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時は2年前4月7日
不良の名門で名高い風鈴高校へ
志を同じくした5人が入学した
当時の風鈴は派閥争いに下克上
それに加え外から来る学校やチームとの抗争で
まさに混沌を極めていたが...
その5人は入学と同時に 学校内に存在する全ての主要な派閥へ戦いを挑み
次々とねじ伏せていった
楡井
ちぎっては投げちぎっては投げ
楡井
怒濤の勢いで風鈴のトップへと駆け上がっていく！
楡井
年上の2年だろうが3年だろうが
楡井
彼らを止めることはできなかった！
零
o(*ﾟ∀ﾟ*)o✨
ケンカに勝った相手を仲間にし
勢力を拡大させることで
風鈴内での争いはだんだんと減り
ちょうど1年が経った頃
未だかつて誰も成しえなかった
風鈴の統一を果たした
そして
その統一された人たちが
街を守るボウフウリンとなった
楡井
以上一巻の終わりでございます
零
すごいです楡井さん！👏ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
蘇枋
落語聞いてるみたいだったよ
梅宮
よくそんなペラペラ喋れるな！
椿
あんたうちのステージでやってみない？
柊
たいしたもんだ
楡井
あ...ありがとうございます(〃ω〃)
零
(照れてるの可愛い！)
梅宮
いやーありがとありがと
梅宮
うんまぁ
梅宮
ざっくり言うとそんな感じだった気がする
柊
はぁ！？
梅宮
え...なに？
零
あはは......
柊
バカ言ってんな
柊
そんな簡単な話じゃなかったろーが！
椿
まぁまぁ
椿
梅は過去より未来を見る人だから
柊
お前...梅宮に甘すぎるだろ...
楡井
これはオレの知らない話が聞けそうです
零
楡井さん
零
さっきまでの緊張が嘘みたいですね
蘇枋
天音ちゃん何があったか知ってるの？
零
はい...確か30人抜きしてたんですっけ
柊
忘れたとは言わせねぇぞ？
椿
アタシも怖い先輩に囲まれたことたくさんあったけど
椿
その後はいつも「よくやった」って
椿
梅が誉めてくれたから全部チャラよ
梅宮
あははーそうだったか？
柊
てめー...表出ろ
零
まぁまぁ柊さん
梅宮
いや！感謝はしてるんだぜ？
椿
！
椿
この人生一片の悔いなしだわ
楡井
さすが未来を見る人です
蘇枋
椿さんは梅宮さんに言われたらなんでもできるんだね
水木
大袈裟なのだよ
零
！
零
(水木さんが喋った！)
零
(感動して涙が...)
水木
変革に苦痛は付き物だ
柊
お前だってメガネ割れる度にキレ散らかしてたろ
水木
メガネは別だよ...
零
(ちょっと見てみたい)
桃瀬
ボクも梅君と一緒です
桃瀬
絵を描いてたことしか覚えてません
椿
あんたは本当どこでも描いてたわよね
零
(趣味が一緒！)
零
(一緒に絵描きたい...)
零
(マジでこれは運命だと思ってる)
零
(本当ににいさとる先生ありがとうございます)
桜
なぁおい
桜
今の話のどこに影かあるんだよ
楡井
そ...それは
楡井
淡堂さんですよね......
桜
？
梅宮
まぁ...それはそうなんだけど
楡井
え？
梅宮
じゃあ楡井次は
梅宮
淡堂のことどれくらい知ってる？
零
......
楡井
え...淡堂さんは
楡井
風鈴を目指す人なら知らない人はいない
楡井
伝説です
楡井
梅宮さんたちと同じ1年で
楡井
超武闘派の派閥を作り上げ
楡井
2・3年相手でも負け知らず
楡井
しかし
楡井
梅宮さんたちがケンカをして仲間を増やし
楡井
勢力を拡大するのとは対照的に少数精鋭
楡井
風鈴内のみならず
楡井
外のチームも潰し回っていたと...
ちょっと飛ばすね！
梅宮
あいつらは統一された風鈴を拒んだわけじゃない
梅宮
自分たちから風鈴を捨てたんだ
梅宮
それも1年が経つ直前に
零
......
