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隼太(しゅんた)
蒸し暑い8月の午後
俺はいつも学校帰りに人気が無くなった 海に来ていた
隼太(しゅんた)
いつもは波が穏やかなので少しだけだが 海に潜っていた
だが今日は少し風も強く波が高くて 入らずにいた
嫌な予感がする
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
俺はふと遊泳禁止エリアの方を見た
そこには俺と同じくらいのやつが 岩場から飛び込んだ
隼太(しゅんた)
誰だか分からないけど俺は とりあえず走った
そして裸足になってその岩場から 助けるため飛び込んだ
バシャーン
相手は結構沈んでいた
俺は追かけ潜った
少し潜りにくかったが 制服が夏服なだけありがたかった
いつも潜っていて鍛えられたのか 深く沈んでいたがあまり苦しくなかった
そして相手の右手をつかみ 抱き寄せ浮かび上がった
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
相手はぐったりしていたが息はある
俺は岩場近くの洞窟に運び寝かせた
そして自分の荷物と相手のやつであろう メガネを持って洞窟戻った
そして俺は 濡れた制服から部活の練習着にに着替え まだ寝ている相手にジャージをかけた
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
玲(とおる)
俺は思っても無かった言葉を聞き お茶を吹きかける
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
俺は相手にメガネを渡した
玲(とおる)
相手は無愛想に受け取りメガネをかけた
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
玲(とおる)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
俺はかける言葉がなかった
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
そうして俺は洞窟を去った
隼太(しゅんた)
俺はこの島に1つしかない商店に来た
暁斗(あきと)
奥から同い年の暁斗が出てきた
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
俺は暁斗に事の顛末を話した
暁斗(あきと)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
暁斗(あきと)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
ここは1つしかない商店なだけあって 島民の憩いの場でもあった
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
実際の所を言うと心配はしていた
だって…
目の前で溺死されるのは
もう見たくなかったから
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
そして俺は洞窟の奥から 細い流木を取りに行った
そして買ってきたライターで火をつけた
あたりはもう暗くなっていた
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
玲(とおる)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
そして俺はカップ麺を差し出した
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
こんなに温かい気持ちになったのは 焚き火のせいなのだろうか
それとも……
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
遠くから暁斗の声がした
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
そう言って暁斗は袋に入った おにぎりを渡してくれた
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
暁斗(あきと)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
暁斗(あきと)
そう言って俺とは別に袋を渡した
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
俺は暁斗が作ったおにぎりにかぶりついた 玲も少しづつ食べていった
暁斗(あきと)
暁斗がじっとこちらを見てくる
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
違う
表向きはそうだけど
ずっと潜ってたら
逢えそうな気がしたから
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
そうやって俺たちは荷物をまとめて洞窟を出た
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
俺の家はボロボロのアパートで 10畳ちょいある
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
暁斗(あきと)
そう言って暁斗はニヤニヤしながら 肘で突っついてきた
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
俺は適当に服とタオルを手に取り 玲と風呂屋に向かった
隼太(しゅんた)
俺は勢いよく風呂屋の扉を開ける
風呂屋のおばちゃん
奥から80歳ぐらいのおばちゃんが出てきた
隼太(しゅんた)
風呂屋のおばちゃん
風呂屋のおばちゃん
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
風呂屋のおばちゃん
おばちゃんは優しく笑う
隼太(しゅんた)
風呂屋のおばちゃん
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
風呂屋のおばちゃん
隼太(しゅんた)
2人だけの湯船で思いっきり伸びをする
こんなに気持ちがいいことは他にないと思う
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
想像が出来ないくらいの人数で唖然とする
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
そして俺らはお風呂から上がり着替えた
隼太(しゅんた)
風呂屋のおばちゃん
隼太(しゅんた)
風呂屋のおばちゃん
風呂屋のおばちゃん
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
風呂屋のおばちゃん
そうして風呂屋を後にした
隼太(しゅんた)
もう日が落ちかけている外を 2人で並んで帰った
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
2人で笑いながら帰路に着く
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
〜数年前〜
隼太(しゅんた)
隼太の父
あの日は暑い夏の午後
隼太(しゅんた)
この日は夏休みの自由課題のため、 父親に無理を言って貝殻を拾いに来ていた
隼太の父
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太の父
隼太(しゅんた)
俺は貝殻を拾うことに夢中になっていた
