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優しい先輩、七海さん

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優しい先輩、七海さん

6 - 全部話すよ、七海

♥

235

2022年06月08日

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こんにちは!

前回の続きです!

空さんは一体何処へ行ってしまったのか

何故突然自我を失ったのか

少しずつ紐解いていこうと思います!

それでは話の続きを

どうぞ!!!

???

………!?

???

……!!………!!!

何処からか、声が聞こえてくる

その声に引き上げられるように、 段々と意識がはっきりとしてきた

七海 建人

……………?

五条 悟

おい、七海!

五条 悟

やぁっと起きた〜…

七海 建人

ごじょ…さ、ん…?

声が掠れて、上手く話せない

七海 建人

なぜ…ここに……?

五条 悟

質問したいのは僕の方だよ

五条 悟

偶々七海がこの廃墟に入るのを目撃した窓の人が居たから、今僕がお前を見つけられたって訳だけど

五条 悟

こんな所で倒れて、何があったの?

彼の話を聞いた瞬間、目が覚める前に何があったのかを思い出した

七海 建人

…っ!!空さんはっ!?

五条 悟

うぉっ、ビックリした…

五条 悟

え、空?いないけど…

五条 悟

…もしかして一緒にいたの?

 とにかく、一刻も早く状況を説明する必要があると判断し、

話し終えると、五条さんは珍しく真面目に考える素振りを見せた

五条 悟

……成程ね

七海 建人

………五条さん…?

普段と掛け離れたその様子に不安を煽られ 思わず名前を呼んだ

五条 悟

…………………

すると五条さんは一呼吸置き、真面目なトーンで話し始めた

五条 悟

七海は、空と初めて会ったのは高専でだよね?

七海 建人

…?えぇ、そうですが…

五条 悟

彼女がどういう経緯で高専に入学したのかは知ってる?

七海 建人

いえ…

五条 悟

なら、話すよ

五条 悟

僕が初めて彼女に出会った時の事を

僕達がまだ高専生だった時、 とある任務が舞い込んだ

夜蛾正道

悟、傑、今日はお前達2人にとある村に行ってもらう

五条悟(高専)

とある村ぁ〜?

夏油傑(高専)

そこに何かあるんですか?

夜蛾正道

ああ。最近、奇妙な事が立て続けに起こっているらしい

五条悟(高専)

そんなカッスい任務の為に俺ら2人を、そのどこだか分かんねー村に向かわせるの?

夜蛾正道

カスい任務かどうかは置いておいて、何かあった時の為にも、今回はお前達2人に行って欲しいんだ

五条悟(高専)

はぁ〜、クソつまんなそう

夏油傑(高専)

こら悟、あまりそういう事を言うものじゃないよ

夏油傑(高専)

夜蛾先生、今すぐ向かった方がいいですか?

夜蛾正道

そうだな。出来るだけ早くに頼みたい

夏油傑(高専)

分かりました

夏油傑(高専)

そうと決まれば、悟、行くよ

五条悟(高専)

はあ!?もう行くの?早くね!?

夏油傑(高専)

できるだけ早くに頼みたいって、今さっき夜蛾先生に言われたばかりだろう?ほら行くよ

五条悟(高専)

へーへー

五条悟(高専)

(あ"ー…クソだりぃ……)

その村は、険しい山の上にあり、 なかなか人が簡単に出入りできるような状態じゃなかった

五条悟(高専)

なぁ〜傑、こんな山ん中に村なんてあんのかよ?

夏油傑(高専)

あるから来ているんだろう?

五条悟(高専)

はぁぁぁぁぁぁぁ…………

夏油傑(高専)

(長いため息だね……)

山を登り続けること40分

ようやく村に辿り着いた

五条悟(高専)

まじでクッソ長かった

五条悟(高専)

歩いて登った俺がバカだったわ

夏油傑(高専)

確かに、結構長かったね

夏油傑(高専)

さてと、村の人達に挨拶を—

五条悟(高専)

………………ん?傑?どした?

その時の傑は、今までに見た事がない程 険しい顔をしていた

五条悟(高専)

お〜い、傑〜?

夏油傑(高専)

………悟

五条悟(高専)

ん?

