えぇー！？

ジェシー

楽しかったねー！

○○

うん！

ジェシー

○○すっごく運転上手いのよ！

樹

いいな〜。俺らも乗りたーい

○○

機会があればね

北斗

ご飯の準備するから、みんな荷物置いておいで

慎太郎

はーい

優吾

わかったー

樹

ういー

大我

俺らは何しよっか

ジェシー

もう1回歌おうよ笑

○○

いいじゃん！

大我

喉大丈夫？

○○

全然平気！

ジェシー

嘘！あんなに歌ったのに？

北斗

何時間歌ったんだよ笑

○○

え〜？…ざっと5時間ぐらい？

北斗

まじかよ笑

樹

え、○○歌うの？

慎太郎

聴きた〜い！

優吾

俺も〜

○○

わかったわかった！北斗も作業しながら聴いてて！

北斗

ん。

○○

〜♪

○○

〜♪

○○

凍えそうだよ

○○

寂しさ嘆いても

4人

！？

北斗

(まじかよ…)

樹

(やば）

○○

大好きで大嫌いなあなたはもういない

慎太郎

(○○…。楽しそう)

優吾

(え、俺より上手いんじゃね？)

○○

巻き戻して

○○

あの日に戻れるのなら

○○

伝えたいけど

○○

今はもう遅いかな

パチパチパチ！

慎太郎

すげぇじゃん！

樹

いや、俺らより上手いわ

北斗

ギターも上手いな

優吾

透き通る声だな

ジェシー

ほらね！みんな惚れたでしょ？

大我

笑笑

○○

(ﾆｺｯ！)

6人

！？

慎太郎

笑った…

樹

え、今…え？

大我

破壊力やば…

ジェシー

俺ら、こんな天使と住んでんの？

優吾

まじやばいって

○○

み、みんな…？

北斗

○○、大丈夫

北斗

みんな、○○の超絶可愛い笑顔にやられただけだから

樹

北斗！サラッと言うなよ！

○○

…

北斗

○○が困ってるから、説明しただけだよ

北斗

ほーら、冷めないうちに食べるよ

○○

いただきます！

6人

いただきます！

○○

あ、樹。

樹

んぁ？

○○

散歩行きたいから、ついてきてくれない？

樹

ん〜。外出たくないな〜

○○

じゃあいいや。慎太郎、ついてきて

慎太郎

…

慎太郎

いいよ

樹

ねぇ、ごめん！嘘だって！

○○

樹？うるさい

北斗

どんまい、樹

樹

…

ジェシー

でも、珍しいね。こんな時間に散歩なんて。

○○

ちょっと、夜風に当たりたくて

北斗

(なるほど。慎太郎が言ってた塩対応はこれか)

北斗

樹…((ﾎﾞｿｯ

樹

ん？

北斗

○○が対応冷たい時は、どんな時？

樹

何かを抱えてる時だべ？

北斗

そう。それが今なんだよ

北斗

相手を慎太郎に変えたのは、何かを話したいからなんじゃねぇの？ほら、慎太郎も気づいてる

樹

確かに。

優吾

なになに、何の話？

○○

ごちそうさまでした

慎太郎

○○上着は？

○○

いらない

慎太郎

わかった。行こっか

慎太郎

ちょっと行ってくるわ

北斗

ん。

優吾

気をつけろよー

ーガチャー

ーパタンー

優吾

それで、なんの話してたの？

北斗

○○が急に冷たくなったろ？対応が

優吾

うん

ジェシー

俺もびっくりした。

大我

俺も。楽しそうに歌ってたもんな

北斗

樹にも言ったんだけど、慎太郎が言ってた塩対応ってこういうことだと思う。

北斗

○○は、元気だけど、急に冷たくなる。おそらく、○○の中にまだ抱えてることがあるんだよ。

ジェシー

そういえば、前泣いてた時もこんくらいの時間だった

樹

それ本当？

ジェシー

え？あぁ、うん

大我

この時間になると、何か思い出すのかな

スタスタ…

○○

…

慎太郎

…

○○

…

慎太郎

…(ﾁﾗ

○○

…ｸﾞｽｯ

○○

…ｸﾞｽｯ

慎太郎

(○○…)

