冬武

リクエスト大変遅れて申し訳ありません！ 今回はリクエストに頂いた冬武です！ 暴力場面含むドロドロです！

リクエスト下さりありがとうございます！

⚠️現代if ⚠️主の自己満創作なので本誌とキャラが異なる場合があります ⚠️暴力･過激表現含みます ⚠️地雷の方は読むのをお控えください！

彼と付き合って俺の人生は全て変わってしまった。

千冬視点

肌がぶつかり合う鈍い音が暗い部屋に響く。

ふんわりと柔らかい金髪に涙が映える青い瞳に吸い込まれる。

俺の耳には彼の声は入ってこなかった。 俺はただひたすらに彼の体に自身をぶつけていた。 俺が何をしても彼は怒らない。全てを受け入れてくれている。

そんな彼を俺は愛していた。 彼には俺しかいないのだから。 俺がしっかり躾ないと。

彼の中が締まる。 俺はそのまま彼の中で果てた。

俺は彼の背中を優しく撫でる。 彼は涙をボロボロと流し俺の唇に自身の唇を重ねた。

やっぱり、彼には俺がいないと行けない。 彼の唇を離し自身の指の跡がついた彼の首元に口付けしてはそのまま夜を過ごした。

武道視点

いつから瞳に光が入らなくなったのだろうか。

日差しが差し込み目を覚ます。 隣で気持ちよさそうに眠る彼を見つめ俺は体を起こす

自身の身体を見る。 昨日は部屋が暗かったせいで殆ど見えなかった自分の身体はたくさんの箇所に青紫に変色したアザがいくつか出来ていた。

そっと、痣を撫でる。 俺は不意にも笑みがこぼれた。

彼は目を覚ましていたのか俺のことを見つめていた。 そんな彼に俺は微笑みかけて朝の口付けを交わす。

決して苦痛などない。 彼が俺の事を思って付けてくれた痣も腹が破けるぐらいの行為も彼の性格も容姿も全て俺は愛している。

別日 武道視点

スリッパの足音を鳴らしながらリビングの扉を開く

彼は俺を外に出したがらない。 別にそれに対して特にストレスも感じることもない。 休日彼の仕事が休みな日があれば決まってデートに誘ってくれるし、買い物も彼がいれば一緒に行ってくれる。

食事を済ませたあと俺はこの前借りたDVDの映画を見ていた。

見ている映画はドロドロとした内容で 嫌われ者同士互いに恋に落ち交際を始めるが1つの過ちで彼は彼女を殺してしまう。

その時のワンシーンで 彼は殺した彼女に対し 「彼女の死体は生ぬるかったので冷蔵庫に入れた。」 と発言していたのが妙に頭に残った。

仕事疲れもあるのか千冬は眠たそうにしていた。

ガチャりと扉の音が鳴る。

俺は再び止めていた映像を流し画面を見つめる。

血の流れる描写を無意識にじっと見つめていた。 いつからこんなものも平気になったんだろう。 今まで血糊だとわかっていても怖くて仕方がなかったのに。

映画を見終わった時には既に日にちは変わっていた。 何か難しい話だったけれど吸い込まれるような話だった。

俺はリビングの電気を消して寝室へ向かった。

千冬視点

武道と映画を見ていて段々眠気が襲ってき俺は気がついた頃には寝室で寝ていた。

ちょうど目を覚ました時に寝室の扉が開いた。

足音を鳴らさずそっと彼の気配が近づく。 せっかくの二人の時間を台無しにしてしまい後悔が襲う。

俺を起こさないようにかゆっくりと布団をめくりベッドに入ってくる彼

彼の申し訳なさそうな声から暗い部屋でも表情がわかる

俺は彼と小さく口付けをする

安心したような声で彼が呟き部屋が静まる。

深く呼吸を繰り返していくうちに再び俺も眠りについた。

遠くから声が聞こえる。

なにか焦ったような怖がるような声だ。

目を覚まし声のする方へ視線を送ってはぼろぼろと泣き崩れる彼の姿があった。

彼は荒くなった息を整えつつ呟いた

俺の腕を力強く握り彼は訴える。

どうやら武道は俺のつける痣が無くなると俺の気持ちが薄れていると感じ取るのか再び痣を作れと要求してくる。

元々武道の回復力は人並み以上にあるため痣の1つや2つはすぐに消えてしまう。 その度にこうやって泣き崩れるのだ

武道のこの行動に対して俺は一切嫌悪感を抱いたことがない。 こんなにも心から愛してくれる人は武道しかいないからだ。

鈍い音が響く。 苦痛を叫ぶ彼に対し俺は興奮すら覚える。

数分後再びできた痣をなぞり武道は微笑む

そのまま俺は彼と口付けを交し 体を重ねる。

ここまでとなります！ 武道の見ていた映画が 告白 という湊かなえさんが書いた小説の映画を参考にして書いていたんですよね！ この前その映画を見て印象に残った部分が頭から離れなくてストーリーに混ぜちゃいました😆

リクエスト下さった方改めてありがとうございます！ ご視聴ありがとうございました！