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ピチャァン…

おんりー

……もう、いいよね…。((ボソッ

静寂に包まれた闇の中、 青年の声が静かに響く。

おんりー

俺も、そっちに…、

その声は震え、悲しみや憎しみさえもを連想させる。

おんりー

((ポロポロ…

彼はその日、彼にとっての ”全て”を失った。

笑顔も、 希望も、 仲間も。

おんりー

みんなの、ところに…。((グスッ

チャキ…

首筋に当てた刃は、所有者と共に小刻みに震えている。

おんりー

……今、行くから、、、

まってよ〜ん

……ズズズ、

その時、どこからともなく現れた黒と白の霧のようなものが、青年の体に纏わりつく。

おんりー

(…!?)

おんりー

(あぁ、さっき受けた”呪い”か…)

よく覚えてるね♪

おんりー

フフ、ハハハ……

青年は嘲笑する。

おんりー

(操り人形なんかに、されてたまるかよ…)

だんだんと闇に侵食されていく体、麻痺していく感覚。

おんりー

(…俺も”逝かせて”、、、)

えー、つまんない!

力の入らぬ手を動かす。 “呪い”に包まれる前に。

カタ、カタカタ…スッ ザシュ、ブシャ…

おんりー

ゥ……

ビシャッ、ポタ…

ありゃりゃ(笑)

青年の周りは紅に染まり、霧はどこかに消えた。

ピチャァン…

そして静寂の中に残ったのは、水の滴る音だけだった。

暗い。上も下も周囲が把握できない。 ここは何処だ…?

ふふ

ふははっ

あははっ!(笑)

突然、高笑いが聞こえた。 子供のような無邪気な声。

そんな声とは裏腹に、悍ましい気配を感じる。

おんりー

(…なんだ、うるさいな、、、)

…でも、俺はもう死んだんだ。 恐れる必要もない。

おんりー

さっさと地獄にでも連れてけば…?
悪魔なんじゃないの?職務放棄?

あはっ!(笑) 生意気なガキだね〜! うーん、悪魔ってのはあながち間違ってないよ♪

おんりー

(ガキはどっちだよ…w)

でもね、終わらせるわけないじゃん〜! そんな簡単にね。(笑)

おんりー

何言ってんだ…?
もう終わったんだよ、全部。

キミはこの因果から逃れられないよ〜? ボクの”呪い”を受けたんだからさ!

おんりー

(“呪い”か…。)

ふふっ、 楽しみだなぁ〜♪

せいぜい抗って見せるのさっ! そしてぇ〜♪

絶望に歪んだ顔を見せてっ! 泣き叫ぶ顔を見せてっ!

じゃあ、頑張ってねっ♪(笑)

ゴォッ…

おんりー

…ハッ!

気がつくと俺は、森の中にいた。

おんりー

……ぇ、?

ザァーー サワサワ… ジジジ…

滝の音や木の葉の擦れる音。 虫の音も聞こえる、のどかな…

おんりー

(ここは、俺のお気に入りの…。)

落ち着きたい時によく来ていた場所。

誰も知らない…、いや。 “俺たち”しか知らない、秘密の場所。

おんりー

……はぁ、、、

おんりー

(…悪い夢でも見てたのかな。)

心の安らぎを感じ、ふと自分に目をやった。

おんりー

(…?)

なぜか俺の服はボロボロだった。

ドクン、 ドクン…

おんりー

……まさか、な
いや…でも、、

ガサ、ザッジャリ…

おんりー

(…?誰か来る、)

ザッ、ズルッ!ズシャァー! (ぅゎー!!!)

おんりー

(…え、落ちた!?)

俺は急いで、音と声のした方へ向かった。

ザッザッ

そこには白髪の青年、 おらふくんがいた。 …やっぱり夢だったんだ。

おんりー

(よかった…)

おらふくん

…いてて、

おんりー

…大丈夫、?

おらふくん

…!?
だ、いじょうぶ…(泣)

おんりー

手当するね〜

ポワポワポワ…

俺は魔法で傷を癒した。

おらふくん

ありがとう…!!

おんりー

…おらふくん、なんでここに?

するとおらふくんは、きょとんとして固まってしまった。

おんりー

え、どうしたの??

おらふくん

あ、いや…。
僕の名前、知っとるん?
一体君は…?

明らかに様子がおかしい。 俺を、知らない…?

おんりー

え、うん…。
俺は、おんりー

おらふくん

おんりーね!
初めまして?よろしくね!