慎太郎

…(ﾖｼﾖｼ

慎太郎

大丈夫。大丈夫だよ

慎太郎

お、

北斗

○○泣いてる？

慎太郎

うん

慎太郎

家出て、少ししたら泣き始めた

慎太郎

今も泣いてる

北斗

そうか

北斗

俺行こうか？

慎太郎

お願い

慎太郎

小さい頃から、○○のそばにずっと居たけど、

慎太郎

やっぱり、○○の涙見るのつらい。

慎太郎

○○を縛ってる何かがまだあるんだと思うと…。俺はどうしたらいいかわかんない

北斗

ん。

北斗

今どこ？

慎太郎

家出て、左曲がって、ずっと真っ直ぐ行って、右手にベンチある。そこに座ってる

北斗

了解

北斗

俺、ちょっと行ってくるわ

ジェシー

どこに？

北斗

○○、ずっと泣いてるらしくて。

優吾

慎太郎は？

北斗

あいつ、笑った○○の顔みてるから、涙見るのがつらいらしい。後、どうすればいいかのかわからんって

優吾

そっか。北斗が行けば、○○も安心だろうし。任せるよ

北斗

ん。京本、樹よろしく

大我

わかった

ーガチャー

ーパタンー

大我

樹

…

大我

○○は、樹と一緒に行きたかったのは本当だと思うよ。樹に話を聞いて欲しかったんだと思う。

大我

でも、樹は断った。だからといって、樹は悪くない。俺だって、外出たくないもん

大我

だけどさ、あんなことがあってから、まだ数日しか経ってないの。○○の傷は何日経っても癒えるものではないと思う。大好きだったママに、叩かれ蹴られ暴言吐かれ。大好きでずっと守ってくれてたパパも亡くなった

大我

○○の家族はもう居ないの。俺らが家族になってあげなきゃ。○○を、○○の笑顔を守るって決めたんでしょ？

樹

うん…

大我

だったら、○○が傷つかない言い方を一緒に勉強しよ？だからといって、甘やかし続けるのも良くない。特に樹は言い方きつい時もある。俺たちだって、言い方きつい時ある。だから、○○を傷つけてしまう時もあるかもしれない。というか、そんな日は来て欲しくなくても来るから。必ず

