甘 い 罠 に 囚 わ れ ま し た
✝︎ ご本人様とは一切関係ありません ✝︎ パロディ ✝︎ 通報 × ✝︎ 腐注意
ボフッ
勢いよくソファーにダイブする
クッションを抱き抱えたままソファーによりかかりスマホをいじる
いつもと同じ日常だ
ak
ボソッと本音が口から漏れる
ふわっちがいないと、この明るいリビングも何故か暗く感じる
「早く帰ってこないかな」と、頭の中で何度も考えて、ついに持っていたスマホでふわっちとのやり取りを遡る
ak
カチッとスマホの画面を消すと、真っ暗な画面に俺の顔だけが映った
数日前にプラスされて昨日の夜につけられたキスマが目立つ
改めて見るとなぜか恥ずかしい気分になり、持っていたクッションに顔を埋める
ak
靴のつま先をトントンと床で音を立て、鍵をポケットにしまってドアに手をかける
ak
シーン…
ak
誰もいなくても一応、挨拶はする。
ふわっちの仕事が休みの時はふわっちが家にいるから明るい声で「行ってらっしゃーい!」って言ってくれるけど…
今はふわっちがいなくて寂しい時間帯
でも今日はふわっちが迎えに来てくれるって言ってたし…
ak
ak
ガチャッ
そう自分に言い聞かせて外に出た
バイト開始から数時間、辺りは真っ暗になり、道路は仕事帰りの大人たちが車を行き来させている
「いらっしゃいませ~」
先輩が店内に入ってきたお客さんに向かって挨拶をする
遅れてしまったが俺も挨拶しておこうと思い、自動ドアに目を向ける
ak
fw
ふわっちは時計を確認した後、少し申し訳なさそうに俺に問いかける
fw
ak
「三枝くん、後はやっとくから先帰っていいよ」
レジにいた先輩が俺とふわっちの会話を聞いてさりげなくそう言ってくれた
ak
「いいからいいから。せっかくお兄さん迎えに来てくれたんだし」
ak
fw
fw
俺にそう伝えてふわっちは店を出た
ak
「はいはーい。」
ak
fw
fw
ak
fw
fw
ak
ペシペシと自分の袖でふわっちを叩く
fw
fw
スッ…
ふわっちは俺の手に自分の手を絡め、俺の顔を見る
fw
ak
急にこんなこと言ってくるふわっちはほんとにド天然だ
俺の表情を見てぽかんとしているふわっちの手をそのまま引っ張る
fw
ak
fw
ak
𝐧𝐞𝐱𝐭 ♡900