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泣きそうになりました! とっても良い話です!(*^▽^*)
俺と君が出会ったのはいつだっただろう。
思い出そうとする度に胸が痛む。
ああ、やっぱり君は俺のことを友達としてか見てくれないんやな。
「好きだよ。」なんて、
誰にも伝えられない想いを、
1人ボソッと呟いた。
やっぱり、
年の差恋愛なんて、
ダメですか、?
遡ること14年前。
桃 .
俺は弱虫で泣き虫で。
その日もいつもと同じように1人で公園に来てたんやけど。
引っ越してきたばっかで友達がいない俺は、
遊び相手がいなくて、
いっつも1人で遊んどった。
でも、弱虫の俺は、
1人なんて無理で。
その日はとうとう公園の木陰で蹲って泣いてしもうて。
ああ、やっぱり俺って泣き虫なんやな。
1人って嫌やな。
そんなことを考えていると、
青 .
俺よりもかなり年齢が上らしき男の子が来て。
青 .
優しく声を掛けてくれて。
桃 .
桃 .
青 .
青 .
青 .
桃 .
そっから俺はその子とサッカーをしたり、
色々な遊びをした。
青 .
公園にあった時計を見ると、
17:00と記されてあった。
桃 .
青 .
桃 .
青 .
桃 .
青 .
青 .
結局俺はその子に送ってもらったんやけど、
青 .
青 .
と言うわけで、
この子と家が近いと言うことが判明し、
桃 .
桃 .
青 .
青 .
青 .
桃 .
桃 .
青 .
青 .
そう言って流星さんはふははと笑った。
桃 .
桃 .
桃 .
それから流星さんは一瞬びっくりした顔をしたけど、
その後すぐふにゃあと笑って、
青 .
青 .
桃 .
そして俺はその日、初めて友達が出来た。
そこから流星さんは、
中学生になって、
友達も沢山出来とったのに、
暇があったら小学生の俺と遊んでくれた。
俺がどうして俺と遊んでくれるん?って聞いたら、
やって、1人じゃつまらんやろ?
俺も小学生の時、1人でつまらんかったし、
のぞむにそういう思いしてほしないから。
って言ってくれて。
そん時はまだ小2とかやったからよう分からんかったけど、
いつやったっけな。
俺が流星さんに恋心があると気付いたのは。
あれから結構経って7年前。
俺が小5で、流星さんが高3のとき。
あと、初めて俺が流星さんの家に上がらせてもらったとき。
桃 .
桃 .
青 .
なんか、
年下なのに失礼かもしらんけど、
あのアホな流星さんの家がこんなに綺麗だとは思わんかった、、
青 .
桃 .
青 .
桃 .
青 .
青 .
桃 .
青 .
あれフラグ??()
桃 .
青 .
桃 .
俺は流星さんが行ったあと、
引き出しに直行した。
桃 .
そして俺が引き出しを開けると。
桃 .
そこには、
今まで撮ってきた俺と流星さんの写真が丁寧に置いてあって。
凄い、、
と思ったのも束の間。
流星さんの足音がしたので、
急いで戻りました。
青 .
桃 .
ほんまは見たけど()
青 .
青 .
青 .
え、?
その時は状況が飲み込めんくて。
流星さんに彼女...。
そりゃそうよな。
流星さんももう高3やもん。
彼女が出来てもおかしくない年齢。
めでたいことなんやけど、
俺は素直に祝えんくて。
表面ではおめでとうって言ってんねんけど。
俺の心の奥の方で、
どこか焦りを感じてしまってて。
その時は色んな感情が渦巻いてて。
なんて表したらええんか分からんけど、
一言で言うと、
青 .
青 .
青 .
桃 .
桃 .
青 .
「好き」
この2文字が俺の今の気持ちにぴったりやった。
桃 .
青 .