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
少ししていると辺りが騒がしくなった
海水浴客
海水浴客
海水浴客
海水浴客
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
数時間後…父親が沖合で見つかった
暁斗の言うとうり潮に流されたらしい
父親と会えた時にはもう冷たくなっていた
溺死だった
隼太(しゅんた)
隼太の父
島の小さな病院のベッドで目を閉じ 横たわっている父親を見て その時は理解が出来なかった
俺があの時無理を言わなかったら
その言葉が自分の頭の中で駆け巡る
隼太(しゅんた)
俺の母親は俺を産んで少しして亡くなった
親戚とは会ったこともないので 行き場が無かった
だから中学を卒業するまで 暁斗のとこにお世話になっていた
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
もう家の目の前まで来ていたので俺はそんな話をしなかったように玄関を開けた
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
暁斗(あきと)
そう言って暁斗は ご飯と豚キムチとほうれん草のおひたしと椎茸の味噌汁を食卓に並べた
隼太(しゅんた)
俺は思いっきりご飯にかぶりついた
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
玲(とおる)
こんな楽しい食卓はいつぶりだろう
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
玲がおひたしに醤油をかけながら 聞いてきた
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
玲(とおる)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
玲(とおる)
暁斗(あきと)
〜次の日〜
隼太(しゅんた)
おじさん
玲(とおる)
おじさん
おじさんはガハッハっと笑った
おじさん
隼太(しゅんた)
今日の海は波は穏やかだ
そんな海に向かって1歩ずつ歩みを進める
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
玲は少し怖がっていた
隼太(しゅんた)
俺は手を差し伸べる
玲(とおる)
玲は意を決したのか俺の手を掴んだ
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲は本当に海に飛び込んだのかと疑うほど怖がっていた
胸ぐらいまで浸かった所で 俺は玲の方を向いた
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
そう言って俺はゆっくり玲の 手を引きながら遊泳エリアギリギリまで 泳いだ
隼太(しゅんた)
俺は精一杯叫んだ
すると遠くからモーターボートが 足場を引きずりながら来た
おじさん
隼太(しゅんた)
そう言って俺は足場に上がり 玲の手を掴んで引き上げた
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
簡単なものだが花火の足場は出来上がった あとはこれを少し沖まで 引っ張ったら終わり
おじさん
隼太(しゅんた)
おじさん
隼太(しゅんた)
おじさん
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
おじさん
隼太(しゅんた)
おじさん
そう言い残しおじさんはモーターボートを 飛ばして帰っいった
隼太(しゅんた)
俺は海に大の字になって浮かんでいた
玲(とおる)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲は少し恥ずかしながら 砂浜に向かったのでその後を追いかけた
〜風呂屋〜
隼太(しゅんた)
アナウンサー
風呂屋のテレビから 真剣なアナウンサーの声が聞こえてくる
玲(とおる)
玲が一瞬固まる
アナウンサー
『死亡が確認されました。』
テレビから聞こえた声が 2人のあいだを通り抜ける
アナウンサー
アナウンサーの声はやけに冷酷だった
隼太(しゅんた)
俺は必死に玲にかける言葉を探す
玲(とおる)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
玲は振り返って笑った
全体的に笑っていたが メガネの奥の目は笑っていない
きっと複雑な気持ちなんだろう
隼太(しゅんた)
ふと目が覚めた
壁にかけてある時計は 午前5時ぐらいをさしていた
玲(とおる)
玲は……寝てるか
隼太(しゅんた)
俺は天井を見つめる
玲(とおる)
玲がこちらを見てきた
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
俺らは勢いよく玄関を開け 海まで走った
隼太(しゅんた)
少し日は昇りかけてたが 間に合った
玲(とおる)
砂浜に2人で並ぶ
そしてだんだん日が昇ってきて
水平線が眩しくなってきた
俺はふと玲の方をみた
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
玲はじっと水平線を見ながら 静かに
泣いていた
玲の乾いた肌に涙が伝う
その姿はとても 美しかった。
隼太(しゅんた)
俺は砂浜に大の字になって寝転がる
玲(とおる)
涙を吹いた玲が微笑む
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
玲はまた日が昇りきった 水平線を見つめ直した
俺は思いっきり深呼吸をした
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
本当に生きてくれるのか
その考えが一瞬頭をよぎったが そんな事ない
玲は生きる 何となくそんな気がした。
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
こんな日が続けばいい
ずっと
2人でこうして笑っていられたら
それから1週間 色んな事をして楽しみまくった
気づけば花火大会当日になっていた
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
花火大会が始まるまであと数時間
俺はある場所へ行くため 玄関を開けた
玲は笑顔で優しく見送ってくれた 俺はなんとも思わなかった
玲(とおる)
そう聞こえた気がした
隼太(しゅんた)
俺は線香を上げ、手を合わせた
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
俺は時間の速さにしみじみする
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
俺は夕日に照らされている 両親の墓を後にした
隼太(しゅんた)
部屋は静まり返っていた
隼太(しゅんた)
ふと机の上の置き手紙が目に入る
『隼太へ』
『ごめん』
たったその二言だった
でも嫌な予感がする……
全身から血の気が引いて 冷や汗をかいているのが分かった
隼太(しゅんた)
俺は思いっきり玄関を飛び出した
隼太(しゅんた)
俺は全力で走って暁斗の元へと向かった
暁斗(あきと)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
息が上がって上手く喋れない
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
暁斗(あきと)
暁斗(あきと)
そう言って暁斗は店の奥へと消えた
隼太(しゅんた)
俺は必死に考えた
なんで……玲が……消えた?
どこに?
