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神代さん家のヘンな子

第10話 - 高熱

2023年12月10日

#夢小説

#プロセカ

#プロセカ夢小説

豆腐にじリス@3月に垢変

豆腐にじリス

こーんにっちは！

豆腐にじリス

記念すべき10話目
読みに来てくださって
ありがとうございます！

⚠注意⚠ ・夢小説・夢主ヘン・ほぼ自分用・夢主のアイコンはキャラメーカー使用・地雷さんはすぐに逃げて

豆腐にじリス

スタートです！！！

冬弥

見つからなかったな…。

彰人

あぁ…。

彰人

まぁ、今日はもう暗いから
仕方がねぇ。

冬弥

…………。悔しい、な…。

彰人

あぁ。色々とな。

冬弥

じゃあ、おやすみ。

彰人

あぁ。おやすみ。

彰人

ったく…本当…
どこいったんだよ神代…。

____ドサッ

彰人

ん…？何の音だ…？

彰人

あれは……神…し、ろ？

彰人

おい！神代!!!

澪

はぁ…はぁ…

彰人

(なんだ…？呼吸が浅い…)

ピタッ(触)

彰人

熱っ…?!

彰人

とっ、とりあえず神代先輩に
連絡…

類

見つけられなかった…。

彰人

通話
00:00

類

おや？東雲くん…？

彰人

もしもしセンパイ？

類

どうしたんだい？

彰人

見つけました…。

類

……え？

彰人

神代を見つけました。

類

え、本当かい?!

彰人

道で倒れてて、呼吸浅くて…

彰人

身体触ったらすごい熱かったです。
多分、かなり高い熱出してます。

類

高熱…。

彰人

俺ん家すぐそこなんすけど、
とりあえず運びましょうか？

類

あぁ。そうしてくれると
助かる。

類

僕も東雲くんの家に
向かうよ。

彰人

はい。お願いします。

類

見つかった…!!澪！

類

皆に知らせよう！

類

高熱か…。えっと…
コンビニで少し買ってから行こう。

彰人

どうやって運ぶか…。

彰人

あ〜…おぶるか…。

彰人

ん…よいしょ。

彰人

軽っ…?!

彰人

そういや
前…45kgとか言ってたか…？

彰人

いや…でもリュック担いで
この軽さなら
本当はも少し軽そうだな…。

彰人

ただいま〜。

絵名

おかえり。
遅かったわね…って

絵名

どうしたの?!その子。

彰人

友達。
家出して高熱だして
倒れてたから拾ってきた。

絵名

え、どうするの？

彰人

とりあえず俺の部屋運ぶ。

彰人

あとからデケェ紫髪のセンパイ
来るからよろしく。

絵名

え、ちょ、

外が明るい…？いや、夜だよ☆

トサッ

澪

はぁ…はぁ…

澪

けほっけほっごほっ
はぁ…はぁ…

彰人

かなりしんどそうだな…。

彰人

あ…体温計、どこだっけか。

ガサゴソ

彰人

えっと、…あった。

彰人

ちょっとすまん。

ﾋﾟｯ

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

彰人

……はっ?!?!

40度3分

彰人

いや、おい、嘘だろ。
40度なんて初めて見たぞ…?!

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

彰人

あ、センパイか？

絵名

はーい。

類

こんばんは。

絵名

あ…こんばんは…。

絵名

どちら様でしょうか…？

類

夜分遅く申し訳ありません。
神山高校3年の神代と申します。
彰人さんはいらっしゃいますか？

絵名

(高身長の、紫髪……。
この人が彰人の先輩？)

彰人

あ、センパイ。
上がってください。

類

あ…お邪魔します。

絵名

ちょ、ちょっと彰人。

彰人

あ？んだよ？

絵名

ちょっと聞きたいことが…

彰人

はぁ…。
センパイ、2階上がって
すぐ右の部屋に神代居ますんで。

類

あぁ、ありがとう。
上がらせてもらうよ。

彰人

んで、なんだよ。

絵名

あの人…本当に
私と同い年なわけ？

彰人

いやそうだけど…
なんで？

絵名

いやおかしすぎるでしょ！
何なのあのオーラというか…
色気と言うか…!!!

彰人

んなこと俺に聞くなよ。
知らねぇよ。

彰人

それより俺今忙しいから
まだなんかあるんなら後でな。

絵名

あ、ちょっ…！

彰人

すいません。
姉に引き止められたもんで…。

類

いや、大丈夫だよ。
それより、
澪の熱は測ったかい？

彰人

あ〜…一応…
測りましたけど……。
何度だったと思います…？

類

まぁ、39度くらいかい？

彰人

………40.3。

類

………………。

類

……え？

類

……すまない、もう一度
言ってくれるかい？

彰人

40.3度でした。

類

40度超え…?!?!?!?!