大我

そんな日が来た時は、俺たちから謝るの。○○は暴言を吐かれ慣れてるから過呼吸起こしちゃうかもしれない。だから、俺たちが謝るの。悪いのが○○の方だったとしても

大我

○○は人とコミュニケーションを取りなれてないし、俺らとも出会って数日。これからだよ。みんなで一緒に、○○と仲良くなっていこう？

樹

うん。ごめん、ごめん…

樹

きょも、ありがとう

大我

どういたしまして。

ジェシー

こーち

優吾

ん？

ジェシー

大我ってやっぱ先輩だな。空気がこうなった時や、樹がこうなった時、すげぇ頼りになる。

優吾

だな

慎太郎

あ、来た。

北斗

悪ぃ。待たせた

慎太郎

いや。来てくれて助かる

○○

…ｸﾞｽｯ

北斗

ずっとこんな感じ？

慎太郎

うん。

○○

…ｸﾞｽｯ

北斗

○○？俺だよ？北斗

○○

ほ、くと…？

北斗

うん

慎太郎

喋った

○○

しん、たろう…ｸﾞｽｯ

慎太郎

どした？

○○

あり、がと

○○

何も言わず、そばに、いてくれて

慎太郎

…ｯ

慎太郎

ごめん。何もしてあげられなくて。

○○

…(ﾌﾘﾌﾘ

○○

そばにいてくれるだけで、いい

○○

何も、しなくて、いい

北斗

だってよ。良かったじゃん

慎太郎

うん。安心した

北斗

○○、家に帰って話そ？風邪ひいちゃうから

○○

…(ｺｸｯ

北斗

ん。いい子

北斗

じゃあ、行こっか

ーガチャー

ジェシー

帰ってきた

北斗

ただいま。樹は？

ジェシー

大我が

北斗

そっか。ありがと、京本

大我

ん。

○○

…ｸﾞｽｯ

北斗

とりあえず、上行くわ

北斗

慎太郎、ここにいな？

慎太郎

うん。

北斗

悪ぃ、京本。度々で申し訳ないんだけど、慎太郎の話聞いてやって

大我

わかった

北斗

○○？行こっか

○○

…(ｺｸｯ

タッタッタッ…

大我

慎太郎、どした？

慎太郎

俺、○○の幼なじみ失格かもしんない

大我

どゆこと？

慎太郎

○○が、外行こって言った時、すぐに察したんだ。でも、いざ外に出てみると、案の定、○○泣き出してさ

慎太郎

俺、頭撫でることしか出来なくて…。○○は、そばにいてくれるだけでいいって言ってくれたんだけど、

慎太郎

俺は、そばにいるだけは嫌なんだよ。頼れる幼なじみで在りたいのに…。なんにも声掛けれなくて、結局北斗に頼って。

慎太郎

北斗はすごいよ…。北斗が○○に声掛けたら、○○反応するんだ。泣いてても。帰ってくる時も、北斗の一言で帰ってきたし。

大我

俺は、そんなことないと思うな。

慎太郎

え…？

大我

○○が外行こって言った時、慎太郎が察してなくて断ったら、それこそ、○○はひとりで泣いてたかもしれない。
○○の心壊れかけてたかもしれない。苦しさと、頼りたくてもどうやって声掛けたらいいか分からないつらさから。

大我

だから、あの時察してくれた慎太郎に、少なくとも○○の心は救われてる。

慎太郎

…

大我

それに、慎太郎の声に反応しなくて、北斗の声に反応するのは、慎太郎のこと信用しきってるからだと思う

大我

慎太郎と○○は幼なじみで、○○の親のことも○○のくせとかも全部知ってる慎太郎だから、あえて話さないんだと思う。多分だけど、○○が抱えてるのは、親のことだと思う。

大我

北斗に話すのは、北斗だからじゃないかな？俺らには話してくれないから。

大我

北斗だから、安心して話せる部分もあるんだと思う。北斗が近くにいると安心するって言ってたんでしょ？

慎太郎

うん。

大我

それだよ。確かに北斗はすごい。出会って数日で、○○が安心する存在になったんだから。でもそれ以上に、慎太郎に沢山助けられてると思う。あの時、慎太郎が○○の様子に気づいて外に行ったから、○○もどこかほっとした部分もあるんだと思う。だから泣いた。そうじゃない？

慎太郎

…

大我

幼なじみの慎太郎だから知ってる、○○の扱い方。扱い方って言っても、○○はものじゃないから。まぁ表現の仕方あれだけど。

大我

それに、慎太郎の前での○○はすごく自然体だよ？

大我

幼なじみのふたりの世界には、俺らメンバーでも入れない。だから、慎太郎は○○の幼なじみ失格なんじゃなくて、○○にとって、最っ高の幼なじみなんじゃないかな

慎太郎

そう、かな

大我

そうだよ！何も言わなくても、そばにいるだけで安心するって。それってほんとにすごいことだよ？慎太郎だからできることだと思う。ていうか、慎太郎にしかできないことだから。もっと自信もっていいと思う！

