TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

ぬっしーです!(?)

今回は((も、白水、水白です!

今回は、いつもとジャンルが違うのになっております

・死ネタ ・ばとえん…? ・いむ、初兎、ないこ が出てきます ・ないこさんはちょっとしか出て来ません

大丈夫な方だけ! いってらーしゃーい!

夏真っ盛りの8月

-hotoke-

買ってきたよ〜!

初兎ちゃんにアイスを渡す

初兎

ん。ありがと

-hotoke-

ん〜あっつぅ…

手でパタパタと小さな風を送る

-hotoke-

あぁ…コンビニ涼しかったな…

初兎

俺ずっとここで待ってたんやけど?

初兎ちゃんにじとーと睨まれる

-hotoke-

しょうがないじゃん!じゃんけんだし

初兎ちゃんの視線を感じながらふいっと そっぽを向く

こんな事を言いながらも勝ったのは初兎ちゃんである

初兎

コンビニは盲点やったわ〜…

-hotoke-

いや、でも僕走ってきたんだよ?!

初兎ちゃんから頼まれたのはアイスだけじゃなくて行きも帰りも走って買ってこいと言うものだった

初兎

でもコンビニで休んだやろ?

-hotoke-

ぐっ…

図星である。でもコンビニで休んじゃダメってルールなかったし…

初兎

ま、良いや

初兎ちゃんがアイスの袋を開ける

-hotoke-

僕も食べよ〜!

初兎

いただきま〜ふ

挨拶とほぼ同時にアイスを食べる初兎ちゃん

-hotoke-

いただきまーす!

僕もカップの蓋を開けてスプーンを取り出す

ハムっ

初兎

うまー!

-hotoke-

つめたっ!

初兎

……

-hotoke-

初兎ちゃんが無言になる

初兎

なあ、いむくん

-hotoke-

…ん?

初兎ちゃんの深刻そうな声につい身構える

初兎

あのさ

生きる理由って何だと思う?

-hotoke-

っ…?

空の方を向いているせいで初兎ちゃんの表情は全く分からない

ミーンミーンミーン

僕が無言でいるせいでセミの鳴き声が一層大きく聞こえる

初兎

…いむくん、俺のアイスも食べる?

初兎ちゃんが僕に向けてくれたのはいつも通りの笑顔

-hotoke-

うんっ!食べる

初兎ちゃんの笑顔に違和感を覚えたけど そんな考えは胸の奥に隠した

-hotoke-

僕のも食べる〜?

初兎

いいん?

-hotoke-

もっちろーん!

夏休みも明け、新学期

-hotoke-

ふわぁ〜!やっと終わった…

-hotoke-

よし!初兎ちゃんのとこ行こ!

初兎ちゃんとお昼を一緒に過ごす約束をしたので早速初兎ちゃんの教室に向かう

-hotoke-

しょーちゃん!

初兎ちゃんが座ってるであろう席には誰もいない

席替えでもあったのかなと思い、他の席も見渡す

どこにも初兎ちゃんの姿はない

-hotoke-

あ、ほとけっち!

タッタッタと小走りで僕の方に向かってくる

ないこ

初兎ちゃんから、これ
渡せってさ

ないちゃんに1枚の紙を渡される

-hotoke-

ありがとう…?

頭の中にはてなを浮かべながらも 紙に書いてある文字をおっていく

-hotoke-

…ないちゃん、ありがと!

お礼をして走り出す

いむくんへ

ごめん、お昼食べる約束してたのに

-hotoke-

いないか…

タッタッタ

いむくんに「生きる理由」聞いた時困らせちゃったな…ごめん…笑

-hotoke-

はぁ……はぁ…いない

-hotoke-

しょーちゃ…はぁ…

あの時からおかしかったんだと思う

-hotoke-

はぁ…はぁ…

タッタッタ…

自分の生きる理由が分かんなくてさ

-hotoke-

はぁ…はぁ…

自分が他の人より優れてる所がわかんなくなったんよ

-hotoke-

っ…ん…

俺より優れてる人なんていっぱい居ると思うと何も出来なくて

-hotoke-

…もう…ちょっと…はぁ

ガタッ

建付けの悪いドアを何とか開ける

俺はもう…生きたくない

-hotoke-

初兎ちゃん…っ!

屋上にも初兎ちゃんの姿はない

だから…ごめんな、いむくん

最期に

信じたくないと思いながら 恐る恐るフェンスの下を覗く

-hotoke-

……!

初兎ちゃんの死体が目に映る

-hotoke-

しょう…ちゃ…

大好きやで、いむくん。

-hotoke-

しょ"う"…ぢゃぁ

-hotoke-

うわぁぁぁぁぁぁぁ…

ぼく、僕のせいで…

-hotoke-

あの時…ちゃんと答えてたらっ!…

初兎ちゃんはっ…生きてたかもしれない…

-hotoke-

う…グスッ

-hotoke-

しょう…ちゃ…ん

-hotoke-

ぼ…くのっ…生きる、理由はっ…

初兎ちゃんだったよ。

タンッ

『生きる理由』END

この作品はいかがでしたか?

161

コメント

3

ユーザー

これは、メリーバッドエンドですね…(水くん達がこれで幸せなのかによりますけど) 今回の作品は、いつもの可愛い世界と違って新鮮でした!(?)

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