類

(人間は確か…42度以上で
タンパク質が変性し、
細胞死に陥る……!!!)

類

とっ、とりあえず…
冷えピタ貼ろうか。
買ってきたから。

彰人

そうっすね。
熱逃さないと…。

ピタッ

澪

ん……ぅ…？

類

!!!
澪！僕が分かるかい？

澪

ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯｶﾋｭｯﾊｯﾊｯﾊｧ

澪

…………。(ぼやー)

類

(…問いかけに応じない……。)

類

(これは…まずいかもな…)

類

東雲くん、保冷剤とタオルを
4つほど持ってきてくれ。
あと、あれば氷枕も。

彰人

あ、あぁ…はい…！

彰人

(神代センパイが焦ってんの…
初めて見た…そんなやばいのか…?)

澪

けほっｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯﾋｭｯ

澪

ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯﾊｯﾊｧ

類

澪、しんどいよね。
ごめんね。もう少しだけ
待っててね。

ｶﾞﾁｬ

彰人

持ってきました！
すみません。
氷枕はなかったです。

類

いや、大丈夫だ。
ありがとう。

類

(脇の下と太もものつけ根。
それから首の後ろ…。)

類

(本当は氷枕が望ましいけれど
保冷剤を5つ持ってきて
くれたから…
まぁ、
なんとかなりそうだな…。)

彰人

(なんか…やけに手慣れてる…？)

類

東雲くん家までの道に
薬局がなかったから
薬は買えなかったんだけれど
ゼリーとかは
一応買ってきてみた。

類

けれど、食べれるかどうか…

彰人

あの…すみません、
ちょっと聞いて良いっすか？

類

なんだい？

彰人

なんか、やけに慣れてるっつーか…
処置が素早いの、
不思議に思ったんすけど…。

類

あ…あぁ。
そう見えたかい？

彰人

はい。

類

実は…澪は昔から病弱でね。
両親は忙しかったから、
僕が看病することが
多かったんだ。

彰人

はぁ…。

類

でもね、今でもこうやって
体調を崩されると、
どうも不安で…怖いんだ。

類

小学生の頃は酷かったなぁ。
退院してはまた入院してを
繰り返していた。

類

卒業して、少し体が強くなった
けれど、
入学式の3日前に風邪を
こじらせて肺炎になって
入院…。

類

学校に行けるようになったあとも
色々あって…

類

結局、学校に行けたのは3年間で
たったの10ヶ月ほどだった。
いや、あるいは…
10ヶ月もなかったかもね。

彰人

…………。

類

おや、ごめんね。
こんな暗い話をして。

彰人

いえ。大丈夫です。
俺が知りたくて聞いたんで。

澪

ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯﾋｭｯﾊｯｹﾞﾎｯﾊｯﾊｧ

類

咳が酷いな…。ｻｽｻｽ

類

本当は上半身を起こして
背中をさすってあげたほうが
良いのだけれど…
寝てる間はそんな事できないし

類

なにより、今は
熱を下げることを優先
しないと…。

彰人

っすね。
40度は初めて見ましたもん…。

類

僕もだよ。
39度までなら、昔よく
出していたんだけれどね…。

類

おや…そのリュックサック

彰人

あ、神代が担いでた
やつです。

類

ちょっと良いかい？

類

………。
スマホにノートパソコン、
iPad、充電器、小説、
薬、財布…。

彰人

え、そんだけっすか？

類

そのようだね。
必要最低限のものしか
ない。

彰人

そんなんで家出てったのかよ…

澪

ﾊﾟﾁｯ
(…？知らない天井…？
ここどこだ…？)

澪

ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯｹﾞﾎｯﾊｯﾊｧｹﾞﾎｯ

彰人

…！！

類

澪!!!

