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過去に囚われた俺らの逃走劇

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過去に囚われた俺らの逃走劇

11 - 最終回:過去に囚われている俺達は

♥

41

2023年06月18日

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あっと

かあさん!とおさん!

あっと

きょーは何して遊ぶの?

音奏(妹)

おとかお絵描きしたい!

音(兄)

僕はおにごっこ!

音那(母)

ふふ、じゃあお外に行って遊びましょうか

和葉

だな

あっと

まぜもいっしょでいーい?

音那(母)

ええ

あっと

やった!

あっと

呼んでくる!

まだ6歳だった頃

妹と、兄と、母さんと父さん、そして俺の5人家族で

仲が良くて

休日は遊びに行くぐらいだった

一年の月日が経って

あっと

母さん!次こっち!

その日は、俺と母さんの2人で

とある施設に出かけに行く時だった

音那(母)

ッ!

音那(母)

音葉ッ!

ドンッ

あっと

……へ?

あっと

か、あさ…?

あっと

母さんッッ!

トラックが、歩道に突っ込んできた

母さんは俺を吹っ飛ばして、トラックに轢かれた

音奏(妹)

いやぁぁぁぁッ!お母さんッ!いやぁッ!

音(兄)

ッ…なんでぇッ、母さんッ…!

和葉

ッッ……なんでッ

あっと

ッ……かあ、さん

幸い、俺は軽傷で済んだけど

母さんは即死だった

多分、その日からだ

俺らの日常が、壊れたのは

和葉

お前さえッ、いなければッ!

あっと

いッ…やめてッ…父さん…

和葉

お前なんかッ…お前なんかッ!

音(兄)

父さん!やめろッ!

音奏(妹)

お父さん…どうしたのッッ?

父さんは、気が狂ったように、その鬱憤を晴らすように

虐待をするようになった

そうして、俺と音兄と音奏は

約5年、虐待を受けていた

虐待が終わったのは、父さんが捕まった時だ

和葉

お前なんかッ!お前らなんかぶっ殺してやるッッ!

あっと

ひっ……なんでッ

音(兄)

音葉、音奏つれて、クローゼットに隠れてて

あっと

音兄は…?ッ

音(兄)

大丈夫だから

音奏(妹)

ひっ、いやだッ…お兄ちゃんッやだッ…

音(兄)

お願いね?

あっと

ッ…待ってッ

あっと

お、とか…ッ、いこッ!

音奏(妹)

うぇッ…ひっくッ

音奏(妹)

暗いよぉ〜ッ

あっと

大丈夫ッ…だから

あっと

ッ…ぇ…?

クローゼットに隠れてる時、俺は隙間から

音(兄)

ぐッ…ぅ

和葉

死ねッ!お前らなんかッ!

音兄が刺されるところを見てしまった

あっと

ひッ…う…なんでッ…なんでッ…

数分して、近所の人が通報したのか、警察が来て

父さんは捕まって、俺らは保護されて

音兄は、死んだ

本当は、親戚に引き取られるはずだった

けど、俺は嫌だった

だから、二人暮らしを始めた

音奏(妹)

お兄ちゃん、明日朝練だから早めに出るね!

あっと

うん、わかった

あっと

お弁当、作っとくね

それなりに充実して、お金は、親戚の人が出してくれてて

満足はしてなかったけど、満喫はしてた

音奏(妹)

おやすみ!

あっと

うん、おやすみ

ガチャ

あっと

でも、音奏の部活って、朝練あったっけ…?

あっと

今まで無かったような…まぁ、気のせいか

俺は今14、音奏は13。

同じ中学に入学して、それなりに学校生活を満喫していた…はずだった

あっと

今日は…何時に寝れるかな…w

そうして俺は部屋に行ったんだ

あっと

学校に授業は退屈だ

当たり前のことしか言われない、けど

それでも、友達と受けると楽しい

あっと

次、何の教科だっけ

まぜ太

数学じゃ無かったっけ

あっと

うげ…まじ?

まぜ太

多分…?

あっと

おい()

まぜ太

www

とても、楽しかった

のは俺だけだった

その日、昼休みに廊下を歩いてた時だった

まぜ太

なぁ…あれ、屋上人いねぇ?

あっと

え?

まぜ太

ほら、あそこ

あっと

ッ…え、まじじゃん…

あっと

屋上って、立ち入り禁止だよな

まぜ太

あぁ…

あっと

行ってみようッ!

