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或る時誰かが言いました。
？？？
と
？？？
？？？
と
それなら私の空白は
冴
凛
誰かが埋めてくれる筈で
聞こえますか
プロデューサー
冴
その誰かさん
誰かが誰かに言いました
絵心
絵心
君の役割はこうだって
絵心
と
絵心
と
喜ぶ顔が嬉しくって
廻
廻
凛
必死に役を演じました。
凛
凛
呼吸さえも
忘れるほど
路地裏のゴミ置き場
凛
凛
雑に捨てられたランドセル
笑う時すら周りを気にするくせは
廻
凛
いつからだったっけ
もしも願いがただ1つだけ
凛
叶うのならば
凛
凛
終わらせたいだ
凛
潔
凛
冴
ぶさけた演劇を
間違ったまま生きてきたんだ
冴
凛
今更首輪を外されたって
凛
ただ確かな
凛
潔
自分を欲した
潔
冴
その代償がこれですか
凛
凛
凛
廻
潔
冴
凛
もういいからさ早く
終わらせてよ
潔
冴
世界は誰かの理不尽と
凛
廻
誰かの我慢で出来ている
潔
冴
押し付けられた酷い役も
凛
廻
みんな必死で演じている
凛
私の失望も
いつか
花をさかす筈で
凛
と信じていた
ささやかなお願いごと
凛
凛
無垢な、希望や将来の夢
凛
誰に教わったんだっけ
凛
凛
今の私に、名前をつけて
もう分からなくなったんだ
凛
と震えた両手を合わせ祈って
冴
凛
それでも朝はやってくるの
冴
冴
凛
ただ確かな
冴
凛
未来を欲した
凛
凛
全部虚しい全部
凛
廻
ただ疲れたんだ
息を、し続けるのが
愛されたいと願って
冴
凛
冴
愛されるため自分を捨てて
最早観客もいない舞台で
凛
声が響いたんだ
冴
と泣いている
冴
と叫んでいる
凛
誰にも聞こえない
私にしかわからない
冴
凛
凛
君の声だった
冴
凛
間違ったまま息をし続け
廻
潔
廻
今更気づいてしまったんだ
居場所はもうここにはないと
冴
冴
凛
ただ確かな自分を欲して
逃げ込んだ先で
凛
見つけた小さな
冴
呪いを解くあの灯りを
凛
？？？
凛
凛
演劇
ナノウ様
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