テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

○○

……ŧ‹”ŧ‹”

いつもよりちょっと早い時間。 ゾム兄が『生徒会の事があるから!』と早く出てっちゃった。

○○

ご馳走様でした!

○○

行ってきます

いつもより数分ほど早く家を出た

私はいつも早めの方に来てるから、周りにあんまり人は居なかった

○○

………

教室には一番乗りかな、と思って扉を開けると、そこにはエーミールさんが居た。

エーミールさんは私に気付くとこっちに寄ってきてくれた。

エーミール

あ、○○さん。
おはようございます。

○○

……?

エーミールさんって、生徒会の人だよね…? なんで居るんだろう…

○○

……キョロキョロ

周りに人が居ないのを確認する

エーミール

?どうしましたか?

○○

…生徒会、のし…と、ない、ですか?

エーミール

あぁ、生徒会の仕事ですか!

○○

……コクコク

エーミール

朝招集には行ったんですよ。
そしたらゾムさんが『○○が心配だから戻る!!』って聞かなくて…

エーミール

今日の会議にはゾムさんが必須だったので、色々あって代わりに私が教室で待機しているんですよ

○○

……ホワッ

○○

あ、がとうご、います…!

エーミール

ふふふっ

ドタドタドタッ

エーミール

あ、ゾムさんが来たみたいですね

ゾム

○○〜!!

○○

…パァッ

○○

ぎゅ〜っ

ゾム

うぉあっ!?

ゾム

今日は甘えたさんな○○か〜?

そう言いながらゾム兄は私の頭を撫でて来た

○○

……♪

暫く撫でて貰ったあと、それぞれ席に着いた

先生

今日の1時間目は体育だから遅れないように。
それでは、解散。

長々としたHRが終わった頃、私はちょっと嫌な気分になってた

○○

……ムスッ

ゾム

どうしたん?○○

むすっとしてる私に気付いたゾム兄が声をかけてくる

○○

……ジーッ(体育は髪を縛らなくちゃ怒られるからやだ。学校で髪縛るのあんまり好きじゃない。)

ゾム

それはしゃーないやろ…

ゾム

ほら、今日は髪縛ったるからこっちに来な

そう言ってゾム兄は自分の席を指さした

○○

……コク

ちょっとだけむすっとしながら座ってると、完璧やろ!って声が聞こえてきた。

少しして、ゾム兄が鏡を持って来てくれた

○○

……パァッ

私も物凄く気に入るくらい縛るのが上手だった。

ゾム

へへん!
ほら、今日はグラウンドやから、はよ行くでー!

エーミール

ゾムさーん!
水筒忘れてますよー!

ゾム

はぁっ!!

エーミール

次からは忘れないようにして下さいね。

そんな他愛もない会話をしながらみんなでグラウンドへ向かった

先生

今日は▽▽先生が居ないからクラスでドッヂボールをやるぞー!

ドッヂボール…投げるのは得意だけど当てちゃったら怖いし…避けるの意外に出来るけど避けて誰かに当たっちゃうのもやだ…。

○○

………

ゾム


心配しなくても大丈夫やって、俺が守ったる!

先生

ええっと、チーム分けだが

αとβのチームに分けられたが…ゾム兄とは別のチームになってしまった。

ゾム

先生!!○○のチームが良いです!!

先生

駄目だ。ゾムは○○を死守するから勝負が色々進まなくなるんだ。

ゾム

でもなぁ…

先生

それに、○○は1人じゃないだろ?
最近エーミールと上手くやってるみたいだしな

先生

ほら、分かったら行く行く

ゾム

ちぇーっ

○○

……

ゾム兄が居ない…無理…

○○

……カタカタ

エーミール

…大丈夫ですよ、○○さん。

○○

…!

エーミール

こっちのチームで勝って、ゾムさんに一泡吹かせてやりましょう!(ニコッ)

○○

……パァッ

○○

そ、うです、ね……!

