わさび。
4話です
わさび。
どうぞ!
下校中
ないこ
はぁあッ……
ないこ
歩くのめんどくさ…
大きな溜息と共に倦怠感が襲ってくる
ないこ
は〜あッ帰りますか……
そう言いながら渋々足を動かす
ないこ
……
ふと考える。りうらの事を
ないこ
今頃りうらは部活してんのかな、
ないこ
俺は特にしたいこともなかったし…
ないこ
何より、勉強しなきゃいけないからな……w
そう、俺は勉強をしなければならない
部活なんてしている暇ない
ないこ
……はぁ
ないこ
なんでなんだろ、、
ないこ
俺の方が圧倒的に勉強時間と勉強量は多いのに…ッ
本当に悔しい…ッ
なんでそんなに違うのか、と
ないこ
…つか、独り言多すぎ、
これも独り言だ。独り言が止まらない
ないこ
周りから見たら変人じゃん…
ないこ
ま、でも人いないからいっか
ないこ
…あ〜、、帰ったら勉強しなきゃな〜……
ないこ
……
ないこ
このまま…、
ないこ
どこかに消えていきたい…な
ないこ
…なんて思っちゃう
そんな言葉がぽろっと溢れてしまった
普段は言わないようにしてるのに
ないこ
1人になるといつも思ってしまう
ないこ
もう、いっそのこと…どこかに、って
そう。なくなってしまいたいって
存在自体をなかったことにしたいって
ないこ
…ッ
ないこ
でも、そんなことしたら母さん達悲しむよね…
ないこ
親不孝だよね…
ものすごく当たり前のことだ
ないこ
…そんなことが分からず消えたいなんて思う自分が嫌だ
ないこ
1人になるとこうやってネガティブ思考になるところも…ッ
ないこ
独り言ばっか言ってんのも…ッ
ないこ
全部嫌だ…ッッ
もう何もかもが嫌だ。
自分の言動全てにおいて嫌だ
ないこ
はぁ…こんなの誰かに聞かれてたら終わりだな…w
まぁ、いないのを確認して溢してる言葉だけどね
ないこ
親不孝、か…
さっき溢した言葉をもう一度言ってみる
そして、
1つの疑問が浮かんだ
ないこ
……
ないこ
母さん達は、俺がいなくなったら
ないこ
悲しんでくれるのだろうか…?
なんていう、疑問だ
でも、
そんなの…
答えは1つだ。当たり前だ
ないこ
悲しんでくれるよね…?
絶対そう。そうに違いない…
だって…
ないこ
俺だって父さんと母さんの子供だよ…?
ないこ
はー馬鹿馬鹿し…当たり前でしょ、、子供なんだし…
このことについて考えるのが馬鹿馬鹿しくなってきた
だから、自分に言い聞かせるようにして考えるのをやめた
ないこ
もうさっさと帰って勉強しよ…ッ
わさび。
4話終了です!
わさび。
見ていただきありがとうございました!







