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テラーノベル(Teller Novel)

俺は桃💗。

普通の高校生…じゃない、

一言で表すなら、『最強』だ。

つっても自分じゃあんまわかってねぇがな

周りが言うんだよ

気づいたら他校から恐れられてるし

昔っから喧嘩が好きだ

ほぼ毎日喧嘩をして、

怪我して帰って

……気づいていればよかったな、

この俺の日々を

少しでも俺自身が気づいて

少しでも変えていたら…

俺には家族がいない。

兄弟はいないし

父さんは俺が小さい頃に事故でいなくなったし

母さんは……

モブ

wwそれでさ〜w

桃💗

マジカよww

※桃💗、中学時代

ガラガラ…

先生

桃💗〜?

桃💗

ん?あ〜い、

先生

桃💗、ちょっと…

桃💗

??あ、はい

桃💗

わりぃ、なんか呼ばれたから行くわ

モブ

ええよええよ

先生

悪いな、呼び出して

桃💗

いや別にいいんすけどなんすか?

先生

それが…__

桃💗

………はッッ、

ダッ

先生

あ!桃💗!!

先生

………

先生

自分を責めるんじゃねぇぞ…

ガラガラ…!

桃💗

母さんッッ…!!

桃💗ママ

桃💗

ぁ……、

信じられない。

というか信じたくなかった。

今でも、夢なら覚めてほしい、

そう願ってる。

母さんの顔の上には白い布が被せてあった。

見れば一発でわかることだ。

だけど受け入れられなかった。

その場の状況を理解出来なかった。

だから、確認した。

医者

…桃💗さん…ですか?

桃💗

な、なんでッッ…母さんッ…は、

医者

ペコッ

桃💗

…ぇ、

医者

我々も全力は尽くしましたが…

医者

お母さんを救えず、誠に申し訳ございませんでした…

医者さんの言葉を聞いて、

その瞬間、はっきりわかった。

はっきり、理解した。

桃💗

ぅ…ポロ、

タヒんだんだ。

桃💗

あ…あぁ…ポロポロ

母さんは、タヒんだんだって。

桃💗

なんでッッ…!なんでッッ…!!ポロポロ

医者

桃💗

何も聞いてないッッ…!!ポロポロ

桃💗

何も聞いてないッッ…!!!ポロポロ

本当に、知らなかった。

母親の突然のタヒに、

頭の理解が追いつかなかった。

桃💗

何があったんだよッッ…ポロポロ

桃💗

病気だったっていうのかよッッ…ポロポロ

医者

…お母さんは、

桃💗

!!ポロポロ

医者

病気だったんです…

桃💗

なんでッッ…!聞いてなッッッ…!!ポロポロ

医者

すみません…ペコッ

医者

口止めを…されてたんです…

桃💗

…は、ポロポロ

医者

ッッ…

「医者さん、」

「もし、桃💗が何か聞いてきても、」

「病気のことは、言わないでくださる?」

…なぜですか?

「あの子はあぁ見えて結構人思いの子でね、」

「心配かけたくないのよ」

「言ったらきっと自分を責めてしまうわ」

「「俺のせいだ」ってね、」

「桃💗には自由気ままに生きていてほしい」

「自分を責めて苦しんでほしくない」

「これが、母親として、最後の」

「役割と責任なんです。」

医者

ッッ…

医者

そう…言われましたが…

医者

今、ここで、やはり言っておくべきだと判断し、お伝えしました。

医者

お母さんはッ…最後まで立派でしたよ…

桃💗

ポロポロポロ、

桃💗

…あのッッ、

医者

…はい、

桃💗

病気ってッ…なんの病気だったんですかッッ…

医者

…癌でした。

桃💗

ッッッ…!!ポロポロ

医者

原因は…ストレスによるものでした…

「自分を責めるな」

桃💗

ポロポロポロ

無理だよ、

ストレス、

心当たりしかない。

そうだ、俺のせいだ

俺が毎日喧嘩して、怪我して帰ってくるから

ストレスを感じて、

病気にかかったんだ。

気づかなかった。

いや、違うな

気づかされなかった。

母さんが俺にバレないようにって

毎日上手くやってたんだ。

気づけなかった。

気づいてあげられなかった。

どれだけ上手くできた偽の仮面でも

それは紛れもなく''偽''なんだから

気づけてさえいれば、

外すことだってできるんだ。

できたんだ。

桃💗

くそッ…ポロポロポロ

母さんが亡くなって2年、

俺は高校に上がった。

性格も180度変わっただろう

以前までの明るい性格、

いつもハイテンションで、

笑ってて、

自分で言うのもアレだが

皆の中心的な存在だった。

だけど母さんが亡くなってからは

無口になって、

誰とも目を合わせなくなって

何も考えないようになって

退屈の日々を過ごしてた。

高校に上がっても

その退屈の日々は変わらないと思ってた。

友達も出来ないと思ってた。

だけど、

橙🧡

____!!ww

桃💗

(アイツうるっせぇな…)

