俺はスマホを手に取り、何時か確認する

7時…

てか、なんか動きづらい…

俺はそう思い、ばっと布団をめくった

そしたら、俺の下半身をめっちゃぎゅーってしているぶるーくがいた

昨日、ぶるーくここで寝たのか

忘れてた

まあ、ぶるーく起こすか

俺はそう言いながらぶるーくの身体を揺さぶる

ぶるーくは身体を起こしあくびをする

そして、俺の方を向きニコッと笑う

…寝癖が可愛いのかよ

ぶるーくは、「可愛い、可愛い」と言いながら俺の髪に指を通す

こうやってみんなで学校に行くのは久々だ

みんな同じ通学路だが、1人1人の生活リズムが違うため、6人で登校が難しかった

だから、生活リズムや起床時間が近い奴と登校したりしていた

下校は部活がなければみんなで帰るけど

あ、おれもその日は図書室寄らないよ

みんなでいる時間を大切にしたいからね

…暇

授業受けてるけど…

きんとき髪綺麗だな…

サラサラだなー

匂いもいいし…

なんのシャンプー使ってんだろ

何考えてんだよ

こんなのただの変態じゃん

でも、シャンプーくらいはいいかな？

うん

でも、「シャンプーなに使ってんだろ」って思うってことは、相手の髪を観察しないと気にならないよなー

うわ、じゃあ聞けないじゃん

だめやん

ただの変態じゃん

俺

授業が終わり、前の席のきんときがこちらにくるっと向き喋りかけてきた

こいつも授業聞いてないだろ

今は、みんなでお昼ご飯を食べている

ぶるーくは、急に聞いてくる

もう“冗談”を返すのもめんどいわ