/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
7年前
長谷川
待て鳴海！
鳴海
うるっせぇ！
鳴海
あのクソジジイに吠えずらかかせてやる！！
長谷川
はぁ、
隊員
鳴海！
隊員
長谷川小隊長の命令を聞け！
鳴海
どいつもこいつもうっせぇな！
鳴海
ん？
鳴海
あいつ、なにしてんだ？
長谷川
いい加減にしろ！
鳴海
いって！
鳴海
なにすんだよ！
長谷川
お前が勝手な行動をしたからだろ！
長谷川
あ、！
長谷川
おい待て！
長谷川
どこに、、？
長谷川
あの少女は、逃げ遅れたのか？
鳴海
おいお前
鳴海
何してんだよ
鳴海
こんなところで
白奈
､､､
鳴海
ここはもう避難指示が出てるとこだぞ
鳴海
なんで逃げないんだよ
白奈
､､､
鳴海
なんか言えよ
白奈
､､､
少女は全く喋らず
鳴海の言葉にひとつも反応を示さなかった
長谷川
すまない
長谷川
このバカが！
鳴海
うるせぇな！
長谷川
我々と一緒に来てもらおう
長谷川
ここはもう危険だ
白奈
､､､
長谷川
聞こえているのか？
白奈
､､､
長谷川
（まるで何も理解していないようだな、
長谷川
まさか、！
長谷川
障害者か、？
鳴海
まじかよ
鳴海
まあいいだろ
鳴海
連れてこうぜ
長谷川
そうだな
長谷川
鳴海
長谷川
お前が安全なところに連れて行け
鳴海
なんで僕が、！
長谷川
いいから行け！
鳴海
ﾁｯ
鳴海
わかったよ、
鳴海
おい
鳴海
行くぞ
鳴海
（こいつ、
鳴海
（聞いてねぇじゃねぇかよ！
鳴海
（しゃあねーか
鳴海
我慢しろ
鳴海が抱えた
白奈
､､､
鳴海
まじで一言も喋られねぇじゃん
鳴海
ここなら安全だろ
白奈
､､､
鳴海
ありがとうもねぇのか？
鳴海
ここまで連れてきてやったのに
白奈
､､､
鳴海
､､､
鳴海
お前、名前は？
白奈
､､､
鳴海
ねぇのか？
鳴海
帰る場所は？
白奈
､､､
鳴海
施設とかなんかねぇのかよ
白奈
､､､
鳴海
ねぇならねぇでいい
鳴海
防衛隊に来いよ
鳴海
お前も実力さえあれば僕と同じように居場所ができる
鳴海
そっちの方がお前にとってもいいだろ？
白奈
､､､
鳴海
なんか言えよ
本獣撃破
鳴海
ﾁｯ
鳴海
もう終わっちまったのかよ
鳴海
しょーもね
鳴海
お前、僕と一緒にこい
白奈
､､､
鳴海
ほら行くぞ
白奈
､､､
長谷川
『鳴海聞こえるか』
鳴海
なんだよ長谷川
長谷川
『さっきの少女は無事か？』
鳴海
無事だ
長谷川
『なにか身元に繋がりそうなことはわかったか？』
鳴海
なにもわかんねぇよ
鳴海
てもこいつ、
鳴海
名前も帰る場所も無さそうだ
長谷川
『そうか』
長谷川
『1度基地に連れて帰る』
長谷川
『お前が責任をもってこちらまで連れてこい』
鳴海
､､､
鳴海
わかった
そして
連れ帰った少女は身体検査をし
どこか異常がないか調べた
鳴海
こいつ
鳴海
どうなるんだよ
長谷川
彼女に異常な点はなかった
長谷川
だか、もし家族がいるとなれば帰さなくてはならない
鳴海
その家族はこいつを置いてったんだろ
長谷川
そうとは限らない
長谷川
もし、一緒にいなかった、
途中ではぐれてしまった
途中ではぐれてしまった
長谷川
こんなことがあれば置いていったとも限らん
鳴海
そうか、
白奈
ﾊﾟﾁｯ
長谷川
起きたか
白奈
､､､
長谷川
どこで何をしていたかわかるか？
白奈
､､､
長谷川
家族は？
白奈
､､､
長谷川
名前は？
白奈
､､､
長谷川
反応なし、か
医療班
長谷川小隊長
長谷川
なんだ？
医療班
彼女のことでご報告があります
長谷川
いってみろ
医療班
はい
医療班
彼女の声帯に異常がありました
医療班
そのため喋ることが困難かと
長谷川
そうか
医療班
そしておそらく記憶を失っている可能性があります
長谷川
それはどうして？
医療班
はい
医療班
大きなショックを受けたことが原因のようです
医療班
身元を抑えることは困難かと
医療班
以上です
医療班
失礼します
鳴海
こいつ喋んねーんだよな
長谷川
ああ、
鳴海
記憶もねーんだよな
長谷川
そうだな
鳴海
じゃあお前今日から
鳴海
白奈だ
鳴海
全体的に白いし
長谷川
いい名だ
鳴海
おい白奈
鳴海
お前、次の試験に受かって防衛隊になれ
長谷川
おい、勝手に、！
鳴海
そうすればずっとここにいられる
鳴海
ここは実力さえあればあとはなんでもいい
鳴海
お前ならぜってぇ受かる
鳴海
僕らが鍛えてやる
功
話が進んでいるようだな
長谷川
四ノ宮隊長、！
鳴海
じじい
功
確かに実力さえあればここにいることが出来る
功
記憶がないのらば家族と合流するのは困難だろう
功
ならばここで実力を示し続ける方が君にとってもいいことだろう
白奈
､､､
功
一緒に来ないか？
白奈
､､､
白奈
(｡_｡`)ｺｸ
鳴海
！
長谷川
反応あり、か
長谷川
さすが四ノ宮隊長だな
功
ここが今日からお前の部屋だ
白奈
(｡_｡`)ｺｸ
功
もし、次の試験に受からなければ施設に預ける
功
いいな？
白奈
(｡_｡`)ｺｸ
功
そして、お前は今日から訓練生として防衛隊の力になれ
白奈
(｡_｡`)ｺｸ
功
それでは着いてきてもらおう
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