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「にゃあ。」

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「にゃあ。」

1 - 「…にゃ、…ぁ…?」・・・「にゃあ、!」

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2023年09月17日

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僕は小さい頃、親に捨てられた。

…僕、にほんご…?喋れないし、なにを伝えようとしているのかわかんない。

僕を育ててくれた生き物の言葉しかわかんない。

僕が小さい頃は、「にゃ~」となく、君に救われた。

……お前はなんで喋らないの

ぶるーく

……?

ねぇ、言葉理解してんの?

ぶるーく

………

…喋らない子なんて、いらないわ。

たっ、たっ、たっ…

ぶるーく

…!

ぎゅ、

…なによ、気持ち悪い

パシッ…

ぶるーく

…???

ぶるーく

……??

ぶるーく

???

ぶるーく

…………

にゃ~となくいきもの。

にゃ~

ぶるーく

にゃ~となくいきもの。

にゃあ。

ぶるーく

……にゃ、…ぁ…???

にゃ~となくいきもの。

にゃ~ぁ!

てっ、てっ。……すりすり、

ぶるーく

にゃ、ぁ……

ぶるーく

にゃぁ、!

にゃ~となくいきもの。

にゃ~!!

にゃ~と鳴く育ててくれた生き物

にゃぁ

ぶるーく

…!

昔のこと、思い出してたら魚を持ってきてくれた。

ほんと、見た目も違うのになんで育ててくれたんだろう。

ぶるーく

にゃぁ~

おいしい

そう伝えると、

にゃ~と鳴く育ててくれた生き物

にゃあ!

よかった。

と、返してくれた

ある日から、育ててくれた生き物は僕の目の前に出てこなかった。

僕は、どうすればいいんだろう。ごはんなんて、どうやってとるの?

いっぱい歩いている僕と似ている生き物、怖い。

ぶるーく

………にゃぁ…、

僕は、寂しいとつぶやく。

体汚れてる。

ぶるーく

……ぺろぺろ、

僕は、冬になったら寒いから、そこらへんに捨てられている布で暖をとってる。小さいのもあれば、大きいのもある。

だからいつも、大きいのを見つけ出して腕や頭を通す。これは、いっぱい歩いてる生き物から学んだ。怖いけど、これを学ばせてくれたのはうれしい。

…ごはん、か。

お昼寝したら、少しは和らげるかな。

僕は丸まって、寝ることにした。

次の日のお昼に起きた。今日は少しだけ出てみようと思う。

この時間は、いっぱい歩いてる生き物がいないから堂々と歩ける

そういえば、いっぱいいた生き物は後ろ足だけで歩いてた。バランス感覚すごい。

ぶるーく

にゃぁ……

広いところにでた。ここには物がたくさんある。

ここは生き物来るのかな。とどまるのやめておこうかな。

怖い生き物

……ねぇ?

ぶるーく

ぅ"に"ゃぁ"っ!?

な、なに!?…って、いっぱい歩いてた怖い生き物と似てる…!!

ぶるーく

シ"ャーっ!!

僕はできる限り警戒をする。育ててくれた生き物が教えてくれた。

ここは、塀で囲われていて逃げ場がない。

怖い生き物

…?

怖い生き物

ど、どうしたの…?

ぶるーく

に"ゃ…っ、シ"ャーっ!!

怖い生き物

あ、ごめん…驚かすつもりじゃなかった、け…ど…

僕は、その瞬間。目の前がフラッシュバックした。

そういえば、しばらくなんも食べてな__

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