エーミール

はいっ

ゾム

ずるいずるいー!
○○がエミさんにばっか構っててずるいー!!

先生

ゾム、もう始めるぞ

先生

じゃあドッヂボール、よーい…スタート!

ドッヂボールが始まって10分程経った時 αコートにはゾム兄とクラスメイト3人、βコートには私とエーミールさんしか残っていなかった

エーミール

…流石にキツかったですね…はは

そう言って苦笑いをしてるエーミールさんの所にαチームの投げたボールが飛んでくる

○○

…あ、ぶなっ!

かなり早いボールで当たると痛そうだったから、押して避けようとしたら… 見事私にクリーンヒット。 脇腹にボールが入ってついでにひざを擦りむいた。

クラスメイトはみんなびっくりした顔をしてる。 多分、私が大声を出したからだろう

先生

今の声……○○、か…?

先生もびっくりしてる。それはそうだ。先生に喋った事なんて一度もないから

ゾム

先生!!
○○足怪我してるみたいなので保健室に連れて行っても良いですか!

先生

あ、ああ、助かる。
エーミール、お前もついて行ってやれ

エーミール

わ、分かりました…!

自分のひざをよく見てみると、ありえないほどに血が出ていた。 すっごい膝痛いし、脇腹も痛い。

ゾム

○○、立てるか?

○○

……フルフル(涙目)

いたい。 うごかない。

ゾム

…分かった。

ゾム

……ヒョイッ

ゾム兄が私をお姫様抱っこして歩き出す

エーミール

ゾムさんゾムさん!!保健室行く前に水道で砂落としましょう!!

ゾム

…せやった!!先に水道やんな!

ゾム兄、やっぱりどこか抜けてる…エーミールさんが着いてきてくれてよかった

水道である程度砂を落としてから保健室へ連れて行ってもらった

ゾム

先生!!

保健室の先生

あら、どうしたの?

ゾム

えっと、○○、が、怪我…

ゾム兄疲れてる…私を抱えて大爆走するから、こうなるのも分かる というか、膝が痛い。 凄いどくどく音鳴らしながら血が出て来てる

エーミール

○○さんが体育で怪我をしてしまったんですよ

○○

……!

エーミール

全く、ゾムさんが全力で走って私が追いつける訳が無いじゃないですか…

保健室の先生

そうなのね、砂は落としているかしら?

エーミール

はい、先程外の水道で洗って来ました

保健室の先生

見た所少し大きめの怪我だから、消毒をしてガーゼを貼るわね

○○

……

消毒…無理。 あれ、怪我が大きければ大きいほどひりひりするから嫌い。

保健室の先生

ゾムさん…かしら?
そこの椅子に○○さんを座らせて貰えますかね?

ゾム

あ、はい

ゾム

○○〜消毒〜

○○

……ギュー

○○

……フルフル

ゾム

…よし。

必死に拒否をしている時、ゾム兄が自分ごと椅子に座って私を足の間に固定した

○○

っ…!

○○

しょ、く、嫌…離し…

保健室の先生

消毒するわね…少しだけだから我慢しましょう?

ゾム

○○、ちょっとだけがんばってみいひん?

○○

……コク

保健室の先生

足を動かさないように気を付けてね

ちょっとした後、とんっと何かが膝に当たる感触がした。 直後、ひりひりっとすごい痛みが膝から来た

○○

い"っ

ゾム

足動かしちゃ駄目やって

暴れるけどゾム兄がガッチガチにホールドしてくる。

保健室の先生

はい、終わりましたよ

保健室の先生

暫くは痛みが長引くと思うので、授業に支障が出そうだったらベッドで休んでいて下さいね

エーミール

なら、ベッドを貸してもらいますね、

エーミール

無理に動かして悪化して欲しくないので…

保健室の先生

分かったわ。1番窓側のベッドで休んでね

ゾム

はい!

そうして私は保健室で休むことになった

私は笑いたいから。

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

132

コメント

1

ユーザー

続き楽しみです!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