桜
風鈴を統一したのはちょうど1年が経ってからなんだろ？
桜
直前ってことは...
楡井
そ...それは...つ...まり...
梅宮
......オレたちは...あいつらに勝ってはいない
零
(一度もサシでやりあったこともないんだっけ...)
楡井
か...勝ってないって...
楡井
一体どういうことなんですか？
skip
梅宮
風鈴の空気は変わり始め
梅宮
風紀は整っていった
梅宮
そしてそれと比例するように
梅宮
淡堂たちはそんな風鈴に興味をなくし
梅宮
自分たちから去っていった
梅宮
昔の風鈴の
梅宮
混沌と凶暴性を内に残したまま
零
......
楡井
そ...それが...残してしまった 影 ...
梅宮
そうだ
梅宮
その影が再び風鈴に近づいている
梅宮
詳しい理由は知らねぇが最悪は...
梅宮
風鈴を昔のような場所に戻そうとしているのかもな
零
(違う...)
零
(本当は...風鈴の人たちからしたら)
零
(もっとくだらない理由だ)
桜
はっちょうどいいじゃねーか
零
！
桜
向こうから来るなら行く手間も省けるってもんだ
楡井
さ...桜さん！？
桜
なんだよビビってんのか？
杉下
......ｷﾞﾘ
零
杉下さん
杉下
！
零
(*・ω・* )
梅宮
......
桜
やることはシンプルだろうが
桜
相手が誰だろうが
桜
向かってくるヤツはぶっとばせばいいだけだ
桜
人を 物を 思いを...
桜
大切なものを守るんだろ？
桜
それが
桜
オレたちボウフウリンなんじゃねぇのかよ！
零
✨(*・∀・* )✨
零
(かっこいい！)
梅宮
あっはっはっ
桜
んなっ
桜
ななななんだよ！だいたいてめーがひよってるから
梅宮
桜
梅宮
やっぱりお前が
梅宮
この街に来てくれて本当によかった
梅宮
そんなお前に
梅宮
もしもの時は淡堂を任せる
零
(名シーン来た！)
零
(思いっきり拍手したい)
梅宮
あいつは人を気に入ることは滅多にないが
梅宮
気に入ったからにはとことん来るぞ
梅宮
覚悟しとけよ
桜
ふん上等だ
桜
後になって獲物横取りされたとか言ってくんなよ
梅宮
いやいや
梅宮
そもそも淡堂はオレに興味がないからな
梅宮
風鈴にいた時だって
梅宮
一度もサシでやりあったことはなかったしよ
零
......
桜
いやお前淡堂たちと何度もやりあったって今言ったろ
梅宮
あぁ言ったよ
梅宮
淡堂‛‛たち’’ってな
梅宮
伝説はもう一人いるんだよ
桜
あぁ？んだそれ
蘇枋
聞いたことないですね...
楡井
オ...オレも知りませんでした
零
(言っていいかな？いいよね？)
零
焚石さん...ですよね
梅宮
あぁ
零
淡堂さんよりはるかに強く
零
梅宮さんが唯一勝てなかった相手
零
恐らく歴代風鈴で最強の男です
その頃...どこかの路地裏で
淡堂
ｽﾀｽﾀ
淡堂
うおっ
淡堂
ぶっは
淡堂
いやいやどうしたんだこれ
淡堂
焚石よぉ
大量に積み重なった不良の上に 一人の男が打ち上げ花火を置いていた
焚石
ここで花火しようとしたら
焚石
こいつらが先にいたからだ
淡堂
そりゃあまぁこいつらが悪いな
淡堂
で...なんでそいつら積み上げてんの？
焚石
花火は高く上がった方がいいに決まってる
そして焚石は 花火に火をつけた
ﾊﾟﾝｯﾊﾟﾊﾟﾝｯ🎆
花火は勢いよく上がり空を色付けた
淡堂
おおっ結構派手に上がるな！
焚石
......いまいちだな...
焚石
もっと高く上がると思ったんだが...
