わたしの救世主

恐る恐る、返答を待つ

本当にそれが目的なのか。

それにしては、なんだか雰囲気が軽い。

そこに、割って入ったかのようにドリンクがきた。

ニコッと、笑ってお辞儀をする。マスクをしているから、口元までは見えないが目元がぱっちりしている。

漫画などで出てくるような、薄ピンク色の飲み物、、、というか、液体。

戸惑う私とは裏腹にグビグビ飲み始める蘭。

思い切ってグラスに口をつけて、コクンと喉を鳴らし口の中に含んだ。

本当にそう思っているのか、、、、 本当にこの男は読めない。

あれ、、、上手く言葉が出ない。

視界がぼやけてくる。体が変だ。

睡眠薬のような、、、、、

気づいた時には、もう手遅れだった。

にたぁと、嘲笑うかのようにわたしをみてくる。

そこで、私の意識は途絶えた。