そう言って、
流星さんはふわっと微笑んだ。
そこから俺は頭が真っ白になって、
なにも考えられんくて。
でもめでたいことやし、
彼女さんと上手くやってんのかな、
って思ってた2年後。
あの日流星さんと連絡先を交換して、
あまり稼働していなかった流星さんのメッセージ画面にこう来てて。
青 .
青 .
流星、さん?
桃 .
その時、流星さんから電話が来た。
青 .
桃 .
青 .
青 .
彼女と、別れ、た、?
桃 .
青 .
青 .
青 .
悲しいことなんに、
なんでやろう。
心臓が高鳴ってる気がするのは。
青 .
青 .
桃 .
桃 .
そう言って電話を切った。
その数日後、
流星さんが誕生日で20歳になって、
俺が口滑らしてもうて、
あんなこと言ったのは今でも忘れられへんなぁ、笑
流星さんの誕生日&成人式。
in流星さん宅。
色んなことしたけど、
俺は最後にあんなこと言ってしまって。
桃 .
青 .
青 .
桃 .
桃 .
青 .
そん時俺は中一。
中一が言うことちゃうって自分が1番よう分かっとる。
桃 .
桃 .
桃 .
桃 .
桃 .
そう言って俺はその場を逃げ出した。
青 .
俺、もう無理かな、笑
結局弱虫の俺はあの場から逃げ出してもうて。
ほんま弱いやつ、笑
んで、その後は、
顔を1回も合わせることなく、
俺は中学校を卒業して、
今の高3になっとるわけなんやけど。
じゃあ流星さんは?って思ったやろ。
流星さんは、
今、東京におんねん。
メッセージでそれ伝えられて。
俺、東京で一人暮らしして仕事するって。
住所が下の方に書いてあって。
やから、最後に流星さんと顔を合わせたのは、
あの俺が告白みたいなんをした時。
あの返事は未だに分からんくて。
そのメッセージが一昨年やってんけど。
去年流星さんの家見てみたら、
流星さんの部屋にはもうなにも無くて。
ほんまに行ってしまったんやなって。
どうせ向こうも友達としか思ってなかったし、
ええかなって思っとったけど。
俺が納得いかへん。
やから今日。
私小瀧望、
初めて東京に行きます!!!
ちゃんと親の許可も貰い、
1人で行きます!!!
でも流星さんに最後に会ったんはもう5年前。
覚えとるかな、、
ま、ええや!!
もう準備は出来たし行ってきます!!!
てなわけで東京着きました!!!
まってまって、
人多ない??
私の特技の方向音痴炸裂しちゃうぞ?!?!
でもとりあえずこの住所に向かおう、
よっしゃ行くぞ!!!
はぁ、2時間かかった、...
自分でも驚くほどの方向音痴具合...、
108号室ってここよな、?
流星さんおるかな、?
よし、頑張れ、自分、っ!
ピーンポーン
やっぱおらんか、、
と思っていると、
中から聞き慣れた声が。
青 .
流星、さんや。
5年ぶりに見た流星さんは1つも変わってなかった。
桃 .
青 .
そりゃ5年もしたら容姿も変わっとるわな。
わからんに決まっとる。
桃 .
青 .
青 .
青 .
覚えててくれたんや。
青 .
桃 .
青 .
桃 .
桃 .
青 .
そう言うと流星さんは、
前と変わらないふわっとした笑顔で俺を見つめてくれた。
それを見るなり俺は、
自然と涙が溢れてきた。
あーあ、また出てもうた。
泣き虫の部分。
桃 .
青 .
そう言うと流星さんは俺をふわっと抱き締めてくれた。
桃 .
桃 .
青 .
この会話。
桃 .
青 .
青 .
青 .
青 .
桃 .
頭が追いつかん。
青 .
青 .
青 .
せや。
小さい時に約束したんや。
青 .
青 .
青 .
青 .
青 .
青 .
青 .
桃 .
年の差だろうが男同士だろうが気にしない。
俺と流星さんは末永く幸せに暮らすと誓った。