恋をした瞬間♡

いうの遅くない？ｗ

小学校からの友達の二人に

さと先輩って人の話を聞かされた。

イケメン生徒会3人組…

副会長の学校１のモテる人…さと先輩か。

いつか会ってみたいな…

この高校に入って今年で2年目。

俺はなぜか女子に告白されることが増えていた。

…中学の頃よりも増えてるしなぁ…

でもファンクラブとか、マジ意味わかんねー…

俺はアイドルじゃねーんだよ。

でも…かわいい男の子…か。

ちょっとだけ興味はあるな…

いつか会ってみたいな…。

高校生活も約2週間が経過した。

初めて生徒会3人を見た。

…確かに、顔がみんな整ってるけど…

あれが、学校一の人なんだ…

まぁきっと僕とは縁のない人なんだろうな。

そう思っていた。

2年生に上がって約2週間。

なんだか俺らの後ろのひと増えてね…？

よく見てみると確かに顔の整っている3人が見えた。

たしかに遠くから見てもわかるぐらいにかわいいな。

………あれ？

3人の中心にいる黄色髪の子が目に入った。

3人の中では一番背が高くて少し落ち着きがある。

なんというかその横にいる二人の兄みたいなやつだ。

次の瞬間、そいつは笑った。

窓から入る太陽の光に照らされた髪の毛が金に光る。

ふわっとした笑い方。

ドキッ…

なんだ今の。

まぁいっか。

俺があいつに恋するなんて…ありえないよな。

急に来た。

…なんか僕、さと先輩？にガン見されてない…？

………気の…せい？

でもなんかドキドキする…なんで？

………この人は天然なのかな…

腕に通してある生徒会長と書かれたワッペンを少し疑った。

…まただ。心臓がうるさい…？

さと先輩と目が合った。

何故だか心臓がドキドキいってる。

さと先輩の、行動、言動、仕草に…

顏が…熱い。

なんなんだろう………このドキドキ…

この気持ちが恋だっていうことを

僕が知るのは、まだ先の話。