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糸師冴side
はぁ…、なんだよ潰すって…
昨日の放課後、絵心に言われた事。 どーやらサッカー部〈ブルーロック〉は、近いうちに潰されるらしい
冴
マジふざけんな((
俺はこのブルロ学園の生徒会長であり、 サッカー部〈ブルーロック〉の部長でもある
この学園のサッカー部〈ブルーロック〉は、 高校生離れした未知の才能達が集まっていると 世間から言われている
勿論、他の高校の奴らになんて負けた事ないし
あんな奴らとやるぬりぃサッカーは、楽しくとも何とも無い
実際、世界の有名なサッカー組織にスカウトされている奴もいる
俺もその一人だ
冴
…サッカー部〈ブルーロック〉はこれからだってのに…
いきなり潰されるなんて意味分かんねーこと言われて、 納得できるはずもないを
どうするべきかと思いながら、曲がり角を通ろうとするとー
ドンッ
哀
ぼーっとしていたからか、知らない女とぶつかってしまった
その衝撃で、そいつは倒れてしまう
冴
声をかけると、そいつはゆっくりと顔を上げた
哀
バチッと目が合う
冴
…そいつは、信じられないくらい美しい容姿をしていた
手を引いて立たせると、艶めいた淡い水色の髪がふわりと揺れる
そして、そいつのデカい瞳はずっと俺の方へ向いている
哀
本当に小さな声で、そいつは呟いた
冴
冴
こんな綺麗な奴、この学園にいたか…?
哀
は?
冴
何なんだこいつ((
哀
哀
俺の名前を知っているくせに、何故かおにーさんと呼ぶそいつ
あと運悪いってなんだ?
冴
もう一度名前を聞こうとしたら、そいつは全速力で走る
冴
気づいた時には、そいつはもう姿を消していた
冴
…そしてあいつの顔
絶対に見たことある
いや、 * 知っている *
だけど、思い出せない
見たことがあると確信があるのに、分からない歯痒さ
冴
また会えたら、次こそ名前をー
そう思いながら、俺は自分の教室へと向かった
柑橘雨。。
柑橘雨。。
柑橘雨。。
柑橘雨。。
柑橘雨。。
柑橘雨。。
柑橘雨。。
柑橘雨。。
柑橘雨。。
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