秋の夕暮れ、日当たりのよい席に座って 10冊以上もある本を机の上に置く。
どれも青春物語のものばかり。 それをぺらぺらとめくる。
それを見ながら、頭を抱える。
ライ
「青春」その意味を分かっていない私は、 青春物語を少しでも見てコツをつかむ。
小説を書く私にとって、 「青春物語」というものは憧れだった。
それがどうしても書けなくて、 今迷っているところだ。
ライ
そう考えながら、 本をぺらぺらと読んでいた。
すると、ガチャリと図書室のドアが開く。
ライ
凪
ライ
凪先輩は私の委員会の先輩で、 いつも優しくしてくれる。
凪
ライ
凪
ライ
凪
ライ
凪
ライ
凪
ライ
男子に打ち明けるのは今までずっと怖かった。 でも...凪先輩になら...。
ライ
凪
ライ
凪
ライ
凪
ライ
凪
ライ
初めてそんなこと言われた私は、 びっくりしてしまった。
ライ
凪
ライ
凪
ライ
凪
ライ
凪
ライ
凪
ライ
凪
ライ
凪
ライ
凪
ライ
凪
ライ
凪
ライ
どうしてだろう。
どうしてこんなに、
ドキドキするんだろう。
ライ
凪
凪先輩は席に座り 私が書いた小説を集中して読んでいる。
少し緊張しながらも、私の探してる本を探す。
ライ
調べた本を探しながらも 凪先輩のことがすごく気になる。
ライ
ライ
ほしかった本を手に取り、 凪先輩の隣に座る。
私が隣に座っても 凪先輩は気づかずに黙々と読んでいる。
ライ
私もそんなことは気にせずに 見つけた本を開き読み始める。
青春というものは、 難しいことが私にはよくわかる。
頭を抱えながら読み進める。
暗くなり始めて、 帰ろうという話になった。
凪先輩ともっと一緒に居たかったが、 時間も時間だ。
ライ
凪
ライ
凪
ライ
私は凪先輩に手を振って、その場を去った。
月曜日、私は小説を書いていた。
凪先輩に褒めてもらったのが嬉しくて、 何だか...頑張れる気がして...。
でも、どうしてなんだろう。
凪先輩に、
少し恋心を抱いてしまった。
ざわざわしている図書館の中、
夕方なのにもかかわらず、 人がまだたくさんいる。
私は目的の小説を借りて帰るつもりだった。
ふと目に映ったのは、 本を読んでる凪先輩だった。
その隣には、話しかけている女性がいた。
私は、小説を探す手を止めてしまった。
すごくきれいで、 大人しい感じの女性だった。
凪先輩に似合っている...。 とてもきれいな女性...。
凪先輩は... あんな人が好きなんだ...。
少しショックを受けながら、 私は目的の小説を見つけ、 その場を去った。
夕方の日がちらちらと照るころ、 私は頭を抱えながら一枚の紙を見つめる。
その内容は、
将来の夢について
小説家の夢があるなんて、 凪先輩以外に言ったこともないから、 書くのが怖かった。
ライ
でも今日は急がないといけない。
凪先輩に、屋上に呼ばれているから。
ライ
私はカバンに荷物を詰めて、 凪先輩のいる屋上へ向かった。
ライ
ライ
コメント
3件
続き、見たいー!! いや,良き!
続きみたいー! 好きすぎてやばい(?)
かみ