類

僕が分かる？

澪

る…い……？

類

そうだよ。良かった…。

澪

なんで…類が、居るの？
ぼく、家でてった、のに

彰人

お前が道で倒れてたから
俺が俺んちに運んだんだよ。

澪

ぁ…………ぅ……。

彰人

あ、悪ぃ。
俺いたら、喋れねぇか？

澪

ゲホッゲホッｺﾞﾎｯﾋｭｯ
ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ

澪

……………。

類

そうみたいだね…。

彰人

んじゃ俺、薬取ってきます。
解熱剤と咳止めでいいっすか？

類

おや、良いのかい？
助かるよ。ありがとう。

ｶﾞﾁｬﾝ

類

澪、起き上がれそう？

澪

ん……しょ……。ﾑｸﾘ…

類

さっき、東雲くんが
言った通り、
ここは東雲くんの家だ。

類

澪……どうして、
家を抜け出したんだい？
しかも、あんな文章を
残して。

澪

だっ、て…
類は、…の…
………い…でしょ…？

類

ん？ごめん。
もう一度
言ってくれるかい？

澪

類は、僕の事
要らないって、邪魔だって
思ってるんでしょ……？

類

え？

澪

本当の弟じゃないし
迷惑ばっかりかけるし
可愛くもないし
自慢できるような事もないし
良いところなんて1つもない！

澪

類はっ！僕のことなんか！

澪

邪魔なんだ！！！

澪

ﾊｯﾊｯｹﾞﾎｹﾞﾎｯｶﾋｭｯｹﾞﾎｹﾞﾎｯ
ﾊｯﾊｧｺﾞﾎｯｹﾞﾎｯひゅっ

類

！！！
澪！澪！

澪

ｺﾞﾎｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯごほｯﾋｭｳｯ
ｹﾞﾎｹﾞﾎｯｶﾋｭｳｯﾋｭｯ

ｶﾞﾁｬ

彰人

持って来まし…た…って
神代？！

類

澪、落ち着いて！

澪

ｹﾞﾎげほｯｶﾋｭｯｺﾞﾎﾊｯｯひゅうｯ
ｺﾞﾎｯごほｯｹﾞﾎｯｾﾞｪｯﾋｭｯ
(やば…息、呼吸…吸う、
吸わなきゃ…。吸えない…？)

類

(どうしよう…
過呼吸？それとも咳か？)

類

(見分けがつかない…
でもとりあえず…)

類

東雲くん！
大きいクッションなどは
あるかい？

彰人

え…
あ、あぁ、
ちょっと待っててください

彰人

これ、絵名のやつですけど、
こんなんで良ければ…。

類

ありがとう！
これで結構だよ。

類

(澪の背中側に置いて…
寄りかからせて…
膝を軽く曲げさせる。)

類

澪、大丈夫。
苦しいよね。
大丈夫。大丈夫。

彰人

ぎゅっ(手握る)

類

落ち着いて。
呼吸整えようか。

類

吐いてーー……

澪

ﾌｩｰｰｺﾞﾎｯﾋｭｳｯげほｯｺﾞﾎｯ

類

吸ってー…

澪

ﾋｭｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ

類

吐いてーー……

澪

ふーーｯｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯﾊｯﾌｰ

類

吸ってー…

澪

ｽｩｰｰｹﾞﾎｯﾊｯﾊｧ

類

吐いてー……

澪

ﾌｩｰｰｰｰｰｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯﾊｧｯ

澪

はぁ…はぁ…

類

うん。
もう大丈夫かな。

澪

……ほら。また、ｹﾎｯ
また、迷惑掛けた。
類にも、東雲にも。

澪

なんで助けるの…？
僕のこと本当は
嫌いなんでしょ？
邪魔なんでしょ？

彰人

はぁ？

彰人

あ、もしかして家出した
理由って…？(小声)

類

うん。これだよ。(小声)

澪

なんで？
僕には理解できない。
何を求めて
僕を助けるの？

彰人

んなの、
お前が助かる事しか
求めてねぇよ。

彰人

お前を助けんのは、
お前を大切だと思ってるから。

澪

___え？

類

澪のことが大好きだから
澪を助けるの。

澪

なんで？なんで
僕なんかが好きなの？

澪

迷惑ばっかりで
何の役にも立たない僕の
どこが好きなの？

類

迷惑だなんて
思った事ないよ。
好きだから、そんなこと
思わない。

彰人

なんの役にも立たないって…
お前には料理とかがあんだろ。

彰人

あと、覚えてるか知らねぇが、
俺と冬弥で
ゲーセン行こうとしてた時、
雨ふるからって
止めてくれただろ？

彰人

あれ、助かったよ。
傘も持ってなかったし、
あんな大雨降るなんて
思ってなかったし。

類

どうしてそんな風に
思うんだい？
僕、何か言ったっけ…？

澪

ううん。類じゃない。
でも、皆に言われたもん。

澪

「役立たず」とか
「ゴミ」とか「しね」
「消えろ」「能無し」
「学校くんな」、「バカ」
「神代先輩に近づくな」
とか、あと…

類

誰だ？

類

誰がそんな事言った？

彰人

！！！
(センパイの目が鋭い……
これ、ガチで怒ってる…？)

澪

ﾋｪ…(涙)

類

あ、わわ。ごめん。

澪

るい怒んないで…⁠(⁠´⁠°̥̥̥̥̥̥̥̥⁠ω⁠°̥̥̥̥̥̥̥̥⁠｀⁠)

類

ごめんよ。澪。
ごめん。怖かったかい？

類

ごめんね。
冷静さが欠けていたよ。

彰人

(普段何考えてんのか
分かんねぇし怒りそうな
雰囲気もねぇけど…)

