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終わらぬ悪夢を繰り返し続けて何十年。
彼は決められた最悪の結末を避けるために何度もしてきた。
だが、途中で死んでしまったりしてなかなか最後に辿り着けない。
着いたとしても、彼女は必ず手を離す。
変わらない結末に、終わらないループに彼は疲れていた。
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遠い遠い過去にした約束。
成長した彼女に頼まれた、たった1つの大切な約束。
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そして彼は歩きだす。
彼女が幸せになれる、幸せな夢を目指して。
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変わり果てた街に、変わり果てた彼女を見た。
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ずっと彼女は人の事ばかり優先して、自分の事も見向きもしていなかった。
それが、大切な人だった私達にとってどんなに辛かったか。
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今はもう、彼女は動かない。
だから彼女は、次の世界線へ行く。
とても強がりで何でも出来る、泣き虫な彼女を救いに。
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そう喋らない彼女に誓い、次の世界線へととび立った。
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そして彼らは歩きだす。
過去の自分の過ちを二度と繰り返さぬように。
そして、泣き虫な彼女がこれ以上傷付かないように。
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各々の想いを抱きながら、望んだ未来を迎えにいくため。
2人は、次の世界線へと飛んだ。
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ドサッと、2冊の本が落ちる。
それは、少年少女達の小さな悪夢の物語と。
1人、幻想的な終わらぬ悪夢を見続けている少女の物語だった。
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彼女は2冊の本を戻そうとする。
しかし。
客
悪いタイミングで客が来る。
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彼女はバタバタとカウンターへ向かった。
だからこそ、気付いていなかった。
2冊の本が、光を出して消えた事に。
翠
見渡す限り、何も無い世界。
そんな空間に1人、小さな少年が立っていた。
紙袋を被っている、不思議な少年。
ここにいては埒があかないと思い、彼に話しかけた。
翠
モノ
翠
彼は、不思議そうに私を見てきた。
翠
モノ
翠
モノ
モノ
彼が少し不安そうな顔をする。
だから私は、あえてこんな話をした。
翠
モノ
少し驚いた顔をしていたが、答えてくれた。
モノ
翠
モノ
モノ
翠
モノ
翠
翠
モノ
翠
モノ
翠
翠
モノ
それまで楽しそうに話していた彼の顔が突然赤くなる。
翠
翠
モノ
翠
モノ
翠
モノ
翠
モノ
翠
モノ
そう話しているうちに、眠気が襲ってくる。
翠
強い眠気に襲われ、目の前の彼がぼやける。
モノ
翠
モノ
朦朧とする意識の中、彼の声が微かに聞こえた。
それは、強い意思のこもった声で。
モノ
翠
彼からの答えを聞く前に、私の意識は途切れた。
コメント
1件
天才ですか?いえ天才でしたね最高です