橙🧡

( ゜ω゜)彡クルッ

桃💗

(…こっち見てる?いや…気のせいだよな、)

橙🧡

トコトコ…

桃💗

(こっち来てね???)

橙🧡

なぁなぁ、そこのピンク髪さん

桃💗

…俺?

橙🧡

お前しかおらんやろw

橙🧡

名前なんてゆーん?

桃💗

…桃💗

橙🧡

桃💗か!よろしくな!

橙🧡

俺は橙🧡!好きに呼んでええで!

桃💗

じゃあ『歩くスピーカー』って呼ぶわ

橙🧡

うん!せめて名前で呼んで???

桃💗

…ww

橙🧡

あ!笑った!

桃💗

え?

橙🧡

ずっと無表情やったからさ〜

橙🧡

よかった!感情ないのかと思ってた!

桃💗

俺だって感情ぐらいあるわw

橙🧡

www

桃💗

ww

それから赤❤、黄💛とも友達になった。

そして、2年に上がって

先生

今日は転校生を紹介する

桃💗

(転校生…?)

桃💗

(まぁいっか、寝よ…)

橙🧡

桃💗ちゃ〜ん起きて〜

桃💗

うーん…

桃💗

(まだ寝てたい…)

先生

宿題倍にするぞ〜

桃💗

おはようございます✨

先生

お前は…w

先生

青💙、アイツの隣の席だ

青💙

あ、はい…

桃💗

(アイツかわいいな…)

・・・・・

桃💗

(………ん?)

桃💗

(え?俺今なんて思った??)

桃💗

(まぁ……いっか、)

桃💗

ん?誰っすか?そいつ

橙🧡

そいつて…

赤❤

桃💗ちゃん人の話聞かないから〜

先生

転校生の青💙だ

先生

仲良くしてやってくれよ

桃💗

ふーん…

ガタッ

桃💗

(話しかけてみてーな…)

桃💗

(でもなんて話しかけたらいいんだ?)

桃💗

(自然に?いつもどおりでいいのか?)

桃💗

おい

桃💗

(言い方きつかったかな…)

青💙

…え?

桃💗

(あ、びっくりしてる…)

桃💗

(やっちまった~…)

桃💗

(自然に自然に…)

桃💗

青💙…だっけ?

青💙

う、うん…

桃💗

(よしよし…いいぞいいぞ…)

思考停止…(゜ω゜)

桃💗

(え、何話そう)

桃💗

お前俺の横の席になったからには

桃💗

俺の代わりに先生の話聞いてもらうぞ

桃💗

(え??何言ってんの俺???)

青💙

え、えぇ?

青💙

じゅ、授業聞かないの…?

桃💗

俺は寝るから

青💙

あ、いや…ご、ごめん…

桃💗

は?

桃💗

(なんだろう…今ものすごく自分を殴りてぇ)

青💙

僕…あんまり授業聞かないから…

桃💗

(へぇ〜、そうなんだ)

桃💗

は?マジ?

桃💗

(うん、だからなんで???)

桃💗

(え、何、俺こんな喋り方しかできねぇの??)

桃💗

(いやちょっと待てよ…)

桃💗

(そもそも俺なんでこんなに悩んでんだ??)

桃💗

(う''わ''あ''ぁ''…頭ん中がこんがらがってきたァァ…くッッそがッ!!)

桃💗

チッ

桃💗

(あ、つい癖で舌打ちしてしまった…)

桃💗

(待て待てまず返事返さねーとだろ)

桃💗

わーったよ

桃💗

(え、適当…)

桃💗

(てか俺今のところただの態度悪いヤツじゃねぇか!!)

桃💗

( (´;ω;`) )

これがあの時の裏でございます。ハイ。

next♥→500 243タップお疲れ様でした。

最弱の僕と最強の君。【完結】

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コメント

16

ユーザー

さとみくん可愛い💗💗💗

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めちゃかわ

ユーザー

もぉ〜さとちゃんかわわいいんだからぁっっ!

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