まぜ太

えッ⁉︎…あ、ちょまっ

モブ子

ちょ、やめなよッ!

音奏(妹)

やめる…?

音奏(妹)

なんで?

屋上にいたのは、音奏と女子生徒3人だった

音奏だけは、フェンスの外にいたけど

あっと

ッ音奏!

まぜ太

は…?なんでッ!

音奏(妹)

ほら、お兄ちゃん達にバレちゃったじゃん

モブ子

知らないわよッ!

音奏(妹)

だって、あなた達が私にずっと死ねって言ったじゃん

音奏(妹)

それを実行しようとして何が悪いの?

あっと

音奏ッ?音奏ッ!

音奏(妹)

じゃあねお兄ちゃん

『ごめんね』

音奏は俺の目の前で飛び降りた

あっと

ッ…あぁッ…あぁぁ”ッ

まぜ太

あっと…

あっと

ごめん…ちょっと1人にして

あっと

お願い…ッ

俺は、家族を全員失った

学校での、部活内でのいじめだったそうだ

そんなの、少し考えれば気付けたはずだった

けど、俺は音奏が死ぬまで、知らなかった

本当に、今も後悔してる

もし俺が…ってずっと

あっと

あの時は、まぜにも迷惑かけたよな

まぜ太

迷惑って、そんなことないって

あっきぃ

おっっっっっっっっっっっも

ぷりっつ

めっっっっっちゃためるやん

ちぐさ

いや、2人ともおなじようなもんじゃん

けちゃ

2人ともめっっっっっっっっちゃためてる

ぷりっつ

じゃあさ、(鬼のスルー)

ぷりっつ

昨日のパニックって…?

あっと

あ、それは

まぜ太

よくあるよな

あっと

そんなねぇよ()

まぜ太

あれだよ、昔の夢見て…みたいな

あっきぃ

あぁ……俺もたまに、昔だけどあったなぁ

けちゃ

まじ?

あっきぃ

まじ

けちゃ

まじかぁ

あっきぃ

ww

ちぐさ

ね、ねぇ!

ちぐさ

おれ、みんなに言ったほうがいいこと…あるんだけど

ちぐさ

いい…?

ぷりっつ

ええよ〜

ちぐさ

その…俺、不眠症と暗所恐怖症…持ってて……

あっと

ぁ…なるほど

まぜ太

なるほどなぁ

まぜ太

おけ、わかったまかせろ

あっきぃ

まぜちなんか案あるの?

まぜ太

伊達にあっとの相手してないしなw

あっと

おい(

まぜ太

ww

けちゃ

どゆこと?

まぜ太

あ〜、言っていい?

あっと

それ俺に拒否権ないやつじゃん

まぜ太

まぁ…うん

まぜ太

あっとも昔不眠症だったし、なんなら現在進行形で暗所恐怖症だし

あっと

暗所恐怖症じゃないし、閉所暗所恐怖症だし

まぜ太

ほぼ一緒じゃん

あっと

違うって

ぷりっつ

ん?ん?待ってな、ついてけへんから

あっきぃ

今頭の中?でいっぱいだからちょっと待って

まぜ太

あ、うん

まぜ太

だから、あっとが昔不眠症だったから対処はわかるよってこと

ちぐさ

違うそうじゃない感ハンパないんだけどw

けちゃ

www

ぷりっつ

俺は誰もあっとの閉所暗所恐怖症に触れてないのが気になるねんけど

あっと

触れなくていいけど

まぜ太

いやダメだろ

まぜ太

めっちゃあんじゃん、あっと

あっと

ちょ、言わなくていいって

あっきぃ

あっと〜〜?(圧)

けちゃ

あっちゃん、隠し事はダメだよ?(圧)

あっと

…はい

あっと

えっと、…

あっと

血液恐怖症、暗所閉所恐怖症、男性恐怖症、先端恐怖症ぐらい?

まぜ太

お前…めんどくさいやつはぶったじゃん()

ぷりっつ

いや多いな!

ちぐさ

えぇ…大丈夫なの…

あっと

スイッチ入らない限りは…うん

まぜ太

なんか、スイッチ入ったら全部ダメになる感じだよね

あっと

そう…

あっきぃ

その…まぜちが言ってためんどくさいやつって?

まぜ太

こいつ、パニック障害持ってるし軽く人間不信持ってる()

あっと

あちょッ!余計なこと言うなって!