あの時……生きるって
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
暁斗が奥から靴を履きながら出てきた
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
俺は全速力で走り回った
隼太(しゅんた)
おじさん
隼太(しゅんた)
今日は花火大会なので いつもより人通りが多かった
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
また俺は全速力で走った
人が多い……
人をかき分けながらじゃないと進めない
花火を見に来た客
花火を見に来た客
花火を見に来た客
隼太(しゅんた)
花火を見に来た客
隼太(しゅんた)
花火を見に来た客
花火を見に来た客
メガネ……きっと玲だ
隼太(しゅんた)
花火を見に来た客
俺は全速力で海に向かった
海辺には人がごった返していた
隼太(しゅんた)
人をかき分けながら探した
隼太(しゅんた)
見つからない
やっぱり遊泳禁止エリアに 入ってしまったのだろうか
もう日が落ち 花火大会が始まった
そのせいで人の動きがもっと酷くなる
隼太(しゅんた)
俺は人の流れに初めて 押しつぶされそうになる
そんな俺を無視して 無数に咲く花火
隼太(しゅんた)
力いっぱい叫ぶが声は 歓声と花火の音にかき消される
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
玲(とおる)
玲(とおる)
俺の頬を涙が伝う
玲(とおる)
俺の家族全員が死んだ その報道がされる事ぐらい分かっていた
でも
それを現実で見ると どこか
胸が締めつけられる
玲(とおる)
自分でやったくせに 自分に対して頭を抱える
玲(とおる)
玲(とおる)
『殺した事も』
全部俺が思い描いたending
だけど一つだけ違った
俺が生き残って隼太に助けられた事
それだけは違った
だけど 隼太と過ごす間もずっとずっと感じていた
生き苦しさ
玲(とおる)
俺は意を決した
少しずつだけど海に入っていく
今は皆花火大会に集中してるし 暗いから今沈んだってきっと分からない
死のう
俺は1歩ずつ海に入っていく
そして胸まで浸かった
玲(とおる)
玲(とおる)
俺は目を閉じた
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
俺は声がした方へと振り返る
隼太(しゅんた)
そう言って隼太も海に入ってきた
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
玲(とおる)
玲(とおる)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
俺は声を張り上げる
そして今の思いを隼太にぶつける
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
その言葉が俺に突き刺さる
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
隼太は真っ直ぐな目で俺を見据える
こんなに言われたら 合わせる顔がない
玲(とおる)
俺は俯くしか出来なかった
そんな2人の沈黙を 花火の音がかき消す
もう花火大会はフィナーレにはいっていた
ギュッ
玲(とおる)
隼太が抱きしめてきた
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
なんで?
なんで…隼太が謝る必要が?
玲(とおる)
さっきのとは違う 俺の頬を涙が伝う
でも この涙は
生きたい
生きなきゃいけない
玲(とおる)
俺は謝ることしか出来なかった
隼太(しゅんた)
隼太はずっとそう言って 背中をずっとさすってくれた
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
隼太は俺の手を引いて砂浜に向かった
隼太の背中は大きくてかっこよくて
頼もしい
暁斗(あきと)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
玲(とおる)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
いつの間にか花火大会は終わっていた
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
そう言って2人は道に戻っていく
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
俺は走った
これからどうなるかは分からないけど
今はここで生きよう
そして
隼太と暁斗と 楽しみまくろう
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
玲(とおる)
隼太(しゅんた)
暁斗(あきと)
隼太(しゅんた)
玲(とおる)
3人の笑い声が 花火大会あとの静かな空に響く
そして俺は心から思った
生きよう
~完~
An Afterword
最後まで閲覧ありがとうございます! 樽紅です!
今回も『色々な角度から音楽を楽しむYouTubeチャンネル』の『メロガッパ』さんの動画、 【合体】 「打ち上げ花火/daoko×米津玄師」 × 「君とみた海/合唱曲」 から書きました!!
この動画はね見る価値ありますよ この動画を一言で表すと 【エモい】 しか当てはまりません
永遠リピできる気がする (あと獣ゆく細道も)
『あとなんで前の2作はCMソングで書いてんのに今回は違うんけ!』 って思った人も絶対いると思う あの……CMソングから書こうって思ったら本当に頭パンクするんすよw なんでストーリができそうな曲から書きましたって話ですw まぁアピール大作戦の締切までまだまだ 余裕のよっちゃんイカなんで 多分書かないと思います(((Σ\(゚Д゚;)おい
あとね今回は 隼太(もりくん)に播州弁って言うね 日本で(多分)1番汚いって言われてる方言を 当ててみたんですけどどうですか? もっと方言書きたかったんですけどそれはまたの機会にしますw えっと……兵庫に来た際は方言と 姫路ナンバーの車に気を付けてくださいw (⬆︎運転荒いらしいです)
またねこの動画から書いて欲しい!!とかあればコメントとかに書いてもらうと 解釈の仕方おかしいけど書くので 私にネタを恵んでくださいw
最後までありがとうございます! 前作2作も見ていただけると嬉しみの舞です!! ありがとうございました!!
よし、今回は誰も死ななかった(((