○○
ま、待って、、
○○
アレってアイツ、、もしかして、、
○○
嘘、、でしょ、、
その日、町中で見たモノ。
それは、私を裏切り、捨てた、アイツだった。
○○
何、アレ、、
○○
血だらけじゃん!!
町から、ほんのちょっと、中道入ったところで。
○○
うわ、、なんか聞こえるよ、、
てめぇぇぇええ!!!
ボコッ
○○
やばッ!!血出てるって!!
死ねッッ!!!
○○
やばっ、ナイフじゃん!?
この時、私の職業柄、母性本能がくすぐられたみたい。
○○
何してんだよ、てめぇら!
あ?誰だよ。
○○
今日は非番の警察です。
は?wwww
てめぇみたいな華奢な奴が警察なわけあるかよ!
殴りかかってきたから、殴り返してやった。
ぃってぇ!!覚えてろよ!!
○○
忘れてやんねぇよ。
奴が去っていったあとに、血だらけになった、彼を見た。
血だらけの彼を見つめる。
○○
大丈夫?...な訳ないか、、
○○
そんなに血出てるもん
?
あの、、誰ですか?
○○
だから、警察です!
?
はぁ
○○
あなたこそ、名前を教えてもらえます?
?
俺は、
樹
田中樹です。
やっぱり、そうだよね。
アイツだ。
樹
あの、名前は?
どうしよう。
分かれた元カノだ、って気づいたら何してくるかわかんない。
本名は、桑野○○
○○
桑島羅々です!
○○
く・わ・じ・ま・ら・ら!
樹
へぇ~、
なんとか、偽名作った笑
樹
じゃあ、羅々
○○
は!?
樹
え、何。
○○
いや、いきなり呼び捨てされるとは、、
樹
ん、ダメ?
○○
ん、ま、まぁ、多分会うのもこれで最初で最後なんで。
樹
いや、ダメでしょ
○○
はい?
樹
羅々は俺の恩人。だべ?
○○
ッ!
出た!コイツの千葉弁!
樹
恩人だから、俺と居ろ。
○○
は?
○○
何言ってるんですか?
樹
警察なんだろ?俺の事守れよ。
○○
いや、だから訳が分からないんですけど?
樹
俺さ、色々、狙われてんの。
○○
どうゆうことですかッ!?
樹
ん?
彼が言うには、こういうことらしい。
・色々なところで、襲われている(痴漢等)女の子を助けた ⇩ ・暴力団みたいな集団に逆恨みされた ⇩ ・めっちゃ襲われる
○○
はぁ、、なるほど、、
樹
な!いいだろ、羅々!
○○
分かりました、分かりました!
樹
っしゃぁ!
樹
じゃあ、コレ、俺の住所と連絡先。
樹
ほんじゃ!
マジでなんなの、アイツ。
そして、覚えてろよ。
私は一生、あの事を
忘れないから。