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立花 桜
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自覚なんてしたくなかった
いや、と言うかしない方が良かった
ESTP
自動販売機から出てくる冷たい缶を手に取りながら彼の話を聞いているとその口から出てくる言葉に思わず固まる
ESTP
そう話す彼の顔付きがいつもより柔らかくて、楽しそうで、俺といる時より嬉しそうで。
ESTP
聞きたくない
ENTP
ESTP
ENTP
そんな事を思わず口走る。本当はもっと言いたい事はある筈なのに頭の中の思考が濁って上手く口に表しきれない
ESTP
手に取った缶を眺めては彼の方向へ極力見ないようにしていたら、変な所で察しがいいのか。こちらの方へ覗いてこようとするESTPが居て
ESTP
思わずその顔に缶をぶつけては痛そうに抑えるもそこに怒りとかも無く、ただいつものように笑いながらこちらの方へ見てくる笑みだけが残ってて
本当に、ずるい男だ
2年後
ESTP
ENTP
ESTP
先程まで居た男女のグループの集団から抜け出すとENTPの居る方向へと行き肩を組む。無駄に近い距離感はどうもいつまで経っても治らないらしい
この恋心を自覚したのは高1の夏、初めてESTPに彼女が出来たと告げられた時だった
最初の内は何かの気の迷いだと思っていた、だって男同士だぞ。それに、こいつとは幼稚園からの幼馴染で友達であり親友のような立ち位置で。 恋愛対象には微塵も入ってなかった
だからこそ、これからも友人として傍にいてくれたらな。と思っていたのに、厄介すぎるこの感情は歯止めが効かないようだ
ESTP
ENTP
ESTP
ESTP
ENTP
ESTP
ESTP
ENTP
ESTP
そうすると組んでた腕をもう片方の腕とクロスさせ、首に縋って抱き締められてる体勢となって
ENTP
彼の距離が近く首筋に通る息に心臓がバックバクと鳴る。そもそもお泊まりをする、という時点でもう俺の言葉が出てこないんだが!?これでもかなり平然を取り作ってんだけど!?と心の中で叫びながらも彼の顔を手を押し付けて
ENTP
ESTP
悪ノリで裏声にしながら辞める気配も全くないESTPに呆れた表情を浮かべる。 こいつのこういう所が悪い部分だ
ENTP
ESTP
そう言ってENTPはESTPを引き連れて教室まで行く
いつも過ごしている日常を装って
コメント
1件
風船さん、第1話読みました!もう冒頭から切なすぎて胸がぎゅっとなりました…ESTPが彼女できた話をするときのENTPの「聞きたくない」、自覚したくない恋心が痛いほど伝わってきます。2年後も相変わらず距離が近いESTPに内心焦るENTPのギャップが最高で、「ずるい男だ」って言葉が全部を物語っててエモすぎます😭💕続きが待ちきれないです!風船さんの紡ぐ関係性、大好きです🌸