慎太郎

そっか。そうだよな！

慎太郎

無理して着飾る必要なんかないよな。幼なじみ相手に

大我

そうそう。着飾る方が馬鹿だよ！

慎太郎

ありがとう、きょも

樹

きょもすげぇ。さすが先輩だな。こういう時のきょもってほんと先輩なんだなって実感する。すげぇ頼りになる

優吾

ふはっ笑さっきのジェシーと同じこと言ってる笑

ジェシー

樹の時の大我も、こんな感じだったよ

樹

そうなんだ

ーガチャー

北斗

おいで

○○

…

北斗

ごめんな？俺の部屋で

○○

…(ﾌﾘﾌﾘ

北斗

ジェシーから聞いたんだけどさ、前もさ、この時間帯に泣いたんだって？

○○

おぼ、えてない…

北斗

まぁ、そうだよな

○○

…

北斗

○○はさ、今情緒が不安定な時期なのかもしれないね

○○

…

北斗

今日だって、ジェシーと京本と楽しくギター弾いてたと思ったら、ご飯辺りから機嫌が良くなかったじゃない？

北斗

確かに、あのことがあってから、情緒安定してる方が少し怖いけど。今の○○が普通なんだよ。大好きなパパが亡くなって、大好きだったママも警察に捕まって家族失ったも同然なんだから

○○

…ｸﾞｽｯ

北斗

情緒不安定な時って、すごくつらいのよ。誰かに当たったりものに当たったり。時にはイライラして誰かを傷つけてしまう時だってある。

北斗

でも、俺らはさ、○○に何言われてもいいの。今まで溜めてきたぶん、どんな言葉でも全部受け止める。

○○

…ｸﾞｽｯ…(ﾌﾘﾌﾘ

北斗

…(ﾊﾟｼｯ)

北斗

○○、俺の顔みて、よーく聞いて

○○

…

北斗

俺らは、○○を言葉で傷つけてしまう時が、来て欲しくなくても来てしまうの。その時○○は、ママのこと思い出して、過呼吸起こしてしまうかもしれない。もちろん、そうならないように、全力尽くす

