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遥輝
……はぁ、エマとルカが心配してたよ
レイカ
あら、それは大変失礼いたしました
エマ
と、とても心配だったの！
ルカ
ま、まぁ……大丈夫だけど
レイカ
なら良かったです
レイカ
この方は玲緒との協力でも良かったかもですね
遥輝
あぁ、確かにね
遥輝
とりあえず、もう寝ちゃいな
レイカ
ええ、もちろんです
エマ
はいなの！
ルカ
わかった
ジャック
私は……
遥輝
改心したんなら、別に牢に入れる必要も無いしな
レイカ
えぇ、客室に案内いたします
エマ
い、いいんですの？
遥輝
まぁね。地下牢2つしかないし
ルカ
なら、いいけど
遥輝
あと何かあっても全員簡単に殺されないし返り討ちできるからね
ジャック
恐ろしい情報を聞きました
ルカ
君地味に強いキャラのはずなんだけどね
エマ
相手にしたら面倒くさいです
レイカ
満面の笑みで言うじゃありませんかこの方
遥輝
とりあえずはよ寝ろ
レイカ
はいご飯ですよ
エマ
わー！目玉焼きなの！
ルカ
……私の好きな料理もある
ジャック
私のもありますね
涼夜
たんと食え
ルカ
……ありがとう
レイカ
お礼などいりません。いつものことですから
麻華
いつもありがとうね。レイカ
レイカ
いえ、お礼を言われることでは無いので
レイカ
これが雇われた私の仕事の一つですから
イツキ
いや雇われて
遥輝
俺は家族だと思ってるけど
レイカ
……ありがとうございます
遥輝
別にいいよ。家族なんだから
レイカ
……そういうのは、他の方に言った方がいいと思いますよ
遥輝
……？そう？
レイカ
えぇ、まぁ
零
出た天然タラシ
麻華
自覚してないからねぇあの子
ルカ
そ、そうなんだ
涼夜
あいつに惚れてる奴何人かいるだろ確実に
星
いるだろうな
千波
大体男子
玲緒
女子も惚れることはあるけど大体男子よね
エマ
そうなの！？
麗美
そうね
良翔
さて、今日はどうするかだな
レイカ
ニュースとかでも事件はなさそうですしね
ルカ
君、ハンター同士の意思疎通とか出来ないの？
ジャック
無茶言わないでください。無理ですよ
ルカ
だよなぁ……
イツキ
……んー…
イツキ
……ん？
遥輝
どした？
イツキ
なんか、妙な気配が二つ
麗美
なら、そこかもね
千波
行こっか
レイカ
分かりました
遥輝
……？
遥輝
どうしました？
月兎
ちょっと今やばいから早く来て欲しい
遥輝
分かりました
イツキ
この家から
遥輝
……ここって
涼夜
知ってんのか？
遥輝
んーと、野暮用もあった家ですね
ジャック
何故、そんな所に
エマ
とにかく行ってみるの！
ルカ
そうだね
ルカ
(……木更津遥輝)
ルカ
(どことなく懐かしく感じるのは……何故？)
遥輝
どした？
ルカ
なんでもない
遥輝
そう？それならいいけど
遥輝
大丈夫そうですか！先輩！
月兎
大丈夫そうに見える？
遥輝
はい！すごく！
月兎
怒るよ
遥輝
ごめんなさい
零
何茶番してんの
月兎
ところでそこの子達は？
遥輝
色々あって居候させてる人達と友達です
月兎
なるほど
なぁ話してる暇あんのか！？
玲緒
少なくとも……
玲緒
前回みたいにはいかないってことは分かるわ
たかだか14人増えただけ
使徒
神の導きがある私の勝利は、揺らがない
玲緒
あら、どうかしらね
零
こっちもそれ相応の実力者だよ！
使徒
骨董商やオフェンス、探鉱者のいないパーティなんて、私に勝てるはずないでしょう
イツキ
相手は結構強い……！気を引き締めていくよ！
星
やれるだけやるぞ
千波
そんな偶像、破壊してあげる
涼夜
行くぞ
レイカ
出来る限りの事を、致します
ジャック
……し、使徒………アンですか
使徒
あら、裏切り者のリッパーじゃない
使徒
ちょうどいいわ。あなたも消してあげる
ルカ
ナワーブ！大丈夫かい！？
ナワーブ
大丈夫に……見えるか……？
エマ
全然大丈夫じゃなさそうなの！
遥輝
千波、回復してあげて
千波
了解
ナワーブ
お、俺は……
千波
つべこべ言わないッ！治療するから！
使徒
まず厄介そうなのは……あなたですね！
イツキ
……猫？
千波
……こっち来たけど…
エマ
……！避けてなの！
千波
えっ？
千波
いった！？噛んで来たんだけどこの猫！
千波
……っ！
千波