焚石
土台増やすか
柊
ﾄﾞｶｯ(殴る
桜
ｻﾞｻﾞｯ(ガードして下がる
桜
ﾀﾞｯ
桜
りゃぁぁ
桜
ﾌﾞﾝｯ(殴る
柊
ﾌｯ(避ける
柊
ｷﾞｭﾙｯﾋﾞｭｯ(回し蹴り
桜
！
桜
ﾊﾞｯｷﾞｬｷﾞｬｯ(避けて下がる
桜
こんの
柘浦
らぁ
柘浦
ｺﾞｯ(殴る
楠見
ﾎﾞｯ(蹴る
桐生
ﾋｭｯ(避ける
梶
ﾌﾞﾝｯ(殴る
蘇枋
ｻｯ(避ける
柘浦
くー！先輩たちと組み手ができるやなんて
テンション上がるで！
テンション上がるで！
柘浦
筋肉が喜んでいるのを感じる！
桐生
う...嬉しくない...暑い...ベタベタする...
零
あはは...ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ(うちわで仰ぐ
桐生
涼しい～
蘇枋
もうすぐ梅雨だしさすがに蒸すね...(^^)
桐生
蒸してる人の顔じゃない！
零
すごい...汗一つかいてませんね...
楡井
みなさんお疲れ様です
楡井
スポドリと麦茶です！
柘浦
ありがとうにれ君！ちょうど喉渇いとったんや
桐生
あっ氷入ってるーうれしー
蘇枋
にれ君はあとでオレと稽古しようね
楡井
はい！よろしくお願いします！
零
(すごいほのぼのしてるぅ)
楡井
あれ...杉下さんだけいませんね
零
杉下さんなら梅宮さんのとこですよ
楡井
なるほど
楡井
それにしても...
楡井
桜さんすごい気迫ですね...
桐生
そりゃああの淡堂さんとやり合うかもしれないんだから
桐生
ピリピリもするよね
零
......
柘浦
しかしまぁ驚いたで
柘浦
ボウフウリンの成り立ちに
柘浦
あないな裏話があったやなんて...
柘浦
そしてその因果が巡り巡って
柘浦
ワシらと伝説が戦うかもしれへんなんてなぁ
桐生
まあそのせいで
桐生
警戒体制になって見回り回数は増えるし
桐生
空いてる時間は先輩たちと鍛練鍛練
桐生
みんなピリついてるし
桐生
まったく落ち着いてゲームもできないよ
楡井
オレやっときましょうか？
桐生
え！いいの？たすかるー
零
(尊いの交通渋滞...(？))
柘浦
なんか桐生君はローテンションやの
柘浦
ワシはこういう時こそ燃えるで！
零
柘浦さんはいつも燃えてるじゃないですか
柘浦
おうそれがワシの美学や！
榎本
本当桜のヤツはよぉ...楡井もるぁうぞ
楡井
あっどうぞ！
榎本
色んな事件に絡みすぎだるぉ
零
(榎本さん相変わらずの巻き舌！)
零
(ぎゃーっ！梶さんと楠見さんが腕まくりしてる！)
零
(あと楠見さんのあの水の渡し方！めっちゃ丁寧！)
零
(可愛い～！好きぃ～っ！)
零
(梶楠最高～！)
地雷の方ごめんなさい💦 基本的に主は雑食なので......
榎本
なにか引き寄せるオーラでも出てんのかね...
杏西
あ''い''つ''は''引き''寄せ''るん''じゃな''い''ん''です''
零
？
榎本
あ？なんだこのしわがるぇた声は...
杏西
自分か''ら''突っ込ん''でい''く''ん''です''よぉ''
零
わぁぁぁぁぁぁっ！？
柘浦
うぎゃぁぁぁぁぁぁっ！？
↑天音の声にビックリした人
榎本
だっ誰だお前るぁ！
杏西
杏西です''......水を''く''ださ''い''
楡井
杏西さん！？
蘇枋
ミイラみたいになってる
零
ﾊｧ...ﾊｧ...ﾊｧ...ﾊｧ...
零
(び...ビックリした...ついにお迎えが来たかと思った...)
楠見
大丈夫？💦📱
零
へ...平気です...