彰人

(もしかして神代センパイって
怒らせたら死ぬ程怖い人…？)

類

でもね、本当に
迷惑だとか、思った事ない。

類

誰がなんと言おうと、
澪はたった1人の
僕の大切な弟だよ。

彰人

俺も、たった1人ではねぇけど
大切な友達だと思ってる。
だから俺んちに運んだんだ。

澪

ほんと…？
本当にそう思ってるの？

類

もちろんさ。

彰人

当たり前だろ。

澪

うっ…ｸﾞｽｯ(泣)

澪

ごめなさ、家、出てって
ごめんなさい…(泣)

類

ううん。
僕も気付いてあげられなくて
ごめんね。

彰人

(人一倍個性的な2人…
互いを想う気持ちも人一倍…？)

類

落ち着いた？

澪

うん。ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯ

彰人

体調どうだ？
どっか痛いとか。

澪

頭痛い。だるい。
ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ
あと咳止まんない…。

彰人

(あ、普通に話せた。)

類

(東雲くんと普通に
話している…
けれど、言ったらまた
黙ってしまうかな)

類

もう一度熱計ろうか。

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ(体温計)

澪

うげ…ｹﾎｯｺﾞﾎｯ

彰人

何度だ？

澪

………。

39.6℃

類

まぁ…さっきよりは
マシ…だね。

彰人

そっすね…。

澪

？さっき…？

類

君が目を覚ます前に
1度計ったんだけれど…
知りたい…？

澪

余計ダルくなりそｯ
ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ
だから、
良い。聞かない。

彰人

あぁ。その方が良いな。

類

どうしようか。
薬を2つ同時に飲むのは
あまり良くないと
母さんから聞いた事があるから
解熱剤か咳止めかの2択だね。

彰人

解熱剤のが良いんじゃないすか？
かなり熱高いし。

澪

でも苦しいの嫌。

類

うーーん…。

類

咳止めにしようか。
また肺炎になってしまうのは
苦しいだろうから。

類

澪、ゼリーとか
食べられそう？

澪

むり。いま
なにも口に含みたくない。

類

そうか…。
まぁ、別に食後の薬では
ないから良いかな。

彰人

はい。じゃこれ飲め。

澪

………(⁠눈⁠‸⁠눈⁠)

彰人

あ？お前…薬嫌い…？

澪

……べつに(⁠눈⁠‸⁠눈⁠)

彰人

んじゃなんだよその顔。
明らかに薬睨んでんだろ。

類

ほいほい。頑張って。
飲んだら少し楽になるから。

澪

う〜〜〜…

澪

…………ｺﾞｸｯ

彰人

お、飲んだ。

澪

…ಠ⁠ ⁠೧⁠ ⁠ಠ

類

よしよ〜し。
良い子だねぇ〜。

澪

ヤメロ。
幼稚園児じゃないんだから。

類

ねぇ、澪、東雲くん。

類

風邪が治るまで、
澪をこの家に置いても
良いかい？

澪

え…？

彰人

な…なんでっすか？

類

実は、今母さんは出張だし
父さんも夜遅くに
帰ってくるから、
澪を見てあげられる人が
いないんだ。

澪

あ…そういえば…
出張って言ってた…。

彰人

あぁ…まぁ、俺んちは
昼間に人は必ず居るな…。

類

いや、無理にとは言わない
けれどね、
お願いできないかなと…。

彰人

俺は大丈夫です。
家族に聞いてきますね。

類

ありがとう。

ｶﾞﾁｬﾝ

澪

え、ちょっとまってよ類。

澪

初対面だらけの一人と
生活するって事…？

澪

むり…しぬ………

類

大丈夫だよ。すぐ慣れるさ。
現に今、東雲くんと
話せていたじゃないか。

澪

あ………。

澪

そんなこと言わないでよ…
話せなくなりそう…。

ｶﾞﾁｬ

彰人

許可取れましたよ〜。

類

そうかい！
良かった。ごめんね。
ありがとう東雲くん。

彰人

いえ。
それより、もう夜遅いから
帰ったらどうかと母が。

類

そうだね。
そうさせてもらうよ。

澪

るい…

類

なんだい？

澪

ちゃんと、"ご飯"を
食べてよね。

澪

あと、徹夜はしないこと。

類

分かってるよ。

類

じゃあね。

澪

ん。

類

じゃあ、頼んだよ。
東雲くん。

彰人

はい。

__ｶﾞﾁｬﾝ

豆腐にじリス

終了です！

豆腐にじリス

最後まで読んでくださり
誠にありがとうございました!!!

331タップお疲れ様です！

神代さん家のヘンな子

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プロフィール

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