あっきぃ

ん?(圧)

あっと

…なんでもない

あっと

今のまぜのは聞かなかったことに

けちゃ

できるわけないじゃん

あっと

デスヨネー

まぜ太

まぁ一回置いといて

まぜ太

他はなんかない?大丈夫そ?

ぷりっつ

あ〜、一応?

ぷりっつ

いうてやけど…双極性障害…は、も、ってる…。

ちぐさ

けちゃ

なにそれ

あっと

なんか…あれだろ

あっと

なんとか状態、があって、

あっと

その時によってめっちゃテンション上がったり

あっと

逆にやばくなるやつじゃ無かったっけ

まぜ太

いや語彙力

ぷりっつ

まぁ…間違ってはない?

あっきぃ

へぇ…大変そう、大丈夫?

ぷりっつ

まぁな、そこまで問題はない

あっきぃ

よかった!

ちぐさ

あっきぃはなんかないの?

あっきぃ

俺ぇ?

あっきぃ

ん〜…あれだ

あっきぃ

強迫性障害…

まぜ太

あぁ…なるほど

まぜ太

今秒で理解したわ

ぷりっつ

はっや

けちゃ

えぐw

ちぐさ

やばw

そうして、俺らは過去に囚われながら生きている

番外編〜俺が性癖を詰め込みたいだけの発作シーン〜

あっと

ひッ…いやッ…おねが、来ないでッ

まぜ太

あっと!大丈夫だから落ち着けッ

あっと

いやッ…やだッ、お願いッいやだッ…!

まぜ太

大丈夫だからッ

あっと

ひゅッ…は、はひゅ…ひっ、かはっ

まぜ太

落ち着いて、ゆっくり息吐いて

あっと

はひゅ、かひゅッ…えほッ、ひッ

まぜ太

吸っちゃダメ、だいじょうぶだから

あっと

ふっ…はぁッ…ひっ

まぜ太

そう、上手

あっと

ふ…はーッ…はッ…

まぜ太

大丈夫だから

あっと

まぜッ…

まぜ太

わかる?俺のこと

あっと

ひっ…こわ、かったッ…

まぜ太

やっぱり…

まぜ太

もう大丈夫だって、下、行こ、一旦。

あっと

う、ん

まぜ太

立てる?

あっと

…むり、かも

まぜ太

あちゃ、まじか

まぜ太

流石に階段降りるにはきついか…

ガチャ

あっきぃ

まぜ?あっと?

まぜ太

お、あっきぃいいところに

あっきぃ

いやいやどう言う状況よ

まぜ太

ちょっとパニック起こしちゃって

あっきぃ

あ〜、おけおけ

あっきぃ

ちょっと待っててね〜

ガチャ

あっと

けほっ…ごほっごほ

まぜ太

あちゃ…大丈夫そ?

あっと

ごめ…まぜ

まぜ太

寝てていいよ?

あっと

ぅん…そう、する…

あっと

すー、すー

まぜ太

よかったぁ…流石に今回は焦ったな…

以上俺の性癖詰めでした☆

Lua*・

一応最終回っす

Lua*・

やばいね…雑

Lua*・

もうここ完結しちゃったしAMPTAKの短編書くとこ(俺の性癖)にしよ()

Lua*・

てか前回♡めっちゃ要求しちゃったのに

Lua*・

すぐ言っててビビったんだが

Lua*・

まじありがとうございます

Lua*・

一応あっとくんの過去だけここで文に起こしとこか…分かりにくかったし

Lua*・

母親と出かけてる途中交通事故に遭い母親に庇われ母親が死亡。(7)
それをきっかけに父親から虐待を受ける様に。
兄と妹と父で暮らしていたが父が暴走。包丁を持って暴れ出した。
あっとと妹を守る為に兄は2人をクローゼットに閉じ込め自ら向かっていった。
あっとはクローゼットの隙間から兄が刺される場面を見てしまう。
しかしその時に父親の虐待がバレ逮捕。(12)
引き取られることになったが、若干の人間不信を患っていたあっとは拒否。
妹と2人で暮らすことに。(12)
しかし数年後妹は自殺。言ってくれれば、気付ければと後悔に苛まれる。(14)
そうしてアンプタックメンバーに会う。(15)

Lua*・

えぐ…さすが俺の性癖()

Lua*・

まぁ、一応連載は完結?になるんで

Lua*・

今までありがとうございました!

Lua*・

以上おつるあ!

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