北斗

でもね？○○。甘やかし続けるのも良くないから、きつく言う時ある。それは、○○を思ってのことだからね？そこは勘違いしないで欲しい。

北斗

なんか、話したいことある？

○○

…(ｸﾞｽｯ

北斗

誰かと話したいとか

○○

たい、が…

北斗

京本？京本と話す？

○○

…(ｺｸｯ

北斗

ん。ちょっと待ってな。あ、それか先部屋戻っとく？

○○

…(ｺｸｯ

北斗

ん。呼んでくるわ

ーガチャー

タッタッタッ…

慎太郎

北斗！

樹

北斗！

慎太郎

○○は？

北斗

大丈夫。1度部屋戻るって

慎太郎

そっか。他には何か言ってた？

北斗

京本と話したいって。

大我

俺？

北斗

うん。

ジェシー

大我すげぇ

優吾

大活躍じゃん。

北斗

歴で言えば、京本が1番上だし、こういう時京本頼りになるから。

優吾

皆同じこと言ってるよ笑

北斗

ま、とりあえず、京本行ってあげて

大我

ん。部屋だっけ？

北斗

そ

大我

はーい

タッタッタッ…

ーコンコンー

大我

○○〜。俺〜。入るよー

ーガチャー

大我

○○…

○○

…(ｸﾞｽｯ

大我

…

○○

た、いが…？

大我

思いっきり泣きな。北斗の前でも慎太郎の前でも、思いっきり泣くの、我慢してたんでしょ？

○○

ど、して…

大我

なんでだろ。自分でもよくわかってないけど、○○だからかな

○○

なに、それ…

大我

まぁ、今はいいじゃない。そんなことより、○○がすっきりするまで泣く方が大事。

○○

…ｸﾞｽｯ

○○

ううっ…、う、わぁぁぁ…ﾋｯｸ…！

大我

…(ﾖｼﾖｼ

大我

気の済むまで泣きな？

○○

パ、パパ…。会いたいよ…。うわぁぁぁ…！

○○

…ｸﾞｽｯ…

大我

気が済んだ？

○○

…(ｺｸｯ

大我

じゃあ、北斗と何話したか聞いてもいいかな？

ｰｰｰｰｰｰ

大我

なるほどね。確かに、北斗の言う通り、○○は今情緒不安定な時期なのかもね。

大我

でもさ、不安定だからこそ気づくこととかあると思う。

大我

北斗も言ってたように、俺らは○○に何言われてもその言葉を全部受け止める。○○がそれですっきりするならね？

大我

でも、ずっと暴言ばっか吐いてもダメ。そうなったら、○○は、ママと同じことしてることになる。それは嫌だよね？

○○

…(ｸﾞｽｯ

○○

や、だ…

大我

○○の性格上、誰も傷つけたくないんでしょ？

○○

う、うん…

大我

だったら、1人で抱え込んで口調が荒くなる前に、1人で爆発する前に、誰かに頼ること。

大我

後、北斗の言う通り、みんな口調きつい時あるかもしれない。特に樹とか慎太郎は。でも、みんな、○○のこと大好きだからさ。そこは、○○もわかってあげて？ね？

○○

…(ｺｸｯ

大我

よし。もしさ、さっきみたいに、思いっきり泣きたくても泣けない時は、俺のところおいで？俺の前では、思いっきり声出して泣いていいから。

○○

大我…

大我

ん？

○○

大我、すごく落ち着く…

大我

そー？良かった

○○

慎太郎は、何もしなくてもそばにいるだけで落ち着く。

○○

北斗は、声がすごく落ち着く。低くて、怖い時もあるけど

○○

大我は、それがない。大我に包まれてると、心の底から安心する。大我の腕の中、すごく落ち着くし、安心…する…

大我

○○？

大我

寝ちゃった？

大我

よいしょっと…。おやすみ

樹

なぁ、○○、あんな声出して泣いたことあったか？

北斗

ない

樹

だよな。

樹

きょもすげぇな。俺らだけじゃない、○○までちゃんと心の底から安心させるって

慎太郎

きょもにはそう包容力があるんだろうね。きっと

タッタッタッ…

優吾

大我おかえりー

北斗

ありがと、京本。○○は？

大我

寝たよ

慎太郎

なんか言ってた？

大我

北斗の言う通り、○○は今情緒不安定な時期でさ。○○の性格上、誰も傷つけたくないみたいで。だから言ったんだ。1人で抱え込んで口調が荒くなる前に、1人で抱え込んで爆発する前に、誰かに頼りなって

大我

すぐには治らないかもしれないけど、○○の情緒が安定するまで、いや、安定してからもずっと、○○の言葉すべて受け止めてあげよう

5人

おう。

大我

あ、後

樹

ん？

大我

○○、北斗や慎太郎の前で泣いてたと思うけど、あれも結構我慢してるんだ。聞こえてたと思うけど。

北斗

うん。聞こえてた。初めて聞いたよ。○○が大声で泣いてるの。

大我

うん。パパに会いたいって。

樹

やっぱりパパか…。

ジェシー

そりゃそうでしょうよ。○○を守り続けてきてくれたんだから。

優吾

だな。

大我

思いっきり泣けない時は、俺のところおいでって言っといた。1箇所でも、思いっきり泣ける場所があればいいと思って。

樹

確かにそうだな。

大我

あ、慎太郎。

慎太郎

なに？

大我

○○が、慎太郎は何もしなくてもそばにいるだけで落ち着く。って

慎太郎

○○…

大我

北斗は声がすごく落ち着く。けど低くて怖い時あるって

北斗

そうか。悪かったな。

大我

俺は、俺のハグ落ち着くって。俺の腕の中安心するって言って、そのまま眠った。

優吾

なんだよ笑そのおとぎ話に出てきそうな話

樹

残りの3人は？

大我

特に何も

ジェシー

えへ！？HAHAHA！

5人

シーｯ！

北斗

○○起きるから！

樹

そんじゃ、俺らも寝るか。

慎太郎

だね。そういや、明日のオフメンは？

大我

俺明日1日オフー

樹

きょもだけ？

慎太郎

あ、俺もオフだわ

北斗

俺明日1日仕事〜

ジェシー

俺も〜

優吾

俺も〜

樹

おれもー。じゃあ、明日は2人に○○任せるわ

大我

りょーかーい

慎太郎

はーい

樹

じゃ、おやすみー

ジェシー

み、み、みかん！あっ！

樹

しりとりいいから笑しかも、｢ん｣ついたからあなたの負けよ笑

北斗

おやすみー

慎太郎

おやすみー

大我

おやすみー

優吾

おやすみー

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