おんりー

、、、え…?

ガサッ、ズザザァー!

(((うわぁぁぁぁ!!)))

ズシャァ!

おん/おら

!!?

また誰かが落ちてきた。

ぼんじゅうる

痛ってー!!(泣)

おおはらmen

ぼんさん!何してんすかぁ!!(泣)

ドズル

いてて、結局みんな落ちちゃったじゃんw

おんりー

…!

おらふくん

みんなぁ〜!!

ドズル

あ、おらふくん!無事でよかった!

ぼんじゅうる

俺は無事じゃない…(泣)

おおはらmen

誰のせいっすか?(圧)

ぼんじゅうる

…俺です、、、。

みんな

wwwww

ドズル


あれ、君は??

…ドズさんも、、?

おんりー

あ、俺、ですか…?

おらふくん

おんりーだって!
僕を助けてくれたんよ!

ぼんじゅうる

おんりーチャン!
いい名前だね〜!

ドズル

いきなりチャン呼びwww

おんりー

…(苦笑)

おおはらmen

どうも、うちの天然が世話になりました!w

おらふくん

天然とは関係ないやろ!!
…てか、天然やない!!

みんな

www

やっぱり、おかしい。 みんな、俺のことを知らないみたいな…

おんりー

……

ドズル

ところで、なんでこんなところに?
っていうか、ここがどこかわかる?(苦笑)

ぼんじゅうる

俺たちマイゴーに巻き込まれてさ、こんなところに来ちゃったのよw

…みんなは、 この場所を知っているはず。 なぜ…?

おんりー

……ぁ

おらふくん

いやぁ、仕方ないじゃないすか!//
…初めて来たんだし、?

ぼんじゅうる

みんな初めてだってばw

これは…、まさか。

おおはらmen

一旦おんりーに喋ってもらいましょうや!w困ってるっすよ??

ぼんじゅうる

ごめんごめんw

おんりー

…あ、えと、、、
ここは俺がよく来る森、ですね。
近くの集落の方への行き方なら、わかりますよ…!

ドズル

そうなんだ!!
…こんなこと聞くのもなんだけど、
よく来るって、何をしに?

おんりー

…まぁ、落ち着きに?ですかね。
静かで気持ちいいんですよね〜

おおはらmen

あ、もしかして俺ら、その静かな時間を邪魔してる…?w

おんりー

いやいや、気にしないで…!(苦笑)
…ところで、みんなは何処へ行くつもりで?

おらふくん

さっきおんりーが言ってた集落や!
ねね、連れてってくれへん?

ぼんじゅうる

俺らだけじゃマイゴーになるだけだからw

おんりー

いいですよ…!
俺もそろそろ帰ろうかと思ってたんでw

ドズル

じゃあお言葉に甘えて、!
早速行こうか〜!

おらふくん

おー!!

…確信した。 彼らは俺のことを知らない。 そして、集落に帰れば大体の真実がわかるだろう…。

おんりー

(今が、”いつか”…ね、)

日が傾き出した頃。

歩いていると、薄らと集落が見えてきた。

おんりー

(…ある、な…)

…やっぱり、か。 ここは”あの日”なんだろう…

道中では一通り自己紹介をしながら、ゆっくり歩いてきたため、もう夕方だ。

スタ、スタ、スタ…

おんりー

そろそろ門ですね〜

ぼんじゅうる

おおお!
意外と大きい集落…✨

おおはらmen

今日は、ちゃんとしたところで寝れそうっすね〜!!

おらふくん

僕お腹すいたぁ…!

ドズル

宿屋とってきた方がいいよね?

おんりー

あ、それなら俺の家でもいいですよ?
広めの空き部屋ありますから

ぼんじゅうる

え、いいの?
迷惑じゃ無い?

おんりー

全然、むしろ嬉しいです!w

ドズル

おんりー、ありがとう〜!!
ご飯はどうする?

おんりー

近くにいい店、ありますよ!

ぼんじゅうる

行こーぜ!
てか、誰が払う??w

ドズル

…ここは僕が!

おらふくん

…いや、1番世話になったから僕が!!

おおはらmen

…俺でも払えますねぇ!

ぼんじゅうる

…じゃあ、俺が払う!!

ドズ/おら/men

どーぞ、どーぞw

ぼんじゅうる

なッ、やっぱりか!!
くそぉ、やられた…w

みんな

wwww

おんりー

てことで、支払いはぼんさんお願いします!w

おらふくん

やった〜!
ごはん♪ごはん♪

ドズル

じゃあ荷物だけおんりーの家に置かせてもらって、お店に行こうか!