夏油傑(高専)

何だか嫌な予感がするよ

五条悟(高専)

…………嫌な予感?

夏油傑(高専)

とりあえず進んでみよう

五条悟(高専)

…おう

五条悟(高専)

……………………おい…

夏油傑(高専)

………………………………

五条悟(高専)

……んだよ……コレ………

五条悟(高専)

……どうなってんだ…!?

村に入った僕らを迎えたのは

血に塗れて倒れる住人達だった

あまりの異臭に僕らは思わず鼻を覆った

夏油傑(高専)

"これ"の解決が……今回の私達の任務…?

五条悟(高専)

どういう事だよ!

五条悟(高専)

生きてるヤツがいねぇんじゃ、解決も何もねぇだろ!

夏油傑(高専)

……とりあえず、一旦落ち着こう

五条悟(高専)

…………

夏油傑(高専)

まずは、生存者の確認が先だ

五条悟(高専)

………………だな

五条悟(高専)

………?

夏油傑(高専)

……?悟?

夏油傑(高専)

どうかしたのかい?

五条悟(高専)

……いや…

五条悟(高専)

なんか…声、聞こえねぇ?

夏油傑(高専)

………声…?

五条悟(高専)

ああ

五条悟(高専)

これは……歌声……か…?

夏油傑(高専)

……………………本当だ…

五条悟(高専)

あっちから聞こえるな

五条悟(高専)

行ってみよう

夏油傑(高専)

…ああ

微かに聞こえてくる歌声と漂ってくる血の匂いを頼りに、とある民家へと辿り着いた

五条悟(高専)

こっちか…?

夏油傑(高専)

………血の臭いが酷いね…

五条悟(高専)

まだ殺されてあんま時間経ってねぇんだろ

五条悟(高専)

…にしても、酷ぇな、コレ…

夏油傑(高専)

……っ!!!

夏油傑(高専)

これは…………

五条悟(高専)

傑…?

傑に呼ばれて視線を寄越した先には

血溜まりに倒れた1人の子供を膝枕している、血塗れの少女の姿があった

歌を歌っているのは、膝枕をしている少女だった

これが、僕と傑が、初めて彼女と…

月見空と出会った瞬間だった

月見 空(子供)

…〜♪……〜♪…

五条悟(高専)

(これは……子守唄……か…?)

夏油傑(高専)

私達には……気づいていないのかな…?

五条悟(高専)

………みたいだな

少し離れた所で傑と小声で話していると、突然彼女が顔を上げ、此方を見てきた

月見 空(子供)

……どうしたの?

夏油傑(高専)

え…?

月見 空(子供)

そんな所で見てないで……こっちにおいで…?

五条悟(高専)

は…?

血濡れた顔のまま、聖母のような微笑みを湛えて此方を見ている彼女に、少なからず恐怖を覚えた

だけど…

五条悟(高専)

…っ!?おい!!傑!?

フラリと引き寄せられるように彼女の方へと歩き出した傑を慌てて止める

緩く首を回して振り向いた傑の目に光が宿っていない事に気づき、咄嗟に外へ連れ出した

五条悟(高専)

おい、傑!!

五条悟(高専)

しっかりしろ!!

夏油傑(高専)

………………?

夏油傑(高専)

あれ……?

夏油傑(高専)

悟……?

五条悟(高専)

やっと戻った…

夏油傑(高専)

一体……何が起こったんだい?

五条悟(高専)

俺にもよく分かんねーよ

五条悟(高専)

まあ、あのガキんちょが原因なのは明らかだけどな

夏油傑(高専)

どうして悟は平気だったんだい…?

五条悟(高専)

あ?俺か?

五条悟(高専)

無下限張ってたからだろ

夏油傑(高専)

あぁ…なるほど

五条悟(高専)

だから傑は念の為此処に残れ

五条悟(高専)

俺がもう一度中に戻って色々確認してくる

夏油傑(高専)

すまない…頼めるかい…?

五条悟(高専)

ああ。任せろ

今回はここまでです!

なんか……物凄く更新が遅かった割に

物凄く中途半端で終わらせてしまった気が……

…………うん。まあ、

続きは次回ということで…

ここまで読んで下さり、ありがとうございます!

それでは

ばいばーい!

この作品はいかがでしたか?

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