知らない世界

ガチャン

そういってグルッペンは部屋をでた

グサッ

説明👓 七扇 紬 (ななおうぎ つむぎ) 阿須加の仲間 昔、阿須加に救われた 我々だ軍に入っていたが抜けた

グチャグサッ

紬は行ってしまった。

あと一歩踏み出せば落ちるというところで止まり満月を見た

頬を流れる涙はどこか懐かしさを感じた。

その時、不意に思い出した

あの頃の嫌な思い出を。

もう、昔のことなのに思い出してしまう。

知ってたよ いつか来る別れのことは分かりきったのに

だけど期待しちゃって…。

もう皆は傍には居なくて あの日見せた皆の笑顔は今日はどこにもないの。

なんで…なんで？ 当たり前の幸せでさえ私の前で消えてしまうの？

皆に届くのならば 明日に「傍にいたい」と言いたい

阿須加の頭の中

街

ガヤガヤ

まじかよ…

チャリ～ン

グチャグチャ

阿須加はナイフを持ち銃、2本をポケットに入れた

グサッグサッ

グチャｯグチャリ

バァン…バン！バン！

どれくらい時間が経っただろう。 前みたいに限界が近かった。 前の倍の相手をしてもう無理だった でも幸い全員殺せた

楽しい…楽しい！ 買ってよかった。

私はその場に座り込み もう力が入らなかった。

あ～あ 意識遠くなってく。 独りで良かったのに。

それに私泣いてるし 力入んないし

こんなの

無理ゲーだし。

何度も裏切られた

何回だって死のうとした

だけど

やっぱり皆と居たくてそんなのできなかった

あぁ

最低だ

独りでいいとか違うのに…でも…もう皆に迷惑かけたくない…傷つけたくない

完璧を目指してるんだから…

もっと上を目指して

人を殺して

皆に見つからないように

それが

完璧が独りでいいという理由になるから。

ズキッ

過去の記憶がまた苦しめる

皆の傍にいたらまた関係が崩れてしまう

そんなの繰り返したくない いやなの

皆…の嘘つき

ガチャ

バタン

ｷｨ…

ｶﾁｬﾝ.

ﾄｺﾄｺ…

ｷﾞｨｨ…

ﾄｺﾄｺ…

ﾄｺﾄｺ

ﾄｺﾄｺ…

日記📕 天瀬国(あませこく)を守っていると言ってもいいほど強い軍。我々だ軍。 総領はかなりの甘党であまり強そうには見えないが完璧に相手を敗北と導く天才だ。 この軍の人数はあまり多くはないが個性溢れる天才達が集まっている。 一人ずつ細かく説明すると長くなるから簡単に説明。 総領 グルッペン・フューラー 書記長 トントン 情報係 シャオロン 鬱先生 エーミール 治療係 ロボロ しんぺい神 武器造り(遠距離 近距離(攻撃) ゾム (近) コネシマ(近) ショッピ(遠)

日記📕(続き) 簡単な説明は以上。 話になってしまうんだかこの日記に残しておく。 我々だ軍は昔、１人の女の子と約束をした。独りにしないと。 仲が良くほぼ毎日、一緒に居た。 でも我々だには女の子に隠していたことがあった。我々だ軍はもっと強くなりこの国を守れと王妃と王様に言われていた。我々だ軍はもとから強かったがもっと強くなれと言われていた。そのため毎日、厳しく指導されていた。それでも女の子と一緒にいた。独りにしないようにするためだった。約束を破りたくはなかった。これは女の子も我々だもそんなに幼くはなかった。15ぐらいの時だ。でもある日、女の子の両親が亡くなった。殺された。その時、問題になっていた殺人犯に。 女の子はショックのあまり皆と距離を置いた。女の子はそれがトラウマになり皆と会わなくなった。我々だは心配したが女の子の姿はなかった。久しぶりに女の子が皆と会ったとき女の子は変わらず笑顔だったが我々だは『ごめん』と言って縁を切った。その理由は女の子を守れなかった自分達が許せなかった。これからも無理かもしれないと思ったのだ。そしてもっと強くなるにはもう近ずいては駄目だと思ったのだ。 女の子は裏切られたショックとトラウマがまざり殺人鬼になった。 でもそれは残酷に一般人を殺すのではなく人を殺して罪を償わない人を殺すのだ。親の復讐として。 この先は私には分からないがまだまだ先はある。 忘れていたが女の子の名前は 塰薗 阿須加 これを書いた私は オリオン・フューラー。

ここで日記は終わっていた。

やっとわかった真実。

やっぱり

裏切ったじゃん

これが

我々だと私の物語。

ｷﾞｨｨ…

どうしたらいいのかわかりなくて窓から出ようと思ったとき

私の中で何かが溢れてきた

今だけは甘えたかった

そう言ったとき 皆、笑顔で

そう言った

嬉しかった

皆、ありがと