杏西
な''ん''か''す''ま''ん''
杏西
ぷはっ
杏西
はー生き返るー
杏西
先輩たちのしごき半端ねっす
榎本
でさっきのはどういうことだ？
杏西
あ...はい
杏西
あいつはたとえ困ってる人が遠くにいても
杏西
見つけたら助けに行っちまうんです
杏西
だから色々なことに絡んでしまうんだと思います
杏西
要は桜がいいヤツだってことです
榎本
......じゃあしゃあねーな
零
(´ω｀*)ﾌﾌｯ
お前いい加減にしろよ！
零
！
柊
何回ぶっ続けでやるつもりだ
桜
オレはまだやれる！
柊
いいから少し休め
桜
いつあの淡堂ってヤツが来るかわからねぇんだろ
桜
そんな悠長に構えてていいのかよ
楡井
ちょっ桜さ...
零
楡井さん
零
(^-^)
楡井
......
柊
根詰めすぎて
柊
いざそのときが来て動けなかったら意味ねぇだろうが
柊
......まぁ
柊
淡堂と相対して焦るなっていうのも無理な話か...
桜
あいつは関係ねぇ
柊
？
桜
オレはどんな戦いだろうが
桜
誰も倒れさせねぇって決めたんだよ
零
......
桜
もちろんオレ一人で全員を助けられるなんて思ってねぇ
桜
でもオレが少しでも強くなれば
桜
助けられる人数は少しでも多くなる
桜
あいつがいつ来るのかも
桜
本当に来るのかもわからねぇけど
桜
だからこそ
桜
‛‛その時’’になって後悔したくねぇ
桜
今は止まる時じゃねぇんだ
零
(本当...カッコいいなぁ桜さんは...)
柊
はぁ...わかっ...
梶
おい
梶
オレが相手してやる
桜
......
梶
なに突っ立ってる
梶
強くなりたいんだろ早くこい
零
(´∀｀*)ﾊﾊｯ
柘浦
榎本はん
柘浦
もう一本お願いできるやろか
桐生
楠見さんオレとお願いしまーす
零
柊さん
零
休憩終わったら私とお願いします
杏西
おっしゃー
杏西
千人抜きでもデスマッチでもどんとこいやー！
零
(それは死ぬぞー)
蘇枋
にれ君オレたちもやろうか
楡井
はい！
柘浦
まさかやけど桜君
柘浦
ワシらも守る側に入れとるんと違うか？
桐生
それじゃあオレらがかっこ悪く見えちゃうじゃんね
柘浦
まったくしゃーないのー
柘浦
みんなを守る桜君のことは
柘浦
ワシらが守ってやるかの
主
ここまで！
零
主？
主
どったの？
零
今日の日付は？
主
えっとねー
主
11月3日
零
最後に投稿した日は？
主
えっと...野外授業の前だから...
主
２週間ぐらい前？
零
遅い💢
零
とっくの昔に帰ってきてたんだから
零
ちゃんと投稿しなさいよ！
主
だって片付けとか
主
絵の練習とか他の方の物語りとか読んでたんだもん！
主
めっちゃ面白かったよ！
零
そんなの関係ねぇよ
零
ちゃんと物語り書け
主
ﾊｲ...ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ
主
遅れてしまって本当に申し訳ありません
主
これからペース戻していくので
主
応援してくださると嬉しいです😭
主
来ていたコメントを紹介しますね
主
同志がいてとっても嬉しいです！
主
条野様の魅力をよく分かっていらっしゃる
零
なんで上から目線なの？
主
スカイツリーめっちゃ楽しかった！
主
伏黒と真希さんもかっこよくて良いですよね！
主
ヒーロー
伏黒の「俺は正義の味方じゃない呪術師なんだ」と
「自分で考えろそれか死ね」ってセリフが好きです！
伏黒の「俺は正義の味方じゃない呪術師なんだ」と
「自分で考えろそれか死ね」ってセリフが好きです！
主
夜久さん好きいたぁぁぁ！
主
私の学校に夜久さん好きが一人もいないんですよ
主
なんで？
主
ちなみに好きなジュースは「天然水きりっと果実」です！
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作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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