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学校の人A

また出たらしいよ

学校の人B

うそ〜また!?

学校の人A

今度はうちらの学校の近くだって

学校の人B

こわっ!

美月

ねぇねぇ何の話してるの?

学校の人A

あんた知らないの?

学校の人A

鬼の話

美月

えっ鬼!?

学校の人B

言っとくけどツノなんか生えてないわよ。普通の人間

美月

あっそうなの?

学校の人A

いや、普通じゃないでしょ

学校の人A

女なのにヤンキーの頭
どんなに大勢で挑んでも絶対に勝てないそうよ

学校の人B

そんなに強いの?

学校の人B

当たり前よ!じゃなきゃこんなに有名になったりしないわ

学校の人B

噂によればヤンキーの中でトップらしいわよ。強さが異様でヤクザや警察すら太刀打ち出来ないとか。

美月

本当に女なの!?

学校の人A

実際にその子の喧嘩を見た友達が言ってたんだけど、見た目は私達と同い年くらいだったそうよ

学校の人A

でも最後にこう言ったの

学校の人A

あれは女でも人間でもない

学校の人A

人間の皮を被った

学校の人A

美月

う、ウワサでしょ?

学校の人B

びびりすぎ笑
まっあんたも鬼に目をつけられないように気をつけてね

美月

うん…

美月

どうしよう。話過ぎて遅くなっちゃった

ガタン

美月

!?

美月

裏路地の方から音がした

美月は唾を飲み込み 音のする方へ歩いて行った

美月

誰かいるの?

ほとんど暗くて周りが 見えないが 赤い光の蛍光灯が 消えたり ついたり していて目を凝らすと 周りを確認する事が出来た

美月

気のせい…かな

美月がその場を離れようと した瞬間に下の方から 誰かに足を捕まれた

美月

キャ!

捕まれた足を見ると 血だらけの男が 倒れながら美月に助けを 求めていた

血だらけの鬼

助けてくれ…

血だらけの鬼

あいつ…やばい。

美月

キャー!離して

美月が叫んだ瞬間 目の前でバットが 振り下ろされた

血だらけの鬼

ぐわっ

バットは男の顔に直撃した そして、その男の血は 美月の頬に飛び散った。

美月

へっ血…

よく見ると何人もの人が 血だらけで倒れていた 美月はここは来ては いけない場所だったと瞬時に理解した

そして、血だらけのバットを持った人物が美月に 触れようとする

美月

いや…来ないで

美月は尻もちをついた

顔は暗くて見えなかったが そこに立たずんでいたのは 髪が少し長めの女だった その女は蛍光灯の光で 目が赤く光っていた その姿はまるで

美月

鬼…

その言葉を聞くと 美月に触れようとしていた手は止まり 裏路地の奥の方へと 消えていった

琴音と鬼と呼ばれた女

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