この作品はいかがでしたか?
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何でも話し合える存在で
お互い何でも知ってるはずなのに
言えない事があるのは
君が俺の「幼馴染」だから
優太
花(はな)
こいつは俺の幼馴染、宮崎 花。
花は否定をするが、視線の先にはバスケ部の先輩の姿
優太
花(はな)
優太
俺はたまたま先輩が零したボールを拾いに行き、そのまま花にパス
花(はな)
背中を押し、小声で「がんばれよ」と言うと凄く慌てた様子の花 《 邪魔者》は即座に立ち去る
俺は遠目で先輩へボールを手渡す花の姿を見届けた
優太
呟いた声は誰にも届かない 自分でも馬鹿な事くらい分かってるのに、 何故だか分からないけど俺はあいつの「恋」を応援してしまうんだ
その度 想う なんで 俺じゃねえの? 早く俺の気持ちに気づけよ、バーカ。
あの日以来、先輩と花は仲良くなった 嬉しそうに毎日先輩の話をする花の隣に居られるだけでいいと思っていた・・・この日までは
男子生徒1
男子生徒2
翔斗(しょうと)
翔斗(しょうと)
優太
たまたま聞いてしまった 花の好きな先輩達の話し声。
男子生徒1
翔斗(しょうと)
その後も渡り廊下に、笑い声が響き渡る
俺は愕然とした まさか、花の好きなヤツの本性がこんなクソ野郎だったなんて・・・
花からの報告LIME いつもだったら「良かったな」「応援してるよ」なんて、返していたはず・・・
「辞めとけば?」 「花には合わないと思う」 気づけばそう指が画面を滑らせていた
それ以降、花は未読無視。 怒って当然だ、勝手に応援した癖に「辞めとけば?」なんて矛盾しすぎだよな・・・。
嫌われたっていい、あいつの事守れるなら
翌朝、俺は花を家の前で待っていた これは中学の時からの日課・・・幼馴染の特権
ガチャ
家の前ドアが開き、花と目が合うがスっと逸らされた
優太
花(はな)
素っ気無く返事をする花はスタスタと先を行ってしまう。 やっぱり昨日の事を怒ってる様子 それでも俺は普段通りに振舞った
優太
花(はな)
優太
花(はな)
花(はな)
花(はな)
優太
嘘、そんな事思ってない けど、言えるわけねえじゃん。素直に応援できる訳ないだろ? 知ったらきっと花を傷つける・・・それだけは嫌だから
花(はな)
花は怒って行ってしまった。
優太
俺が傷つくのはいいんだ
けど花が傷つく姿は見たくないんだ
翔斗(しょうと)
花(はな)
放課後、 教室から聞こえた声は花と例の先輩 嫌な予感しかしなかった・・・。
翔斗(しょうと)
優太
今しかないと思った俺は教室へ足を踏み入れた
翔斗(しょうと)
花(はな)
優太
優太
花(はな)
翔斗(しょうと)
優太
優太
花(はな)
明らかに動揺する花
翔斗(しょうと)
翔斗(しょうと)
悪びれる様子もなく、先輩はそう花に言い放った
花(はな)
翔斗(しょうと)
翔斗(しょうと)
優太
翔斗(しょうと)
優太
翔斗(しょうと)
バシッ
殴りかかろうとする先輩の手を掴んだ
優太
翔斗(しょうと)
そう吐き捨て先輩は教室を出ていった
花(はな)
優太
花(はな)
優太
花(はな)
不器用な俺でごめん
素直になれなくてごめん
でも今度はきっと伝える
俺はお前が好きだ
ー花火大会ー
花(はな)
優太
俺と花は夏祭りに来ていた これも俺たちの毎年恒例行事
花(はな)
優太
照れ隠しにそう言ったが、正直可愛いすぎて目が合わせられない・・・
花(はな)
優太
俺は前もって買ってきた花大好きな「りんご飴」を差し出した
花(はな)
大好きなりんご飴に目を輝かせる花
優太
花(はな)
優太
ずっと伝えられなかったこの想い・・・
「 お前の事が好きなんだ 」
花(はな)
優太
花(はな)
悪戯っぽく微笑む花はとても、綺麗だった
優太
いつだって考えてたのは君の事
いつだって見てきたのは君の横顔
やっと、君の隣は俺のもの
コメント
9件
好きだわ優太
もしかして辞めちゃったんかな😅 自分が初めてテラーで会ったのがもちうさ姉さんだったんだよ!月野家も本当に楽しかった😊!ありがとうもちうさ姉さん、めるる!じゃあねぇ〜!😁✨
青春だぁ★←