凪沙
凪沙
凪沙
凪沙
凪沙
凪沙
今日は、学校最後の日
優
優
凪沙
明日なんてないのに
優
優
連絡なんて返せないのに
凪沙
二度とここに来ることは無いのに
遥
凪沙
遥
遥
遥と過ごす最後の日
凪沙
最後くらい、遥といたい
優
「また」なんてもうないのに
凪沙
「またね」というのが辛くて
逃げてしまう私がいる
凪沙
遥
凪沙
遥
凪沙
遥
遥
凪沙
電車に乗って
バスに乗って
かなり遠くまで来た
薄暗いトンネルを通る
そんな移動の時間だけでも、
遥と話す
それがどんなに嬉しかったことか
楽しかったことか
遥
遥
遥
凪沙
遥
凪沙
凪沙
凪沙
遥
そんな時間でさえも
愛おしく感じた
遥
凪沙
遥
そう言われ、私は目隠しを外した
そこには満開の桜が広がっていた
凪沙
凪沙
遥
遥
遥
凪沙
遥
凪沙
遥
遥
凪沙
満開の桜の下で
凪沙は
笑いながら泣いてた
いつでも笑顔を忘れない凪沙
そんなこいつに俺は惚れた
その時
凪沙の隣に突然、大きな扉が出てきた
遥
凪沙
遥
タイムリミットはもうない
凪沙
遥
凪沙
凪沙
凪沙
遥
凪沙
凪沙
凪沙
遥
涙目になる遥を俺は見てられない
でも、言わなきゃ
凪沙
凪沙
遥
凪沙
凪沙
凪沙
遥
凪沙
遥
凪沙
遥
遥
凪沙
凪沙
遥
凪沙
遥
凪沙
凪沙
凪沙
凪沙
凪沙
凪沙
凪沙
凪沙
泣いているせいで、言葉が詰まる
凪沙
遥
遥は、ただただ泣いてた。
俺の話を聞いて、泣いてた
凪沙
凪沙
凪沙
凪沙
凪沙
凪沙
凪沙
遥
遥
凪沙
遥
遥
遥
遥
遥
遥
凪沙
凪沙
遥
凪沙
俺は遥近づいた
凪沙
気づいたら、俺は遥を抱きしめてた
凪沙
凪沙
涙が止まらない
何故だろう
国を守るために戻るのに
遥と離れたくない
遥
遥
遥はそう言って俺を抱きしめ返した
俺の後ろの扉が悪音が聞こえる
時間だ
凪沙
離れられずにいる
遥
遥
凪沙
遥は、
遥
俺を扉の方に突き飛ばした
凪沙
最後に見た遥は
泣いてた
ただひたすらに
でも、微笑んでくれた
遥
大好きな人を突き飛ばした
遥
何年でも待つ
俺はずっとここにいる
毎日学校が終わればここに来る
遠くてもいい
凪沙の大好きな桜の下で
俺は彼女を………いや、
彼を待ち続ける
君のすごした6ヶ月は
かけがえのない
宝物だ
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