目が覚めると
そこは会社の仮眠室のようだった
常連の俺にはよく分かった
ゆっくりと体を起こすと
今まであった体の不調がなくなってた
きっとあそこでいるまとしたからだろう
…… そういえば 今は何時だろう
ご丁寧に置かれている
鞄の中からスマホを取りだし 時間を確認すると
17時
随分と寝てたのが分かる
迷惑をかけてしまった
申し訳ない気持ちと
感謝の気持ちが浮き出てきた
皆に顔を見せないとさすがに迷惑か
冷えた靴を足に履き
ドアを開ける
いざ言おうと思っても
言葉として出ない
LAN
ぁ ……
何を言おうか
そんな馬鹿馬鹿しいことを考えていたら
みこと
ぉあ !らんらん !
急に声をかけられた
イケボなのに ふわふわした声
みことかな
すち
調子はどう ?
…… と
聞いてると落ち着く声
LAN
ぇ あ
LAN
うん いいよ
すち
良かった ニコッ
口は笑ってる
目も閉じてる
…… でも
目が笑ってない
狂気に満ちた顔
今すぐでも何か言いたそうな顔
この方に絶対させてはいけない顔
これは逃げるしか選択肢は残ってない
……
LAN
ダッ (逃走
みこと
んわッ らんらん ?!
すち
ゆうさん
如月ゆう
はい !
え ?
如月ゆう
らんくん確保なのです !
LAN
ぇ ?
思わず声が出た
それは反則じゃないか
くに
…… 汗
すち
らんらん
LAN
ッ ……
恐怖か緊張からか声が出ない
無意識に土下座してた
すち
迷惑
LAN
ッ
すち
… だ
すち
なんて 思ってないよね ?
すち
俺たちは迷惑だなんて思ってないよ
すち
逆に安心したよ 皆
Coe.
そうだね
悠佑
最近頑張りすぎやからな
りうら
らんくんもちゃんと人間っていうこと
りうら
忘れるところだったよ
すち
1人で抱え込まずに 頼ればいいものを
LAN
ッ ……
ド正論すぎる
…… でも 頑張らなきゃ
努力しなきゃ
皆みたいになれないんだよ
ないこ
俺らみたいにならなくていい
ないこ
らんらんのままでずっと
ないこ
歌って欲しい
……
自分勝手でごめんなさい
救われてばっかでごめんなさい
……
助けてくれて
LAN
ッ……ありがとう …ございます






