影山嫌われパロ

消えたい

ピンポーン

ｶﾞﾁｬｯ…

助けに行ったから

ｶﾞﾁｬｯ…🚪

朝までスキップ🕖

月島は急な頭痛が起き、 頭を抑えて眉を寄せている

疲れた

影山は無言で歩き出し、 階段をひたすら上がった。

俺はきっと 天才…ではない。 どこにでも居る高校生で ただちょっと他の人より バレーが好きなだけ。 ただ、それだけで。 誰かがいないと、動けなくて ついてきてくれる人が居なければ 好きなバレーさえ出来ない。 ただのひとりぼっち それだけならまだいい。でも俺は 王様だ。 今から王様は居なくなる 好きなバレーボールを持って。 迷惑はかかるけど、 少したったら皆忘れるだろう。 疲れてしまったから、仕方ない 王様だって、寂しいわけじゃない なりたくてなったわけじゃない なってしまった。 バレーを好きになった代償なのだろうか。 皆…好きな物には代償が付き物なのだろうか。 俺は知らない、 でも確かなことが一つだけ 俺は…「色々とついてない」 人より、目つきは悪く 口下手で コミュニケーションが苦手で 素直になれなくて 王様にぴったりだった。 神様は、合わせてはいけないものを 一つにしてしまったのだろう。

影山はフェンスを乗り越え… 15cmほどしかない床に足をつけた

影山は 空気に抱かれるように その身を任せ 落ちていった

直後 大きな音と共に悲鳴が上がった 落ちた人物の腕には バレーボールが抱かれ、 緩んだ笑顔で 眠るように息を引き取っていた

BAD END