久明さん！
涼夜
任せとけ
涼夜
おら……よっと！(ジャンプで飛んできたアンを弾く)
使徒
……なかなかやりますね
使徒
なら、これならどうでしょう！
レイカ
……十字架？
玲緒
………使徒
玲緒
いえ、アンって名前だったかしら
使徒
……それがどうしました？
玲緒
いいえ、ただ
玲緒
私と猫は相性が悪いのではなくて？
使徒
っ！？霧で視界が……！
使徒
でもこんなことして何になると言うの！
玲緒
分かってないわね。あなたを覆ってるのは……霧よ？
ジャック
『霧の刃』
使徒
っ！？
使徒
……傷を負いましたか、仕方ありません。一時撤退です
使徒
次はありませんからね
玲緒
こっちのセリフよ
月兎
助かった……のか？
レイカ
まぁ、そういったところでしょう。
レイカ
御二方も館に案内しましょうか？
遥輝
まぁ、また襲撃されるかもだからね
エマ
わーい！ナワーブさんも来るの！
ナワーブ
ちょ、あまり引っ張るな
涼夜
……連れ帰るのは大変そうだな
遥輝
(………今回の事件)
遥輝
(ジャックは久明先輩を狙って、アンは森夢先輩を狙った)
遥輝
(………どっちも俺の大切な人だ。それは偶然か？)
零
リーダーどしたー？
遥輝
……いや、なんでもない
遥輝
(考えすぎだろう)
イツキ
結局僕ら何もしてないな
麻華
まぁ、うん、仕方ない
遥輝
帰るか
玲緒
………
玲緒
……全く
玲緒
…………
良翔
玲緒
玲緒
ひゃぁっ！？
良翔
んな声出すなよ
玲緒
び、びっくりしたァ
良翔
………行くんだな
玲緒
勿論。これは私のケジメよ
良翔
そうか
良翔
帰ってくるの、待ってるからな
玲緒
……っ！
玲緒
そういうの……他の人に言いなさいよ……バカ……(小声)
良翔
なんか言ったか？
玲緒
なんでもないっ！行ってくる！
良翔
お、おう
玲緒
(……懐かしいわね)
玲緒
(たしかあの時もこんな道だっけ)
玲緒
(まぁいいわ)
玲緒
……ここにいたのね
使徒
おや、あなたは昼間の
玲緒
剣崎玲緒よ。決着をつけに来たわ
使徒
あなたが？一人で？面白いですね。完膚無きまで、叩きのめしてあげますよ！
良翔
……覗き見とは趣味が悪いな
ナワーブ
えっ……いや……
良翔
ま、いいけどな
ナワーブ
え？いいのか？あの人行ったけど……
良翔
んー大丈夫だよ
良翔
何せ……
良翔
………だしだし
ナワーブ
え？
良翔
なんでもねーよ
遥輝
あ、こんなとこにいた
良翔
お、リーダーどうした
遥輝
一応夜なんだけどね
遥輝
……行ったか
良翔
察しが良すぎるぜリーダーよ
遥輝
何年やってると思ってんだ
遥輝
誤魔化すぞ。手伝え二人とも
良翔
りょーかい
ナワーブ
お、おう
使徒
そんなものかしら？『猫』！
玲緒
……なぁ、使徒
使徒
何よ
玲緒
私の名前、今は剣崎玲緒だけどね
使徒
それがどうかしたの？遺言かしら？
玲緒
この名前、私の好きな人と、大切な当主の二人が考えてつけてくれた名前なの
使徒
それがなんだってのよ！
玲緒
今は、今だけは過去を現すわ
玲緒
『真種解放』！
玲緒
私の過去の名前は、『綺華 楓』
玲緒
逃亡を重ねた、兎の人形よ
使徒
っ！だからなんだという……！『猫』！
玲緒
今の私に、猫は効かないわ！
玲緒
『反転』！
使徒
なっ！
玲緒
時間をかける訳にもいかないから、終わらせましょう
玲緒
『月銃 朧』
使徒
なっ！きゃぁぁぁぁ！
玲緒
………
玲緒
……私も、変われないものね
玲緒
あの時、客室乗務員を扼殺した時から、何にも
玲緒
……少し、帰りずらいですね
良翔
……おかえり、玲緒
玲緒
……待ってたの？ずっと？
良翔
まぁな。リーダーとナワーブが上手く誤魔化したから安心しろ
玲緒
………そう
玲緒
あ、こいつどうしよ
良翔
地下牢に入れとけ
麗美
……何してんのよあんたら
玲緒
あっ
良翔
あバレた
麗美
いや告げ口する気はないからいいけど……レイカにバレたらドヤされるわよ？
レイカ
私がどうかしましたか？
麗美
あレイカ
レイカ
私も先日同じ事をしたので何も言いませんよ
遥輝
はは、じゃ行こうか
イツキ
地下牢なら開けてるよ。入れといで
玲緒
………(あぁ、どうしてここは……)
玲緒
(こんなに暖かいのでしょう)
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