星月
星月
小説を書いてみることにしました。
星月
見て下さると嬉しいです。
星月
僕の周りには可愛いものが沢山。 ぬいぐるみとか、ワンピースとか。
ただ、可愛いものが好きで。
女の子に憧れて。
女の子みたいになるために努力して。
でもね、周りの人達はそんな僕の事を おかしいって言うの。
男の子なんだから もう少し男の子ぽい格好をしなさい。
スカートは履いちゃだめ。
髪を切りなさい。
そんなことは言われ慣れた。
自分の好きなように生きたいのに。
男に生まれてしまったばっかりに そんな願いも叶わない。
やっぱり神様なんて 居ないんだ。
-hotoke-
朝日が眩しくて 変な時間に起きちゃった。
といっても、もう9時。
まだ寝てたい、けど もうそろそろ起きないと。
僕は学校には行っていない。 昔、こんな性格のせいで虐められたから。
-hotoke-
お母さんも、お父さんも、こんな僕を 相手にしていない。
皆が思う様な"男の子"にしようと頑張っていたみたいだけど諦めたらしい。
小さい頃はぬいぐるみ、 沢山買ってくれたのに。
「可愛いね」って言って 頭を撫でてくれてたのに。
いつからだろう、 そうしてくれなくなったのは。
相手にされなくなったのは。
"苦しい "
そんな言葉を呟いてしまえば 、 もっと苦しくなる気がして呟けない。
でももういいかな、呟いてしまっても。
例え自分を押し殺してでも、 幸せになれるのなら。
この話をした時、 あなたはこう言ったっけ。
バチンッ
刹那、頬に激痛が走った。
初兎
いむくんの望んだ幸せじゃない!!
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
やっていけないッ……
-hotoke-
-hotoke-
許されるんだもん。
-hotoke-
許してくれる親がいる。
周りの友達がいる。
-hotoke-
初兎ちゃんの事が。
初兎
いむくんには自分らしく
生きて欲しいだけなんよ。
ごめん、ごめんな。
ポロポロ……
-hotoke-
気づいたら涙が出ていた。
そんな僕を初兎ちゃんは 何も言わず抱きしめて、 泣き止むまでそばに居てくれた。
その時やっと分かった。
初兎ちゃんはこの辛さを 知ってるんだ。
なのに僕は何も知らないで、 勝手な事ばかり言って、 最低じゃん……
この日、 初めて心から信頼する友達が出来た。
それから前向きに生きていけるように なった。よく笑うようになった。
髪を切ってスカートを履かなくなった。
そして、何よりも 初兎ちゃんと過ごす日々は楽しくて。
けど、そんな日々は続かないもので。
3日後、 初兎ちゃんの家の近くで火事があった。
怖すぎて事実は分からないけど、 あんなに大きな火事じゃ、きっともう……
それから僕は狂った様に泣き続けた。
-hotoke-
ーやっと見つけた
初兎
ってどしたん!?
-hotoke-
初兎
勝手に死んだ事にすんなや!!
-hotoke-
初兎
…あほなん?
-hotoke-
けど安心したな、 初兎ちゃんが生きていたこと。
一緒にこれからも過ごせること。
初兎
これからカフェでもいかん?
-hotoke-
初兎
-hotoke-
初兎
あんがい、神様って居るのかもしれないな。
END
星月
星月
星月
なりましたね……
星月
どこで知り合ったとか詳しいことは
皆さんの想像にお任せします。
星月
星月
星月
星月
ありがとうございました!
星月
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