撮影が始まった。
始まってから何度もあのスタッフさんと目が合う。
そして、あの時と同じ、嫌な笑みをうかべている。
いつもは楽しい撮影が、今日はすごく長く辛いものに感じた。
前半の撮影が終わり、一旦楽屋へ戻る。
哲汰
直弥
哲汰
直弥
直弥
哲汰
直弥
直弥
スタッフ
スタッフ
ワンエン
後半の撮影もスムーズに終わり、楽屋に戻ろうとした時だった。
スタッフ
スタッフ
そう声をかけてきたのは、例のスタッフさん。
あの日の恐怖がよみがえり、足がすくむ。
哲汰
哲汰
スタッフさんに呼ばれているのに 黙って立っている俺を不思議に思ったのか、哲汰が口を開く。
直弥
俺は足早にスタッフさんの所へ向かった。
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