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俺が生理男子と分かったのは
普通の女子より早い 小学2年生のときだった 。
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朝 起きたらお腹が痛かった 。
トイレに行って見ると 下着に血がついてた 。
そこから 俺の悪夢みたいな日が始まった 。
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🌸母
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🌸母
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🌸母
母さんは優しかった 。
暖かいご飯を作ってくれた 。
……あの人と違って
いつも学校から帰ってきたら ギューってしてくれた 。
でも ……
🌸父
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🌸母
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🌸母
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そう 俺の父さんは
いわゆるDV男というものだった 。
暴力は日常的 。
俺にはあまり 当たってこなかったが
母さんをいつも殴っていた 。
でも 機嫌が悪い時は 俺のことも殴ってきた 。
パチカス ヤニカス 女遊びが酷い 。
俺はそんな父が憎たらしくて仕方がなかった 。
でも 手を出せば殴られる 蹴られる 時には包丁を使ってきたり 。
でもそんな父さんからの暴力の雨をいつも母さんが守ってくれてた 。
そのせいで 母さんはいつも 身体中にアザや怪我があった 。
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🌸父
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🌸父
ある日 母さんが死んだ 。
いや 殺されたという方が正しいか 。
俺を孕ませた父さんが その汚い手で首を絞めて 。
今でも鮮明に覚えている 。
父さんの狂気に満ちた顔 。
母さんの諦めと苦しみが入り交じった顔 。
俺は助けることが出来なかった 。
ただ 殴られ 眺めることしか出来なかった 。
そんな人を助けられなかった自分が憎い 。
そんな 母さんが死んだ日のことは覚えてるのに
母さんが笑った顔は覚えてない 。
思い出せない という方が正しいか 。
思い出そうとすると 視界に黒い霧がかかるように 気絶する 。
だから 俺はみんなに迷惑をかけないように過去のことを忘れようとしたのに
したのにッ
どうして 思い出してしまうの ッ?
また 大切な人が居なくなっちゃうかもしれない 。
せっかく大切な人ができたというのに 。
俺は 一生幸せを感じれないと思っていたのにッ
まだ 失いたくない 。
この小さな幸せは
普通の人は普通だと言うだろう 。
でも 俺どんなに小さな幸せでも
幸せがそこにあるのなら
その幸せが変わらずそこにあるのなら
俺は その幸せは 最大の幸せだと思う 。
もう 失わないように 。
幸せという漢字を見すぎて頭おかしくなりそう