おおはらmen

おけっす!

ぼんじゅうる

くそぉ…

おらふくん

まだ言ってるんですか??w
諦めて、美味しいごはん食べましょうよ〜!!

ーーーーーーーーーーー

こうして、俺は “あの日”を辿っていく。

今はまだ仮定だが、なるべく変えないほうがいいだろうから。

おんりー

(…厄介な、)

カランカラン…

このお店は、小さい頃からよく来ている馴染みの店だ。

おらふくん

おおっ!✨

ドズル

いい匂いがする〜!

ぼんじゅうる

肉!肉!

おおはらmen

酒!酒!

おんりー

どっちもあるからw

お店の奥の方にある席に座り、注文を済ませた。

ドズル

品揃えすごいね✨

おおはらmen

酒もめっちゃあって、最高っすねぇ!

ぼんじゅうる

おいおい、飲みすぎるなよ?
俺の財布が痛いから…w

おらふくん

ぼんさん、一緒に暴れましょーよ!w
久しぶりのまともなご飯なんですから〜!!

おんりー

ほどほどにね〜

ーーーーーーーーーー

いい感じに、酒飲みたちが酔ってきた頃。

おんりー

ドズル

ぼんじゅうる

うめぇ〜!
いくらでもいけるわぁ〜((フラフラ

おおはらmen

ゴッゴッゴッ、ぷはぁ〜!!
うまいっすねぇ〜((ヘラヘラ

おらふくん

いぇ〜い〜((ポワポワ

ドズル

…なんか、ごめんね?w
この酔っぱらい達をどうにかしなきゃ…

おんりー

www
大丈夫ですよ〜

ドズル

ところでさ、おんりーは何をしてるの?

おんりー

ん?仕事、とかですか?

ドズル

うん

おんりー

今は治安維持と魔物対策のために、集落の周辺を警護してます。

ドズル

そういえば役職は?

おんりー

魔法と、双剣ですかね〜
基本的にはどの武器でも扱えると思いますよw

ドズル

オールラウンダーかぁ〜
凄すぎる!!

おんりー

ありがとうございます!///
最近は、魔法の勉強ばかりますけどね

ドズル

おらふくんを治したのは、回復魔法?

おんりー

一応そうですね、
神聖魔法の1つです

ドズル

神聖魔法!?魔法の才能があってもなかなか扱えないという、高度な魔法じゃん!!

おんりー

えっ、そうなんですか!?
結構小さい時から使ってたな…w

ドズル

やっぱ凄いw

おんりー

(苦笑)

おんりー

…そういえばみんなは、どうしてこの集落に?仕事は…?

ドズル

あー、それね!…

…本当は、知っている。 魔物を討伐しに来た、冒険者のパーティだってこと。

でも。

おんりー

(“あの日”の俺は、知らないから…。)

ーーーーーーーーー

ドズル

…てな感じで、いろんなとこを旅しながら、魔物の討伐依頼を受けてるんだ〜!

おんりー

そうだったんですね〜
なんか、楽しそう!

ドズル

この周辺にも、魔物が出るって聞いたけど?

おんりー

出ますよ、あの森にもw

ドズル

え!?
うそ、そんなところで落ち着けるの?

おんりー

なんか、俺は魔物が寄りつかない体質なんですw

ドズル

え〜、羨ましい!
僕たちは逆にめっちゃ魔物を引き寄せちゃうんだよね…
魔法に乏しいから、かなり大変…

おんりー

魔法…

ドズル

あの、だからよければ…

ドズル

このパーティに入らない?

おんりー

…俺で良ければ!
でも、魔物寄ってこなくなっちゃうんじゃ…?

ドズル

あー、安心して!
こっちは4人引き寄せまくる体質だからw

おんりー

確かにw
今まで大変じゃなかったですか?

ドズル

www
めっちゃ大変だったよ!
キリがないって感じで〜

おんりー

俺が中和しますよ☆w

ドズル

ありがとう!
これで安泰だ〜!!

ドズ/おん

www

ーーーーーーーーー

一つ目の関門は突破した。 でもまだ油断はできない…。

小さな齟齬が、大きな展開の変化を招くかもしれないから。

夕食を済ませ、俺の家に着いた。

おんりー

着きましたよ〜!

