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志音
新学期1日目
雪が降る空を見上げながら
志音
親友の名前を呟く
あれは4年前の出来事だった
あの日の事を忘れることは無い
志音
夕日
あの日も雪が降っていた
始業式の日だった
x月x日
夕日
隣にいるのは親友の夕日
なんでも出来る美少女で 私の憧れだった。
そんな,夕日とずっとずっと
一緒にいられると思ってた
志音
夕日
夕日
志音
横断歩道を渡ろうとした。
少し先を歩く夕日
夕日
キキッーーーーーーーー
夕日
志音
手を取ろうとした。
でも。間に合わなかった。
私の右手は血だらけ,
現実から逃れたかった。
これは夢だと 現実じゃないと思いたかった
でも,目は覚めなくて
これは現実だと思い知らされた
私はただ泣くことしか出来なかった
直弥
志音
直弥
志音
言葉が出てこない。
口に出すのが怖くて仕方がない
志音
直弥
直弥は黙って私を見ている。
直弥の目の奥は暗かった。
直弥
直弥
直弥
志音