音乃(幼)
時計の針が細かく動いている音が耳元で聞こえる
冷たく、光すらもない部屋で私はひとり天井を見ていた
音乃(幼)
音乃(幼)
音乃(幼)
君なら私の事わかってくれると思ってた
私の好きな事を肯定してくれる君なら
でも私と君は違う
何かに縛られている私には、君が差し伸べる光を掴めない
手を伸ばしても、罵声という名の期待が降り積もる
それに逃れるために綺麗事を私の心に言い聞かせる
それらの無限ループ
重なって重なって、終いには自分すらも分からなくなる
音乃(幼)
音乃(幼)
私の瞳に虚しくて、薄汚いドレスのマリオネットが映る
音乃(幼)
音乃(幼)
いくら愛情・憎悪があっても、手から離される
糸は簡単に切れる
でもそれと同時に恨みつらみとして圧力をかけられる
そして、また1人の人間が死へと追いやってしまう
音乃(幼)
音乃(幼)
私は私を呪いたくて仕方がない
でも、
コンコン
影にうずくまっていた窓にまたヒビが入るように
潔 世一(幼)
音乃(幼)
呪おうとする手を取り除く君がポツンといる
潔 世一(幼)
音乃(幼)
潔 世一(幼)
音乃(幼)
君の暗い顔を見たくない
いや、君が大切だから傷つかないで欲しいんだ
音乃(幼)
こんな別れ方、不名誉だって分かってる
潔 世一(幼)
よっちゃんは、数秒その場で立ち止まった
そしてまた、口を開けるのと同時に手を窓に置いた
潔 世一(幼)
潔 世一(幼)
潔 世一(幼)
音乃(幼)
音乃(幼)
潔 世一(幼)
潔 世一(幼)
君の純粋な瞳を死に物狂いで避けた
音乃(幼)
でも、君の気持ちは私の心でへし折れなかった
音乃(幼)
ガチャ
音乃(幼)
ガラスの仮面を被った、脆く悲しげな私を
※向日葵畑です
※向日葵ばた((((殴
音乃(幼)
潔 世一(幼)
潔 世一(幼)
音乃(幼)
潔 世一(幼)
潔 世一(幼)
音乃(幼)
潔 世一(幼)
潔 世一(幼)
音乃(幼)
音乃(幼)
潔 世一(幼)
潔 世一(幼)
潔 世一(幼)
潔 世一(幼)
潔 世一(幼)
潔 世一(幼)
音乃(幼)
あの時のは我儘なんかじゃない
私の本心なんだ
私は、君に愛を伝えたいって思ったんだ
音乃(幼)
音乃(幼)
音乃(幼)
音乃(幼)
潔 世一(幼)
音乃(幼)
潔 世一(幼)
潔 世一(幼)
音乃(幼)
潔 世一(幼)
潔 世一(幼)
潔 世一(幼)
音乃(幼)
音乃(幼)
私達の夏の思い出は、ひこうき雲のように空に消えていく
でも、あの時の約束は、水平線のように消えたりはしなかった
第29話はいかがでしょうか?潔が大人な感じになってしまった…。これで、潔と音乃の過去編が終わってしまって、ようやく皆が待ちわびたものがきます。
そして、もう1つ、これが完結した後に、Another Storyを作ろうと思いまして、瑞月ちゃんが中心となります
大体、10話程度の予定です。番外編も出すのでお楽しみに! NEXT⇒♡250
コメント
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感動〜(´;ω;`)
神!?ホンマですか!?神なのにもはや、女神…ほんまにありがとうございます!続き待ってます!