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放課後の教室。
机に寄りかかって本を読んでいるのは、 いつもクールなあっと。
表情はほとんど変わらず、 淡々とした雰囲気をまとっている。
そこに忍び寄る影—— 小悪魔な笑みを浮かべるまぜ太。
まぜ太
まぜ太
ページから視線を上げたあっとは、 短く返す。
あっと
まぜ太
にやりと笑ったまぜ太くんは、 突然あっとの脇腹に指を伸ばす。
あっと
まぜ太
あっと
あっとは必死に笑いをこらえるけれどまぜ太の指先は止まらない。
まぜ太
あっと
笑いをこらえきれなくなったあっとが、 机に突っ伏す。 その姿を見て、まぜ太はさらに楽しそうに笑う
まぜ太
あっと
まぜ太くんは机に片肘をつき、にやにやとその様子を眺めている。
まぜ太
あっと
耳まで赤くして顔をそむけるあっと。 クールな彼の意外な弱点が暴かれた瞬間だった。
まぜ太
まぜ太
あっと
あっとが一瞬きょとんとする間に、まぜ太は自分の両脇を指でトントンと叩いて挑発する。
まぜ太
あっと
そう言いながらも、あっとの指先はわずかに動く。けれど、なかなか触れられない。
まぜ太
あっとはしばらく黙っていたが、ふ小さくため息をついた。 そして低い声で、短く言う。
あっと
まぜ太
今度はまぜ太が笑い転げる番だった。 教室の中に、二人の笑い声が響き渡る。
まぜ太
笑いすぎて涙目のまぜ太が机に突っ伏す。
あっと
まぜ太
まぜ太
あっと
まぜ太
まぜ太は机に顎を乗せたまま、にやっと小悪魔的に笑いながらも、瞳だけは真剣だった。
まぜ太
まぜ太
あっと
まぜ太
まぜ太
あっとは反射的に手を引こうとしたが、 ほんの一瞬、ためらってしまう。
——そして結局、そのまま手を引かずにいた。
まぜ太はその様子に気づいて、にっこり笑う。
まぜ太
あっと
言葉では突っぱねるあっとだったが、耳の赤さは隠しきれないままだった。
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