ぬっしーです!(?)
今回は((も、白水、水白です!
今回は、いつもとジャンルが違うのになっております
・死ネタ ・ばとえん…? ・いむ、初兎、ないこ が出てきます ・ないこさんはちょっとしか出て来ません
大丈夫な方だけ! いってらーしゃーい!
夏真っ盛りの8月
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初兎ちゃんにアイスを渡す
初兎
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手でパタパタと小さな風を送る
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初兎
初兎ちゃんにじとーと睨まれる
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初兎ちゃんの視線を感じながらふいっと そっぽを向く
こんな事を言いながらも勝ったのは初兎ちゃんである
初兎
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初兎ちゃんから頼まれたのはアイスだけじゃなくて行きも帰りも走って買ってこいと言うものだった
初兎
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図星である。でもコンビニで休んじゃダメってルールなかったし…
初兎
初兎ちゃんがアイスの袋を開ける
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初兎
挨拶とほぼ同時にアイスを食べる初兎ちゃん
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僕もカップの蓋を開けてスプーンを取り出す
ハムっ
初兎
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初兎
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初兎ちゃんが無言になる
初兎
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初兎ちゃんの深刻そうな声につい身構える
初兎
生きる理由って何だと思う?
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空の方を向いているせいで初兎ちゃんの表情は全く分からない
ミーンミーンミーン
僕が無言でいるせいでセミの鳴き声が一層大きく聞こえる
初兎
初兎ちゃんが僕に向けてくれたのはいつも通りの笑顔
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初兎ちゃんの笑顔に違和感を覚えたけど そんな考えは胸の奥に隠した
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初兎
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夏休みも明け、新学期
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初兎ちゃんとお昼を一緒に過ごす約束をしたので早速初兎ちゃんの教室に向かう
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初兎ちゃんが座ってるであろう席には誰もいない
席替えでもあったのかなと思い、他の席も見渡す
どこにも初兎ちゃんの姿はない
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タッタッタと小走りで僕の方に向かってくる
ないこ
ないちゃんに1枚の紙を渡される
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頭の中にはてなを浮かべながらも 紙に書いてある文字をおっていく
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お礼をして走り出す
いむくんへ
ごめん、お昼食べる約束してたのに
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タッタッタ
いむくんに「生きる理由」聞いた時困らせちゃったな…ごめん…笑
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あの時からおかしかったんだと思う
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タッタッタ…
自分の生きる理由が分かんなくてさ
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自分が他の人より優れてる所がわかんなくなったんよ
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俺より優れてる人なんていっぱい居ると思うと何も出来なくて
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ガタッ
建付けの悪いドアを何とか開ける
俺はもう…生きたくない
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屋上にも初兎ちゃんの姿はない
だから…ごめんな、いむくん
最期に
信じたくないと思いながら 恐る恐るフェンスの下を覗く
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初兎ちゃんの死体が目に映る
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大好きやで、いむくん。
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ぼく、僕のせいで…
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初兎ちゃんはっ…生きてたかもしれない…
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-hotoke-
初兎ちゃんだったよ。
タンッ
『生きる理由』END
コメント
3件
これは、メリーバッドエンドですね…(水くん達がこれで幸せなのかによりますけど) 今回の作品は、いつもの可愛い世界と違って新鮮でした!(?)