ちすちす
今回はただの短編集じゃないんすよ☆
めだまやき。さん企画の
『小説リレー』
ってヤツに参加させていただいております☆
簡単に説明すると
1,めだまやき。さんのアカウントで投稿されているプロローグを読む
2,そのプロローグを元に小説を書く
って感じです☆
元のプロローグがすげぇので(語彙力拾ってきなさい)
ぜひ読んで参加してみて下さいね☆
#小説リレー
忘れずに☆
では
本編へどうぞ!
『ゾム様って 調子乗ってるよな』
『いくら強いからって あれはないよな』
俺は、仲間のために行動してるのに
この強さは、仲間を守るためなのに。
なんで、こんなこと言われなあかんの
なんで、
なんでッ…
・
・
・
俺の努力が全部ムダだったのなら
俺はどこにいればいいの?
俺はどう動けばいいの?
わからない
わからない…ッ
『ゾム様って生きる意味 あんのか?w』
あぁ
そうか
アイツらは俺に
死んでほしかったのか
それなら話がはやい
アイツらがせいせいして、
俺も楽になれるたった一つの方法
空に1番近い屋上は
キラキラと星が瞬いて
俺を空へ迎えてくれているようだった
『絶好の自殺日和やなぁ』
星を掴むように俺は星に手を伸ばした
もう少しで届きそうなあの星は
自分なんかより輝いていて
死んであのように煌めけるとしたら
本望だな
なんて思いながら
柵に手をかけた
『ここが一番いい死に場所やな。』
「へぇ、ココがいい死に場所に見えるんか」
今1番聴きたくない声が屋上に響く
透き通った、綺麗な声。
誰もを魅力する、そんな声。
相棒の…声。
「フラっと来てみたら先着が居るなんてなぁ」
嘘だ
アイツの息が切れている
走ってここまで来てくれたのだろうか
アイツは耳いいからな
俺の独り言を聞いて飛んできたんだろう
ほんま、優しいんやから
『先着も何も、みんなの屋上やろ』
「それはそう。」
「まぁ、そんなこと正直どうでもええねん」
「みんなの屋上に何しに来たん?」
『・・・・・・・・・自殺』
「・・・・・・なんで?」
『・・・生きているだけで迷惑だから』
「・・・・・・・正直に答えてくれるんやな」
少し驚いたような声色で言う
『止めに来たのか?』
少しドスが効いた声で問う
止められたくないから
止めないで見送って欲しいから
俺の相棒なら、これぐらい分かるやろ
「まぁ、せやな。」
分かりきっていた言葉だ。
死ぬなんてこと許されないと思っていた
でも死にたいから
『・・・その言葉では俺は止まらんで』
「当たり前やろ。お前頑固やもん」
流石相棒これぐらいなら分かるらしい
なら……
「なぁゾム、俺とお話しようや」
頓珍漢なことを言われた
なんでまた急に…
『それでお前の気が済むならええけど』
「おっ、ほんま?じゃあ取り敢えず座って座って」
と促された為お言葉に甘えて座る
「じゃあ尋問するな」
『尋問て』
「大切な人はおる?」
『まぁ…おらんことはない?』
『よう分からん』
「ん~じゃあ」
「特に理由はないけど、生きてて欲しいやつとかおらん?」
『・・・・・・・・おる』
目の前にいるやつとかな
「なるほど、じゃあソイツがお前の大切な人やな」
「ソイツにとってお前は大切な存在やないんか?」
『アイツがどう考えてるかなんてわからんよ』
「・・・・・あっそ」
「少なくともソイツにとってお前は大切な存在やと思うで」
『だから、死ぬなって?』
『俺はもう・・・・・・決めたんや。』
死ぬって決めたんやから
何も言わないで見送ってや
「きっと悲しむで?」
『それぐらい分かr』
「分かる」と言いかけた瞬間にあいつの言葉で遮られた
「分かっとらん」
「残されたヤツがどんなに 辛いかなんて」
「お前が大切だって言ったヤツも」
「お前の事大切に決まっとるやろ」
「お前が死んで欲しくないって言ったんやから」
「ソイツもそう思ってるに決まってる」
「お前はソイツの気持ちを踏みにじるんか?」
「大切な人の想いを、願いを、」
「お前が…壊すんか…?」
『それは…ッ』
何も言えない
大切な人がなにを考えているのか、何を思っているのかなんて考えたくもなかった
アイツも俺に死んでほしいって願っているかもしれないから
大切だと思ってるのは俺だけかもしれないから
でも、相棒に言われて気がついた
俺が大切にしてるほど
アイツも俺の事大切にしてたんや
「なんで、事から目を背ける?」
「立ち向かおうとしない?」
カチンときた
俺も無鉄砲にこんなことやってるんワケやないのに
『俺だって…』
『いっぱい、いっぱい考えた!!!!!!』
『考えて考えて考えて』
『こうなったんやから仕方ないやん!!!!!!』
「仕方ない?」
「お前に死んでほしいと願う人がいるのは知っとる」
『なら…分かるやろ…ッ?』
「そんな奴らよりも多く」
「お前に生きて欲しいって 願うヤツがおんねん」
『・・・・・・・・・ッ』
「楽しい時は一緒に笑う」
「泣きたい時は寄り添い合う」
「辛い時は助け合う」
「それが」
「仲間やろ」
「相棒やろ」
『・・・・・・・ッ!』
一言一言が俺の胸に染みる
空っぽだったはずの心に
少しずつ何かが溜まっていく
胸があたたかくて
なんだが視界が歪む
嗚呼、俺は…
泣いてるんだ
「・・・・・・・泣けるんやったらまだ頑張れるな」
「辛くなったら言って欲しい」
「いや、ちゃうな。」
「''辛くなる前''に言って欲しい」
「いざとなったら拳で何とかしたるわ」
「ははっ…w」
話しているだけなのに、俺は満たされとる
意識して笑わなくても
自然と笑みが溢れる
こんなに、息ってしやすかったんや
「ちょ、そろそろ寒くなってきたから中入ろか」
『おん!』
「よーし、帰ったらコーヒー飲むぞ!」
『俺ココアがええ。』
「いやそこは合わせとこうや…ww」
「んまぁ、なんでもええか!w」
「いこか、ゾム。」
『おん!これからもよろしく!』
『ロボロ!』
ロボロが拾ってくれたボロボロの俺の心は
今、
溢れんばかりの幸福で溢れてる
この溢れんばかりの幸福を
みんなにも分けたろう
ロボロが俺にやってくれたように
上手くできるかは分からないけど
やって見なきゃ分からないよな!
だからほら!画面の向こうのお前にも
幸せ1つ、いかがですか?
コメント
60件
ロボロさんのこの言葉はゾムさんを救うことができるんやな
何処が意味不作品なんですかァアア ウワァアアア(めっちゃ好きです!!!!)