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主
主
主
主
主
主
主
主
重なっていた唇がゆっくりと離れても、 二人の距離は数センチも開かない おんりーは、自分の顔がこれ以上ないほど熱くなっているのを自覚していた 心臓の鼓動は依然として速く、耳の奥でドクドクと響いている 視線をどこにやっていいのか分からず、おんりーはパチパチと瞬きを繰り返しながら、MENの喉仏のあたりをじっと見つめることしかできなかった
おおはらMEN
MENの掠れた声が、すぐ目の前で響く その声には、先ほどまでの悲痛な響きはなく、代わりに甘く、 蕩けるような熱が混ざっていた おんりーは促されるまま、恐る恐る視線を上げた。そこには、普段の動画で見せる「おおはらMEN」という実況者の顔ではなく、一人の恋人として 愛おしそうに自分を見つめる男の瞳があった
おんりー
おんりー
おんりーはそう言って、再びMENの胸元に顔を埋めた MENのシャツからは、まだ微かに雨の匂いが残っていたけれど、それ以上に彼の体温がダイレクトに伝わってくる MENは低く笑うと、おんりーの背中に回した腕に力を込め、さらに深く、 壊れ物を抱きしめるようにその体を引き寄せた
おおはらMEN
おおはらMEN
おおはらMEN
おおはらMEN
おおはらMEN
MENの大きな手が、おんりーの後頭部を優しく撫でる その大きな掌の温もりが、おんりーの不安を一つずつ溶かしていくようだった
おんりー
おんりー
おおはらMEN
おおはらMEN
MENがおんりーの耳元で囁くと、おんりーの肩がピクリと震えた 付き合う前は、ただの「相棒」としてのボディタッチだった 肩を組んだり、背中を叩いたり。 けれど、想いが通じ合った今の接触は、そのすべてに「意味」が宿ってしまう 指先が触れ、髪を撫でられるたびに、全身に甘い電流が走るような感覚。
おんりーは、MENの胸元を握りしめていた手を少し緩め 今度は自分からMENの腰に手を回した 細身のおんりーの手では、MENの広い背中を半分も覆うことはできない けれど、その小さな拒絶のない動きに、MENは言葉にならない 愛おしさを感じたのか、おんりーの髪にそっと唇を寄せた
おおはらMEN
おんりー
おんりー
おおはらMEN
おんりー
おおはらMEN
おんりー
どちらからともなく小さく笑い合い、二人はソファに深く体を預けた 外ではまだ雨が降り続いていて、窓ガラスを叩く規則正しい音が、 二人を世界の果てから守るカーテンのように響いている
おんりーはMENの肩に頭を乗せ、彼の規則正しい呼吸を全身で感じていた 明日になれば、また「ドズル社の相棒コンビ」として、 カメラの前で笑い合う日常が始まる けれど、今の二人は知っている。配信が終わった後、 カメラの赤いランプが消えたその先に、この温かい続きがあることを
おんりー
おおはらMEN
おんりー
おおはらMEN
MENが顔を覗き込んできた その瞳に宿る熱に、おんりーは逃げることも忘れて、ゆっくりと目を閉じる 今度は、先ほどよりも少しだけ長く、深い 二人の呼吸が一つに溶け合い、雨音さえも遠のいていく それは世界で一番甘くて、誰にも邪魔されない、二人だけの夜の始まりだった
──カーテンの隙間から、薄く青い光が差し込み始める 繋いだ手の熱は、驚くほど確かで、心地よかった どんなに速いスピードで駆け抜けても、隣には必ず君がいる 最高の相棒で、唯一の恋人。二人の新しい夜明けが、 今、静かに始まろうとしていた
主
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主
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主
主
主
主
コメント
2件
コメント遅れました!💦 もう完結か~…速いような~速いような~(?) 番外編ありがとうございます!