おらふくん

ムニャムニャ…
ぅん…

おおはらmen

あ゛ー、ねみぃ…
((ウトウト

ドズル

2人とも眠そうだねw
ぼんさんは…?

ぼんじゅうる

俺は、な。
あの金額を見て、目が覚めたよ…

おんりー

仕方ないですよ〜
あれだけ、食べて飲んだんだからw

おら/men

((ウトウト

ドズル

2人が寝ちゃいそうだw
部屋案内してもらっていい?

おんりー

(苦笑)
こっちです!

スタスタスタ

確か、綺麗で広い部屋が1部屋あったはずだ。

おんりー

ここです〜

ドズル

広っ!
本当にこんなところに泊まっていいの??

おんりー

空き部屋ですから、気にせずゆったりしてください!

おらふくん

ゎぁ〜((ボフッ
スヤァ…

ぼんじゅうる

あ、寝たw

おおはらmen

…ん、((ボフッ
スースー…

ドズル

あ、めんもw

おんりー

お二人も、ゆっくり休んでくださいね〜!

おんりー

俺の部屋は向かいにあるので、なんかあったら呼んでください!

ドズル

何から何までありがとう〜!!
ベッドもふかふかで、今日はぐっすり寝れそうだw

ぼんじゅうる

じゃあ寝るか〜

おんりー

おやすみなさい〜

ドズ/ぼん

おやすみ〜

キィ…パタン、

俺は自分の部屋に向かった。 何か、手がかりがあるかもな…

キィ、パタン

おんりー

(一応日付確認するか…。)

魔導書を開き、魔法を発動させる。

ポワポワポワ

おんりー

9月9日…
俺がみんなと出会った日だ。

つまり…

死に戻り。

おんりー

…はぁ、、

ボフッ

…また、あの悪夢を繰り返すのか…?

おんりー

ウッ、、ハァハァ…

思い出すだけで、悪寒がする。 …もう絶対にみんなを失いたくない。

おんりー

(…俺が、変えるんだ。)

おんりー

…こんな”因果”から抜け出すんだッ!!

ピキィン… ズキンッ!

おんりー

ぐぁッ!?
…ぅあ、え゛、?

ドタッ…

急に首筋に強烈な痛みが走り、前に倒れ込む。

咄嗟に首を押さえた手を見ると、黒い霧のようなものが纏わりついていた。

おんりー

…ッ!??

あの時と同じ声が、頭の中に響く。

抜け出す?? できるもんならやってみなよ!! ま、無理だろうけどね♪(笑)

…相変わらずの憎たらしさだ。

おんりー

…受けて立つさ。
俺が、絶対に未来を変える…!

ほーん、頑張ってね☆ ボクはキミを”いつでも見てる”から♪

ーーーーーーーーー

おんりー

(…痛みは、おさまった、、)

震える体をゆっくりと起こす。

おんりー

フゥ、、
え…?

目の前にある鏡を見ると、俺の首筋に黒い痣のような紋様があった。

おんりー

(…『いつでも見てるから』か、、、)

おんりー

(“呪い”を通して、…)

いいよ、変えてやるさ。 この因果から抜け出して、未来を。

そして、守るんだ…

俺がみんなをッ!!

ろぉる(作者)

はい!お帰りなさい〜!

ろぉる(作者)

急に新しい物語が始まって、
「何事!?」と思っているかもしれませんねw

ろぉる(作者)

「ドズル社 事故・病気など」
の方は、なかなか展開が思いつかず、スランプだったので…

ろぉる(作者)

気分転換に、異世界系にチャレンジします!

ろぉる(作者)

(不穏系かも?)

ろぉる(作者)

主人公はおんりーさんです

ろぉる(作者)

キャラ崩壊等、今後あるかもしれませんので

ろぉる(作者)

⚠️ご注意ください!

ろぉる(作者)

この話の更新も遅めになる予定です!
ゆったり待っていただけると嬉しいです

ろぉる(作者)

そのうち雑多の方で、補足や解説等もしていく予定です〜!

ろぉる(作者)

感想など良ければ教えてください!

ろぉる(作者)

それではまた!

この作品はいかがでしたか?

200

コメント

7

ユーザー

え、初心者…?僕よりも10000倍上手いっ…

ユーザー

え、待って、こういうの好きなんけど。死に戻りって! しかも呪い受けてるの〜? りーちゃん? 頑張って足掻いて足掻いて足掻き回ったらいいんちゃう?

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