ブラッグ

一方その頃、真っ赤に燃え盛る砂浜では…

ズドゴォンｯ！！！！

ﾄﾞｻﾞｯ ｽﾞｺﾞｯ ﾊﾞｻｰｯ

土竜が自衛隊らを次々となぎ倒し、 そこら中に死体が山積みになっていた

ﾋﾞｭｯ

その瞬間、血まみれで倒れていた 一人の自衛隊が動き出す

ｽﾞｸﾞｻﾞｧｯ

ｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｸﾞｯ…！！

そして背後から土竜の横腹をナイフで 突き刺し、奥まで鋭く突き立てる

…ｸﾞｯ

土竜はその自衛隊の顔面を掴む

ﾍﾞｷﾍﾞｷﾍﾞｷｯ…

ﾊﾟｺﾞｩｰﾝｯ！！！

ﾊﾞﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾗｰｯ…！！

しかし土竜はその程度の傷では怯まず、

土竜に襲い掛かった自衛隊らは、 一人残らず死体の山となり、塵となってしまった

その時…

ｽﾞｩｫｯ…！！！

遥か上の方から空を切り裂くような、 大きな音が鼓膜に入る

ﾊﾞｯ

土竜は即座に振り返り、空を見上げる

するとそこには、眩しいほどに真っ赤に光る 人影のような物が見えた

ﾋﾞｭﾊﾞｯ

ｯｯｯズドォッ！！！！

ﾋﾞｭｺﾞｩｯ…！！！！！

ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ…！！！！

ﾊﾞﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾗｰｯ！！ｽﾞｻﾞｧｰｯ…

ﾌﾞｼｭｩｩｩーｯ…！！

マグマンは全身から高熱な煙を吹き出し、 颯爽と戦場に駆けつける

ﾋﾞｭｺﾞｯ…！！

ｯｯｯバガァン…！！！！

ｽﾞﾄﾞｯ ﾄﾞｶﾞｯ ﾋﾞｭｺﾞ！！

マグマンは真っ赤に燃える、 鉄球のような重さの拳を土竜に叩き続ける

ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｯ…！！！

それから、数分前

遠く離れた岩場にて…

ﾊﾞｯ

静香社長は宮本の胸ぐらを掴み、睨み付ける

ｽｯ…

静香社長を手を離し

静香社長は岩に隠れながら、 遠くにある燃え盛る砂浜の様子を見張る

宮本は息を整え、ゆっくりと目を瞑り始める

ｻﾞｯ…

そして宮本は頭の中でマグマンを思い描き、 地面に手を置く

ﾋﾞｭｯ…！！

その瞬間

…ｯｯｯズドォンッ！！！

ﾊﾞﾗﾊﾞﾗﾊﾞﾗｰｯ！！

何者かが急に爆弾を投下し、岩場が大爆発する

ﾄﾞﾁｬｯ…ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛｰｯ…！！

宮本はその爆発の衝撃に反応できず、 右腕が吹き飛ばされ、血が止めどなく溢れる

静香社長は砂煙に視界をやられ、 目が霞んで前が見えなくなってしまう

宮本は右肩を押さえながら、 真っ白な顔でニヤリと笑みを浮かべる

しかし宮本は、なんとかその大爆発の中、 新たなマグマンを完成させる

ﾌﾞｫｩｯ…！！

ｻﾞｯ…ｻﾞｯ…ｻﾞｯ…ｻﾞｯ…ｻﾞｸｯ

砂煙が風に無くなると、そこには… 何百人もの巨漢なヴィランの姿があった

マグマンは風になびきながら、その ヴィラン軍団を睨み付ける

ﾊﾞｯ！！

するとマグマンは宮本の肩を掴み、強引に退ける

ﾋﾞｭﾊﾞｧﾝｯ！！！

ｯｯｯｽﾞﾄﾞｺﾞｩﾝ！！！

ｽﾞﾄﾞｯ ﾄﾞｺﾞｯ ﾊﾞｷﾞｯ！！

ｯドゴォォォンッ！！！

マグマンは宮本の意思とは反対に、 そのヴィラン集団に飛びかかり次々と殴り掛かる

ｽﾞｯ ﾊﾞｧｰﾝｯｯｯ！！！！

ｽﾞﾄﾞｯ ﾊﾞﾗﾊﾞﾗｰｯ！！

そしてマグマンはたった一人で、 そこにいたヴィラン軍団をあっさりと全員なぎ倒す

こうしてマグマンらは、戦場である 燃え盛る砂浜に向かうのであった